気が付けばルビコン3   作:ぶーく・ぶくぶく

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私は621なので、今年の6月21日からはエルデンリングのDLCで忙しくなる予定です。

鳴り出した鼓動は治まらない!

燃え殻は何度も燃え上るのさ!




うまぴょいうまぴょい

 

 

「野良犬。手前はACオタク(フロイト)とヘリコプター狩りに行ったようだが、レッドガンでもある俺は違ぇぜ」

 

そんなウザイメッセージを送ってきたのはイグアスだ。

なんだかんだ言って筆まめだ。

 

添付画像には、黒髪ショートボブ(インナーカラー緑)に緑色の瞳。豊かな双丘が目を引く、パイロットスーツを着込んだ女性の姿。

 

どっかで見たなー。

具体的にはオールマインドの共同ドックとかで。

 

アリーナ1位(レイヴン)、元1位(フロイト)に振られて、新進気鋭の成長株に粉掛けたのか。

今のイグアスは近接武器使うから、砲戦向けのオールマインド腕は使わない方が強いぞ。

 

 

以下、浮かれた彼女自慢が続く。

 

 

もう付き合ってるの?

それとも付き合ったつもりなの?

 

 

と、思ったら「俺に気があるに違いねぇ」とあるから、俺はモテる自慢だった。

 

 

「レイヴン。その、彼女は…」

「あ…うん。どうしよう」

 

レッドガンは男所帯だし、女性もいるけどイグアスは評価低そうだし(オールバニー談)。

イグアスは承認欲求強めだから、褒められてコロっといっちゃったんだろうなぁ。

 

どうしよう…ラスボス化したら、こ…ま、る?

 

 

困る?

 

困る…か?

 

 

今のイグアスだと、最初から第二形態で接近戦してくるくらいだよな。

それとパイルバンカー持ってくるかもしれないくらい。

 

 

ラスボスがチャージパイル狙ってくる…うん、有りだな。

 

 

ヨシ!

 

 

面白そうだから放置で!

 

 

「エア。友人の恋路だ。そっと見守ろう!」

「はぁ。…良いんですか?」

 

オールマインドの人格は女性人格みたいだし、大丈夫。問題ない。

 

 

/*/

 

 

『メッセージ、オールマインド。

 登録番号Rb23強化人間C4-621レイヴン。44-141 JVLN ALPHAの試用レビュー提出ありがとうございます。特に接近戦での対応力を高めた銃剣のレビューが高評価です』

 

 

そーかー?

あれは手動操作するパイロットじゃないと使えないモーションだと思うぞ。

 

 

あ、俺とフロイトの戦闘ログから刺突モーション作る気か!

 

 

でも、末端重量が重すぎて機体が思いっきり振り回されるから、外した時の隙がレーザースライサーとかの比じゃなくデカいぞ。

 

 

『この機会にオールマインドの自信作。マルチENライフル44-142 KRSVもお試し下さい』

 

 

重すぎるからイヤどす。

 

 

プラズマライフル部分だけで、重量もランセツRFと同等くらいにおさまるなら使っても良いよと返信。

 

 

『現在、企業勢力は先行調査を終え、アーレア海を越える準備をしています。先日からのSG大型武装ヘリコプター撃墜依頼の増加もその一環でした。オールマインドでは中央氷原での依頼増加を見込み、海路、空路の手配を行っています』

 

 

1.オールマインド手配。AC揚陸艦(設計古い。運賃安い。10日くらい。比較的安全。

 

2.オールマインド手配。AC輸送機(設計古い。運賃高い。半日くらい。封鎖機構の機嫌次第では撃ち落とされる。

 

3.RaD手配。カーゴランチャー(レーザー避けの屋根完備。1時間で到着。軟弱な傭兵には無理。

 

 

『RaDが提案するカーゴランチャーでの移動は高速ですが危険です。オールマインドとしてはお勧めできません』

 

そうだね。

あれ、15Gくらい掛かるから素人間は死ぬね。

 

…それを見越しての軟弱な傭兵には無理と煽り文?

 

前払いで集金して、着弾して動かなくなったACをジャンクとして回収するつもり…なのカーラ?

 

アーキバスもベイラムも船の用意に難儀してる。

船を持ってるドーザーも少数いるけど、取り上げようと戦闘して壊してしまうと元も子もないから運送依頼を出してると聞く。

 

BAWSやエルカノの資源運搬船なんかを一時レンタルする交渉もしているようだ。

造船所もあるけれど、今から作るのではコーラル争奪戦に間に合わない。

 

 

うちの大型輸送ヘリコプターは優秀だなぁ。

 

双発のコーラルジェネレータで無補給でアーレア海を越えられる。

 

…双発コーラルジェネレータか。

 

ふむ。もしもし、カーラ?こういうの作って欲しいんだけど。

 

 

「ビジター。今は忙しいんだが?」

 

 

声が冷たい。

 

ヤバイ!

 

い、急ぎじゃないよ。ゆっくりで良いよ。

 

エルカノに軽タンクのブースター別売りしてってリクエストもしてるし。

ランセツRFを3点バーストに改造して通常射撃をバーストにして、タタタン、タタタンと連射できるようにして欲しいとかも、お願いしてるし。

 

あ!あっあっ!ランセツRFはBAWSに直接頼む?

 

 

「そうしておくれ。それと寒冷地で育つ食物の種子だけど、ザイレムになら残ってる筈だよ。ただ、ザイレムに向かうなら、ザイレムの制御権を獲るのにあたしとチャティ。その他に技師たちも連れていきたい。しばらく待ちな。制御権を獲った上で機関を再始動させて、排熱を効率的に海に流すようにすれば、ビジターの計画する寒冷化への遅延工作にもなるからね」

 

 

繁忙期のエンジニアに余計な事を頼んでしまった。

虎の尾を踏んだ。カーラの声が怖い。

 

RaD第二工場の立ち上げで、しばらく忙しそうだし、ザイレム訪問はしばらく先かな。

 

技術的な事はやって貰わないと出来ないし、頼んで直ぐ出来るわけでもないからね。

その間、俺はどうしよう。

 

ルビコプター討伐依頼も一段落したし(全体で30機以上のルビコプターが撃墜され、封鎖機構は激おこのようだ。

 

あ、そうだ。

 

胴体と脚パーツを交換して、機体を軽量化して機動力をあげようかと思い始めてたんだ。

神経接続でゲームよりも繊細な操作が出来るようになったから、被弾が減った分、耐久力より機動力とか周囲を知覚するセンサーが欲しくなったんだよね。

 

初期パーツの胴体。

 

RaD製品のCC-2000 ORBITER

宇宙船外活動を目的としており戦闘性能は控えめという割に軽量軽負荷で使いやすい。

 

こいつの胴体正面に取り付けられた球形の複合センサー。

 

元々は地形探査とかに使うものだろうけど、これをACのOSに組み込んで周囲の地形なんかを読み込みながら戦闘できるようにしよう。

…偉そうにいっても、OS組み込みとかのプログラミングはエアがやってくれるんだけどね。

 

もう片方に作業用ウィンチも増設しよう。

丈夫なワイヤーにしておけば、パトレイバーのイングラムみたいな使い方が出来るかもしれない。

 

これはハンガーのメンテ用機械を使えば、自分で出来る。

あとは重ショットガンの弾は作ったから、ランセツRFとサブマシンガン(エツジン)の弾も千発くらいハンドロードしておこう。

 

 

/*/

 

 

ウォルターから連絡があった。

改竄や盗聴のリスクを避けて、独立商人の密輸と共にストレージで送られてきた。

 

やはり、ベイラム本社とレッドガン間の通信は相互に干渉され、改竄されていた。

 

その結果、レッドガンにはより過酷な任務が言い渡され、本社にはミシガンが反抗的に映るようになっていたのだ。

ハッキングの調査を進めるベイラム上層部は、一つ大きな決断をした。

 

レッドガン副長G2ナイルに全権を委任し、ルビコン3へ送り返す。

斜陽グループと侮られていても、ここぞの決断は迅速果断であった。

 

大企業と文化A圏特有の『舐められたら殺す』精神の発露かもしれない。

 

ナイルからは直接に深宇宙通信できる装備を持った大型母艦でくるから、また封鎖機構の軌道封鎖に穴を開けて欲しいと依頼があった。

 

戦力バランス崩れそう。

 

 

まー!いまさらかぁッ!

 

 

それと写真が1枚。

何処かの政治パーティだろうか。

 

正装したウォルターの左右で、シンプルだが上品なパーティドレスで微笑む617と620のおねーちゃんズの姿があった。

栄養状態も良さそうで血色も良い。

 

微かな微笑みだが、それでも彼女たちが幸せを感じていると確信できる写真だ。

 

コールドコールの指導もあり、要人警護の練度もあがっているそうだ。

この写真は壁にでも張って飾っておこう。

 

 

/*/

 

 

エアは今日も黒いパイロットスーツの上からミリタリージャケットだ。

ミリジャケの裾から覗く太ももが眩しい。

 

他の服は義体納品時の2B服と作業用のツナギくらいしかないのだが、輸送ヘリコプターの中で生活してる分には困らない、か。

俺はパイロットスーツとツナギくらいで構わないけれど、一応は女性人格なのだし、他にも服は必要かなぁ。

 

そんな事を考えながら、ぼーっとエアを眺めていたら、エアが不思議そうな表情でこちらを向いた。

 

「レイヴン、どうしました?」

 

手に持ったインスタントコーヒーの入ったカップから、一口啜り。

 

「エア」

「はい」

 

「ちょっと、ジャケット脱いで貰っても良い?」

「?はい」

 

不思議そうな表情のまま、すっとミリタリージャケットを脱ぐエア。

肩から見えてくる身体の線。

 

無露出なのに完璧にボディラインが見える二律背反。

「パイロットスーツは良いものだ」

ああ!つい煩悩をそのまま口にしてしまった!

 

それは兎も角、乳房の丸み。ウェストのくびれ。そこから緩やかな曲線を描く腰から太ももにかけてのライン。

肉感的な丸みと太さがありながら、股間のところに出来る隙間。

 

そういう風に作られている義体だと言うのに、エアが入っていると思うだけで色っぽさが増してみえる。

頬のあたりが熱くなり、脳内のコーラルがざわつく感じがする。

 

 

ああ!叡智!

 

 

「レイヴン。私もちょっと良いですか」

「あ、うん」

 

エアが近づいてきて、近づいて…

 

いや!近いな!

 

そのまま胸に俺の頭を抱きかかえる。

 

ああ、俺は今おっぱいに包まれている。

( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱい!

 

ああ、柔らかいなりぃ。

 

 

「脳内のコーラルが活性化していますね。…これは高揚…いえ、興奮。ふむ、性的興奮ですか」

 

 

ぎゃーす!

 

 

「レイヴン。あなたは私に性的な魅力を感じているのですか?」

 

 

い、いやッ!

エアちゃん、そんな事聞かないでぇッ!

 

 

抱き抱えられて、顔が見えなくて良かった。

顔が熱い。

 

 

「う、うん。ソウダヨー」

 

「脳内ネットワークが活性化しましたね。それだけ私を特別視してくれている…と、言う事でしょうか」

 

ウソ発見器に繋げられた羞恥プレイかな!?

頭の中身を観察されながら睦事とか新しいな!

 

「私も興味があります。あなたと一時的にでもネットワークを接続するのは…どんな感情を私にもたらすのでしょうか」

 

リードは取り返せそうにない。

ああ、ごす…C4-621は今夜、男になります。

 

 

 

『着信メッセージ1件』

 

 

 

嘘だろ!?

 

視界の隅にポップアップしたウィンドウにゲンナリしながらメッセージを確認しようとした。

 

「ルビコン解放戦線からの依頼のようですね。内容は…そこまで緊急でもないようです」

 

エア?もう中身チェックしたの?

 

 

「今は…私だけを見て下さい」

 

 

あ、ハイ。

 

 

…省略されました。

全てを読むにはワッフルワッフルと書き込んでください。

 

  _  ∩

( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!

 ⊂彡       

 

これってもう古典?

 

古典ですね。

 

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