100万人の犠牲を払わずに世界を救う麦わらの一味 作:キラトマト
オークたちはまだ大半が生きている。それでももう
「ドラゴンの復活に島の生命力が吸い取られたせいでオークも島民も戦える状況にないわね」
「一時休戦ってとこか……?」
「だけどよ、あのドラゴンも倒されたしアイツらももう戦う理由はないんじゃねェのか」
「いいや、俺たち島民が始めちまった戦だ。それにあのウシの献上ができない限りあいつらはやめねェだろうよ」
「だけどこんな小さな島じゃあんな大量のオークの食料は賄えそうにねェぞ」
「だったら海はどうだ?」
「そっちもおれらの世界と違ってでけェ生物は……ってんなァァァにィィ!?」
海の方を見たサンジは目を飛び出させるほどに驚く。
「あのでかさ……海王類じゃねェか? なんでこの世界に……」
「でもあれなら50万人分だって耐えられんぞ!!」
「だけどよォ、どうやって捕まえんだ?」
「そりゃあオークならあの体格の良さで捕まえれんだろ」
と、ルフィを除いた4人の海賊が話し合っていると……。
「散々殺しあったアイツらと共に暮らせと!?」
「おれは嫌だよ!」
「おれも! こっちが先に住んでたのによォ勝手に我がものが押して居座りやがって」
「なんだよお前ら! 戦う前のあの一致団結は忘れたのかよ」
「サンザマー……。いやそれとこれとは話が別で……」
「だが、その感情も分かる。散々虐げてきたものをいきなり外から来た者が許せと言ってもという話だ」
「言っとくがおれもオークと共存はどうかとは思うぞ。だが頭がいなくなって残りを蹂躙虐殺すんのもどうかと思っただけだ」
「それこそやってることは黒炭家への迫害と一緒なわけだしな。でも────」
「宴は一緒にやってやってもいいんじゃねェか?」
「「ルフィ!!」」
「やっと戻ってきたか。遅ェぞ」
「仕方ねェだろゾロ。ギア4全開の上覇王色まとってたんだからよ〜」
「勇者様方!! お待たせしましただ!」
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戦いを終え、オークとの不可侵条約を結んだジフォン民。しかし宴だけは別とのことで島にいる全員での
「宴だァ〜!!!」
「うあえ?」
「う・た・げ! とにかく食って食って騒ぎまくるんだよ!!」
「特製海王類入りバイタルスープ!! これなら全員が腹いっぱい食ってくれるはずだ」
料理を食べて笑顔のみんなを見てご満悦な様子なサンジ。そこにオークも人間も関係なかった。
「1回殴りあっても皿を囲めば友達だ!」
「ふふっ、ルフィらしいわ」
「あっそうだ。ジフォン島の食料問題についてなんだけどさ、ワノ国にあった米が結構向いてるんじゃないかって思うんだよ」
そう提案したチョッパーは懐のポケットからコメの苗を取り出す。オークとの和解、そして当面の食糧問題も解決したジフォン島だった。そしてようやくクリアした彼らには質問の権利が与えられた。
「この世界にも海王類が現れていたけど、それは私たちの世界とあの世界が繋がっているということかしら?」
「そうでございま。あなたがたの世界とあちらの世界は繋がりつつありま」
「ふふ、ありがとう」