普通(人間パラメータMAX)な人間とあべこべな幻想郷   作:苺豆大福

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「仕事行く前にログインしとくか〜」

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「は?いやここ数日の間に何があったし!!」

何はともあれ、お気に入り登録ありがとうございます!!


空腹は最高のスパイス

「よーし……これぐらいあれば充分かな」

 

 目の前には袋に梱包されたクッキー、少し作りすぎのか皿の上にもクッキーが少々。そこへ妖精メイドが一人やって来て透に敬礼をする、どうやら任せていた仕事が終わったのを知らせに来たようだ

 

「終わったかい?それじゃ、みんなで分けて食べるんだよ?」

 

 梱包されたクッキーを籠に入れ手渡す、顔を輝かせて頷きながら厨房を後にする妖精メイド。その姿を見送り、一人分の紅茶を用意する

 

「隠れてないで出ておいで?」

 

 するとドアの後ろから、ひょっこりと顔を出す女の子。先程から自分の事をつけていたのはこの子だろう。用意した紅茶と、クッキーを乗せた皿を近くのテーブルに置く

 

「良かったら食べる?少し作り過ぎちゃってさ…」

 

「……うん!」

 

 

 

 

「それでね!お姉様たっら酷いの!私のプリン全部食べちゃったのよ?!」

 

「それは酷いな、ちゃんと謝って貰えた?」

 

「うん!暫くはお姉様のプリン、私が貰う事になったんだけどその時のお姉様顔、泣きそうになってて面白かったわ!」

 

 そう言ってクッキーを口に含む、余程美味しいのか笑顔で肩を振るわせているこの子はフランドール・スカーレット。レミリアの妹で当然吸血鬼だが、蝙蝠を思わせるレミリアの羽とは違い木の枝に七色の菱形の宝石が付いている。果たしてこれを羽と呼んで良いのか……それと長らく館の外に出ていない箱入り娘状態であり、今まで会った人達とは少し自分の容姿に悲観していない様子。透より圧倒的に年上だが、透は中学生ぐらいの子に感じている

 閑話休題(それはそれとして)

 

「うん?ちょっとじっとしてて」

 

「どうしたの?」

 

 ハンカチを取り出して、口の端についた粉を拭く。その際近づいた為少しだけ、透の匂いがフランの鼻をくすぐる。その時だ

 

(!?!?)

 

 例えるなら電流。それに似たものがフランの身体を駆け巡る

 

(な……何?これ…急に……あっ……)

 

 今まで感じた事のない感覚に戸惑ってしまう。ふと、目に映ってしまった透の首筋に目が離せなくなる。穢れなく、白く透き通った首筋、あれに噛み付き血を吸ってみたい。こちらが満足するまでしゃぶり付きたい。長年現れて無かった本能がただの人間、それも匂いで現れるとは……

 

「ねぇ……お兄さん」

 

「ん?何?」

 

「私ね?今すっっごくお腹が空いてるの……だから、お兄さんの血……少しだけ吸わせて?」

 

 少しだけ、静寂がこの場を支配する。それもそうだろ、いくら打ち解けたとはいえ初対面の相手に血を吸わせろなど、非常識にも程がある。だが透の答えは

 

「………いいよ」

 

 承諾だった

 

 首元の赤いネクタイを外し、シャツの第一ボタンを取り首全体を露出させる。そのまま楽な姿勢をとり、椅子に座り直しその上からフランが対面する様に座り、首に手を回す

 

「さぁ…‥どうぞ、フランお嬢様?」

 

「それじゃ……お言葉に甘えて……頂きます」

 

 

 

 その後、厨房からは水音だけが聞こえて来た

 

 

 

 

 

「それじゃあ、お疲れ様です」

 

「今日はありがとうございました」

 

 時は夕暮れ。仕事が終わり帰る透を、見送る咲夜。

 

「また、時間がある時に来ますね。咲夜さん」

 

「えぇ、その時はよろしくお願いします。それと……」

 

 何かを言おうとする咲夜。決心がついたのか、真っ直ぐにこちらを見つめる

 

 

「わ……私の事は…咲夜とお呼びください…」

 

「……分かったよ、咲夜。でも、仕事の時は咲夜さんって呼ぶからな?」

 

「!!…‥はい!」

 

 帰路に着く透を、姿が見えなくなるまで見送る咲夜。その顔は夕暮れのせいか赤くなっていた

 

 

 

 




透とフランの吸血シーンがない??ご想像にお任せします♪(本当は表現力が無いだけ…)

フランちゃんの吸血シーンやその他

  • 書いて?……書け!
  • そこに原稿があるじゃぁないか?書け
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