普通(人間パラメータMAX)な人間とあべこべな幻想郷   作:苺豆大福

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怪盗のワイヤーアクションには憧れるもの

 

「え〜と、ここか」

 

 咲夜から先に行ってくれと言われ渡された見取り図を頼りにやってきたのは、紅魔館の地下にある大図書館。なんでもこの図書館にある全ての本はレミリアの友人の魔女、パチュリー・ノーレッジ個人のものだと言う……よくそんなに集めたものだ…

 

「やっぱ…魔女が集めてる本ってだけはあるな。全く見た事ない文字だ…なんて読むんだろ…」

 

 近くに積んである本の表紙を見てみるが、やはり読めない。ティートローリーを押して奥へ進んでいくと、下へ続く階段が見えてくる。ティーセット等をトレイに載せていると……下から爆音と共に煙が上がってきた

 

「おーとっと……一体なんだ?」

 

 トレイを近くにあった台に乗せ、手摺りに身を乗り出し下を見てみると立ち込める煙の中から二人の人影が飛び出してくる

 

「良いじゃねぇかよパチュリー!こんなに沢山魔導書持ってるなら一冊や二冊借りてってもさ!」

 

「ふざけないで!!毎回毎回窓を突き破って入って来て勝手に本を盗んで!今日と言う今日は許さないわ!!」

 

「盗むなんてとんでも無い!私はただ死ぬまで借りてるだけだぜ?……それとパチュリー?本の整理はしておいた方がいいぜ?その……お前の……オカズ本が出てきたから

 

「ッッッ!!ま〜〜り〜〜さ〜〜!!」

 

 顔を真っ赤にしたパチュリーが弾幕の壁を放つが、弾と弾の間を軽く避けていく魔理沙。それを見て一枚のカードを取り出し、宣言をしようとしたが……

 

「日符ロイヤルフレッ……ゴホッ!ゴホッ!!(こんな時にっ!!)」

 

「隙あり!!」

 

「しまっ…」

 

 僅かに出来た隙を見逃さず、魔理沙は星形の弾幕をパチュリーへ放つ。普段なら簡単に避けられたであろう弾幕だがそれに被弾、そのまま落ちていくパチュリー

 

「っ!おいおい…気を失ってるのか?」

 

 その様子を見ていた透だが、落下していくパチュリーが気絶している事に気付いた。もし、地面に激突してしまえば、タダでは済まないだろう。もう一人もそれに気付いたのか

 

(まさか……これを使うとは…)

 

 透の左手首には小型のワイヤーフックが巻かれている。何故持っているかだって?……昔友達と怪盗映画を見て自作した物だ、いつもは鞄に入れているが今日は偶々巻いていた。閑話休題(その話は置いといて)、辺りを見渡すと天井に大きなシャンデリア

 

(……よし!)

 

 その場で一回転し勢いをつけワイヤーフックをシャンデリアに引っ掛ける、そのまま手摺を蹴り反動をつけ宙を滑り、落下していくパチュリーを抱き抱える

 

「なっ……ヘブッ!!」

 

 同じ様にパチュリーを助けようとした魔理沙は透の姿を目で追ってしまい、そのまま本棚に激突し落ちてきた本の下敷きになる。引っ掛けていたワイヤーを緩め、長さを調整し地面に着地する。ワイヤーを元に戻して気絶しているパチュリーをお姫様抱っこし、何処か寝かせられる場所を探していると

 

「パチュリー様〜何か大きな音が聞こえましたが、どうかしまし……た……ふぇ?(えっ……おと…?ってパチュリー様がお姫様抱っこされてる!!)」

 

 そこに現れたのは頭と背中に悪魔を思わせる羽、赤い長髪に白シャツの上から黒のベストと同じ色のロングスカートを着たパチュリーの使い魔である小悪魔。どうやら先程の騒音を聞いてやってきたようだ

 

「丁度いい所に…何処かにベッドか大きなソファー無いですか?」

 

「へっ……あっ!こっ…こちらに!」

 

 目の前の光景にフリーズしていた小悪魔、透の言葉で意識が戻ってきた様でいつもパチュリーが使っているソファーの所まで案内する事に。……二人の足音が遠ざかると、崩れた本の中から魔理沙が飛び出してきた

 

「だぁっーー!し…死ぬかと思った…。あれ?アイツらは…?」

 

 キョロキョロと辺りを見渡しても透とパチュリーの姿は無い

 

「…‥心配だから様子見に行くか…」

 

 そう言って二人を探しに歩き出す魔理沙。……ちゃっかり本を懐に入れているのには目を瞑ろう……

フランちゃんの吸血シーンやその他

  • 書いて?……書け!
  • そこに原稿があるじゃぁないか?書け
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