100万人の犠牲を払わずに世界を救う麦わらの一味   作:キラトマト

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第9話 上陸! 災害の島 ジフォン島の冒険

「あんたら、ジフォン島に行くんですかい? あそこは怖いよ〜。山は燃えてるし、時々地面は揺れるし、災害の島って呼ばれてんすよ」

 

 船には麦わらの一味5人の他にも大剣を背中に携えた剣士、ポニーテールにしている男剣士、全身を白い布で装いほぼ全身を隠した長髪の剣士がいた。

 

「ジフォン島へようこそ! オラだち『ヴァイクダム』は貴方々の到着を歓迎しますだ!」

 

「傭兵募集をご覧になって来たんだべな? 貴方々の船が最後ですだ」

 

 2人の和服の少女が一行を歓迎し、船から降りてくる人数を見て歓喜するのだった。

 

「やっただ! 一度に8人も!」

 

「これで勝てるだ!!」

 

「傭兵募集?」

 

「なんだそれ。なんか困ってることでもあんのか?」

 

「傭兵のために来たんじゃないべか?」

 

 露骨に2人の態度が落ち込む。するとヴァイクダマニアやジフォンバフォの意味を聞いてもあからさまに答えてくれなくなってしまった。

 

「とりあえず引き受ければいいんじゃないかしら。内容はは後から聞いてみて拒否すればいいのだし」

 

「おぉ! じゃあやるよ! 傭兵! んで、教えてくれよ! ヴァイクダマニアってのとジフォンバフォって奴!!」

 

「収穫祭ですだ! 11日後にこの"ジフォンバフォ"を捧げる行事ですだ!」

 

「肉か〜!?」

 

 そう言って2人の巫女は山羊のようなツノを持った牛を指さした。

 

 ようはその牛を収穫祭で神に捧げる。その行事を無事に終わらせることがこのクエストの目的である。……だが。

 

「「無い!?」」

 

「はい……バフォは現在出荷停止中で……」

 

「収穫祭で捧げることも出来ねぇだ」

 

 見てもらった方が早いとの事で島の北西部にある城を見に行った傭兵達。

 

「あの城はカポネ・キャッスル……400年前の先祖たちが作った難攻不落の城なのですが……現在は5年前に難破船に乗ってきた恐ろしい連中に占拠されていますだ」

 

「どっかで聞いたような名前だな……」

 

「あの城のオッサンだ! じゃああの城ん中にいる奴らぶっ倒せばその収穫祭ってのが出来んだろ? じゃあ────」

 

「待ってください! 勇者さん! あ! いました! あそこに!」

 

 長髪の巫女であり姉のヤーナが城の中を指さす。そこに居たのは"あの"ビッグマム並の大きさの緑の怪物が"それ"の半分程度の坊主頭を引き連れている姿であった。

 

「はぁ〜でけぇなアイツら。あの1番でけぇのがボスか?」

 

「はい。あん女王が1体と子供たちが50万体近くいますだ」

 

「ごじゅうまん!? あの城の中にどうやって!?」

 

「それが分からないんです……」

 

 その怪物の名はイジャテナガダイオーク。危険度B

 

 もう片方の巫女妹であるアォユーが語り始めた。

 

「オークが島に到着後、一年に渡って戦いが繰り広げられましただ。その結果、島民300人以上が犠牲になり、膨大な人数が島から逃げ出しました」

 

 人の言葉を理解し話せるオーククイーンに対し島民は降伏宣言を伝えた。

 

 しかしこれは相手方からしてみれば戦争ではなく食事、海獣が海王類に降伏しても海王類の腹は満たされない。彼らは代わりの食料としてジフォンバフォを差し出した。

 

「それによって島民は『捕食されない権利』を手に入れると共に『オークのためにバフォを繁殖させる奴隷』となっただ」

 

 その"奴隷"という言葉を聞いた瞬間、勇者たちの纏う雰囲気が変わる。

 

「この任務、承ったぜヤーナちゃん、アォユーちゃん」

 

「あぁ……悔しいがこのクソコックと同意見だ」

 

「んだとコラァ!?」

 

「守るべきは島民、肉。よぉしお前ら!! 討ち入りだ!!!」

 

「だから待ってくださいだ!! まだ話は終わってないだ。作戦決行日は11日後の収穫祭、バフォを受け取りに来たオーククイーンを手始めにあの50万体を倒すんです!」

 

「それに従いましょう? ルフィ。まずは島民の安全を確保しないと」

 

「あ〜そうだな〜! よし! じゃあまずは傭兵訓練所ってとこに行くか! 11日もあんだし!!」

 

 とのことで、訓練所に赴くこととなった麦わらの一味。そこにいたのは……。




ゲームルール
・プレイヤーの世界と異世界は、繋がりことがある。
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