100万人の犠牲を払わずに世界を救う麦わらの一味   作:キラトマト

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次回はちょっと遅め


第5話 狂戦士(バーサーカー)の脅威! チョッパーの激怒!

「その娘……知ってるぞ」

 

「ん? どっかで会ったのかサンジ」

 

「あぁ、1周目にな。ゴブリンに襲われてるのから助けて……そっからすぐクリアになっちまったから話す機会はなかったけどな……って、んでお前、それを助けて欲しいってどういうこった」

 

「盗賊団にさらわれ……それで……」

 

「盗賊……? 確かさっき襲ってきたヤツらもそんな奴らだった気が……」

 

「先程から聞いていたのだが……要は盗賊団の討伐だな? なら我々コルトネル軍に近々討伐の任があるのだが……同行するか?」

 

「ったく……おれたちの本文は人助けじゃねェんだがな……」

 

 とゾロがぼやくとサンジが答える。

 

「レディの為なら仕方ねェ。行くか。それに相手は人間。だったら丁度いいじゃねぇか、この世界の人間なら人間殴っても弱くなんねぇっぽいしな」

 

「よぅし! 出発だ!!!」

 

「っと、まだだぞ勇者君、作戦決行日は明日未明。それまでは時間がある。稽古をつけて貰えないだろうか?」

 

「ん? おれかぁ? おれは剣の使い方なんて知らねぇぞ? ゾロの方がいいんじゃねぇか?」

 

「おれが使ってんのは刀だが……基礎なら教えられる

 

 ぞ。それでもいいか?」

 

「是非!!」

 

「クッソ! ずりぃぞこんのマリモ剣士ぃ!! カハベルちゃぁ〜ん、俺の元でも学ばな〜い??」

 

「おぉ! 勇者さま2人からご教授できるなんて!! ……しkかし肉を切れないのが残念だな…」

 

「? なんか言ったか?」

 

「い、いえ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「そういう訳だ。日が昇る前に入るぞ!!」

 

 突入隊の中で一番階級の高い女騎士カハベルが皆を先導する。

 

「「オオオオオオ!!!」」

 

「人さらいの相手はひっさしぶりだな〜」

 

 ルフィは見聞色を発揮させ、相手の数を特定する。

 

「ん? なんだこの反応??」

 

 その中にいくつか、人間では無いがモンスターでもない反応が感じられた。

 

「ま、行ってみりゃわかっか!!」

 

 との楽観的な考えの元たどり着いた盗賊団のアジト。攻撃を受けていればある程度の反撃は認められるため、初撃はカハベル達に……。

 

「ゴムゴムの〜JET銃乱打(ジェット・ガトリング)!!!」

 

「ったく、やれやれうちの船長は……」

 

「いつも通りで、助かったぜ!!」

 

 ゾロ、サンジも続いて攻撃を繰り出す。しかしそれも予想されていたのか、すぐに盗賊団達の奥の手が出現する。

 

「まずい!! アイツを檻から出せ!!」

 

「わかった!!」

 

 檻を開ける者は仲間に逃走の指示を下す。

 

「盗賊団が逃げるぞ!!」

 

「チッ、10人追跡に回れ! 追い付けなければ戻ってよし!」

 

「ゴォオオオオ」

 

「なんだあれ? 巨人族か? 知ってるか? カハベル」

 

 明らかに人間とは大きさの違う人型の怪物が檻の中から5体現れた。

 

「巨人族……? いえ、アイツは狂戦士(バーサーカー)です。人が消化できない量の魔力を帯びた肉……魔物の肉等を食べることで理性を食い潰され、あの様な怪物になるのです。食べれば食べるほど人の見た目から離れていき、ものを考えることも出来ずひたすら人や家畜を襲うことしか脳のない傀儡になってしまいます」

 

「……カハベル、バーサーカーってのは女もなんのか?」

 

「……え、えぇ。魔物の肉を食べれば誰でも……」

 

「お、おい待てサンジ……じゃああそこにいるバーサーカーって……まさか」

 

 チョッパーが恐る恐るサンジに問いかける。

 

「……だろうな。あの父親の娘……だろうよ。チッ、胸糞悪ぃ……」

 

 チョッパーは何も言わずに重量強化(ヘビーポイント) 腕力強化(アームポイント)を併用、変身する。チョッパーは瞬く間にそのバーサーカーを倒す。それはルフィ達も同様であった。

 

「鬼……斬りぃェ!!」

 

羊肉(ムートン)ショット!!」

 

「ゴムゴムのバスーカ!!」

 

 いずれも修行を経る以前から使用していた、平たく言ってしまえば弱技である。しかしそれだけでバーサーカーは一体を残して倒れる。そして残った一体も肉を切れる事に興奮し両手剣『八つ裂き大剣(ロイカイェクサ)』を抜いたカハベルによって瞬殺された。

 

「すまねぇ皆……このネックレスだけは貰っていいか? 父親に届けてやりてぇんだ」

 

 チョッパーは兵士たちに問い掛け、許可を貰うとすぐにコルトネルへと走り出した。

 

「あ、あぁ……勇者さまの頼みならそれくらいは……」

 

「」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ###

 

「すまねぇ……これだけしか持って帰ってやれなくて……娘さんは……もう……」

 

 ネックレスを受け取った父親は泣き崩れる。それを見たチョッパーは彼の肩に手をやり、目を合わせて言った。

 

「もうこれ以上、あんな目に遭う子を出さないよう、おれが……」

 

「ありがとうございますっ……勇者さま!!」

 

 目を腫らし父親は感謝を告げた。

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