100万人の犠牲を払わずに世界を救う麦わらの一味 作:キラトマト
「始まったか……やっぱ毎日あるようだが……」
「まぁ楽しいしいいじゃねぇか! あっちじゃ影響ないみたいだし!」
なんてルフィは脳天気なことを言っていた。
「!? どこだここ!! サンジ! ゾロ!? ルフィ! サニー号に乗ってたんじゃ……!」
「今度はチョッパーか!!」
「恒例のあのゲームマスター、来たみたいだぜ」
今までもあった職業ルーレット、ルール説明を終え、ルフィ達は4周目のクエスト
『・荷物をラドドーボに届ける ・MAPの5%踏破』
を開始した。
「ん? 荷物ってなんだ?」
などという疑問は案の定無視されてゲームマスターは消えてしまったのだが……。
「どうする? 見たところによるとまだ0.06%みてェだぞ?」
「移動手段は眉毛の空歩くやつがあるからいいとして……」
「
「あぁ? んなカッコつけた名前恥ずかしくていえねぇなぁ」
「ん〜、荷物ってのがよ〜くわからねんだよなぁ……そもそもラドドーボってのもよくわかんねぇしよ〜」
「う〜ん……お!! あっちに人がいるぞ! 聞いてみようぜ!」
チョッパーが行商人に話しかけに行くも、服装どころか人間でない彼に対しても勇者と認識し、この大陸の地理に関して教えたのだ。
「ここが現在地 コルトネル。大陸のほぼ中心ですね……」
小さな地図を指差して行商人は言った。
「そして……ここがラドドーボ。大陸の西端に位置していて馬で片道30日、徒歩だとその3倍はかかります。ですがさすがに勇者様といえどお金が無いと馬は手に入らないでしょうね……」
「偉いのか偉くねェのかよくわかんねぇなこの世界……」
「えぇ、勇者さまと言っても扱いは宗教によって異なりますからね〜。救世主だったり神様だったり、酷いところだと悪魔なんてところもありますよ」
「ま、俺たちゃ海賊だからそっちのが慣れてっけどな」
「あ、そうだ! 勇者さま、明後日の武術大会の優勝賞品が馬3頭でしたね」
すると先程までいがみ合っていたサンジとゾロも感謝を顕にし、4人はその場を後にした。
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「よし! 大会登録もしたし、まずは強くなるぞー!!」
と、森へ行ったのはいいものの……。
「盗賊かー! 肩慣らしに丁度いいぞ〜。ゴムゴムの〜
するとゲームマスターの声がルフィの脳内に響く。
『マスターでござ。「
「なんだ?! 現れる度に声コロコロ変わりやがって!! ってか人間倒すと弱くなんのか!? 皆!! 一旦逃げるぞ!」
「弱くなんなら仕方ねェ!! さっさとずらかるぞ!」
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大会当日、勿論決勝に駒を進めたルフィ。決勝の相手は騎士団のカハベル。
(勇者さまが相手とは……心躍る思いだ!!!)
「って、ん? 剣はどうした?」
決勝までの戦いでは剣を使わなくとも大丈夫だったのだが流石に決勝はということでショートソードを構えるルフィ。
「なっつかしいな〜。ドレスローザの時みたいだ!!」
「開始!!」
審判が宣言、決勝が開始する。
「ゴムゴムの
しかし流石にそれは避けられてしまう。
「はぁっ!!」
カハベルの上段切りは見聞色を使うまでもなく難なく避ける。
「武装色硬化!!」
「ゴムゴムの黒鐘!!」
額を黒く硬化、強烈な頭突きを食らわせられたカハベルは気絶し、晴れて優勝賞品である馬を3頭得ることに成功した麦わら達。しかしそんなルフィ達の元にある男性がやってくる。
「麦わらの勇者さま!! どうか!! どうか娘を、助けてください!!」