普通(人間パラメータMAX)な人間とあべこべな幻想郷   作:苺豆大福

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二話目です。関係ないですけど私はペルソナではキャベツのあの人が大好きです


特異な彼

「ど……どうぞ」

 

「……どうも」

 

 手の震えを何とか抑えながら彼の前にお茶を出す。あの後冷静(と本人は思っているだけ)になった霊夢、長い階段を登って来たと聞き立ち話ではいけないと、神社の中に案内して今に至る

 

(どうしよう……勢いで家にあげちゃったけど……迷惑じゃ無かったかしら?!彼、何にも言ってこないけど……こんなブスと一緒なんで嫌かも……ああもう、なんでこうゆう時に魔理沙は来ないのよ!!)「ね?」「ひゃっ…ひゃい!」

 

 あれやこれやと考え込んでいると静かにお茶を飲んでいた彼が話しかけてきた。突然の事で素っ頓狂な声を出してしまい顔を赤くするが、もしかすると彼の気に触るような事を気付かぬうちにしてしまったのでは無いかと……そう考えていた霊夢に彼は……

 

「お茶……美味しかった。ありがとう」

 

「えっ……?どういたしまして……?」

 

突然お礼を言われ目が点になる、そもそも男からお礼を言われることなど幻想郷に住む不細工な女性には無縁の事、ましては彼のように美形の男から言われる事など一生に一度あるかないかだ

 

「急にお邪魔してごめん、ここまで人に会わなくてさ…もし良かったら近くの交番とかがあったら教えてもらえないか?」

 

「…もしかして…貴方外来人?」

 

「外来人…?ここでは俺のような人をそう呼ぶのか?」

 

 外来人。それは幻想郷の外からやって来た人のことを言う。外から来たと言ってもそう簡単に入れる訳ではない、幻想郷には外との関わりを断つため結界が張られている。稀にその結界を外の人間が抜けて入って来てしまう

 

「そしてその人を外に帰すのが私、博麗の巫女の役目の一つよ」

 

「そうなのか…」

 

 そう言って湯吞みに入ったお茶を飲み干し外を見る、数秒眺めて後に霊夢を見つめてくるので恥ずかしくなり目を逸らしてしまうが彼の次の言葉に耳を疑った

 

「でも…帰るのはまだいいかな?」

 

「えっ、な…なんで…?ここには妖怪が!「聞いてたよ。でもこんな機会滅多にない、すぐ帰るなんて勿体ないじゃん」…えぇ?」

 

 困惑した、普通ならこんな所から一刻も早く帰りたいと思うものだが彼はそんなことはなく、まるで遊園地に来た少年のような顔を浮かべている。だがそんな顔をしていられるのも今の内、この言葉を聞いたら彼も帰りたがるに違いないと思い霊夢は口を開く

 

「…言い忘れていたけど、ここには妖怪よりも恐ろしい者がいるのよ?そう!私よりも不細工な女性がね!!」

 

 自分で言っていて気分が落ち込んでくる。だがこれも彼を思ってのことである、もし、彼が私以外の(不細工)にでも会って気絶でもしてみろ?彼女達は男に飢えた獣、彼と言ういうご馳走に手を出さない訳などなく(性的に)喰われてしまい、既成事実を盾に彼に迫ってくるだろう。そうなってしまう前に彼を帰さなければ…彼を見ると驚いたような表情で霊夢を見ている

 

「ほ…ほら!怖くなったんなら早く帰れる準備を「何を言ってるんだよ?君は綺麗だよ?」…は?あんた何言って…」

 

「だから…俺から見たら君は綺麗だ。初対面で言う事じゃないけどぶっちゃけ彼女にしたいくらい」

 

 耳を疑った、生まれてから一度も綺麗だなんて言われたことなんて一度もなかったから。しかも一生関わりを持たないと思った男から言われた。彼は呆然としている霊夢に向き直す

 

「自己紹介が遅れたな、俺は来栖透。君は?」

 

「博麗…霊夢…」

 

「霊夢か、よろしくな!」

 

 彼、透は霊夢の手を握り微笑を浮かべる。霊夢はただ微笑を浮かべる彼の顔に見とれている。透はそのまま霊夢の手を引き外へ出る

 

「そんじゃ!いきなりだけど、何処か人がいる所に案内してくれ!」

 

「………はっ!!ちょ、ちょっと!!」

 

 さてさて、この後どうなる事やら...




・来栖透
普通の青年。今流行りのスマホゲーをしていたら幻想入りした、自分の事を普通っと自称するが彼を見た周りの人は「アイツが普通なら俺達はカスか何かになる」と口を揃えて言う程に完璧な奴。だからと言っていじめられてないし、何なら周りからは好かれてる。だが思わせぶりな行動と彼の魅力に脳を焼かれる女子達が後を絶たない。それほどのたらし

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