いやぁ、がんばりゃかけるもんだなぁって思っている雑草です。
今回もご都合設定かつ捏造過多となっています。
もう今さらな気もしますが原作は崩壊してますのでご了承ください。
あともう一度いいます。ご都合!!!設定!!!!
なわけあるかい!とか言わないで(´・ω・`)
今回短いよ!それではどうぞ!!!
「バルテーリエ」
呪文とともに飛んでくる血の槍
それを交わしながらフィールは思う。
なんでこうなった??と。
前回のあらすじを語るのも怠いので前回の話を読んでほしい。
そして読んでいるうえで言い訳をするとフィールはなにもリュグナーを攻撃する気はなかった。
フィールの中に善悪の概念が多少あるように、攻撃する対象の区別はあるにはある。
その条件は2つ。
害意を持っていること。もう一つは攻撃してくること、だ。
リュグナーの仲間を殺しておいて説得力がないかもしれないが、フィールは普通にリュグナーたちのことを友人だと思っている。
相手がフィールのことを雑魚でいつでも殺せる変わり者の魔族、程度の認識しかなかったとしてもフィールは彼らのことが好きだ。
ご飯の誘いを無視されたとしても
町観光の誘いを鼻で笑われても
一緒に寝ようと誘ったことに対した珍獣を見るような目で一蹴されようとも、フィールは彼らを友人だと思っている。
だがそれはそれ、これはこれだ。
害意には害意で返さなければいけない。フィールとて死にたくはないので。
なので、友人として、殺されかけたなら真心こめてぶっ殺そうという心意気でぶっ殺しただけだ。
でももう殺そうとしてきたリーニエやドラートは死んだ。
あと残っているのはリュグナーだが、別にす害意はあれどまだ"行動"に移していない。
だから、ここは魔王らしく魔族であるリュグナーを説き伏せ、友達ではなくズッ友になろうと企んでいた…のだが
「どうした?先程までの威勢がないな」
なんでか攻撃された。
この瞬間、フィールズッ友化計画は彼の血の槍に砕かれて崩れ落ちた。フィールは泣いた。
そうしてその涙を込めて、彼を葬ることを決意した。
魔王に反逆するものは殺さないといけないのは鉄則
これも魔王になるため、なにより自分の生存のためということでフィールは泣く泣くリュグナーをぶっ殺そうと頭を回す。
まぁ、フィールは頭が残念なので考えるだけ無駄なのだが。
リュグナーの魔法、バルテーリアは自身の血液を固め、攻撃する魔法だ。
応用の効くソレは様々な形状に代わり非常に厄介な魔法といえる。
フィールは右へ左へと交わし、向かい打つように時折魔法でバルテーリアを吹き飛ばす。
とはいえ、リュグナーの魔法は如何せん手数が多い。
フィールの魔法発射速度はそこまで早くなく、魔力も多いわけではない。
このままいけばジリ貧となるのは目に見えている。
だからだろう。リュグナーは余裕気な笑みを浮かべる。
「高々200年にも満たない魔族が私に勝てると思っているのか。
魔法は積み重ねだ。
私は人生の多くを魔法に人生をささげていた。
お前が遊び、呑気に暮らしている間も常にな。
お前のような薄っぺらい物とは格が違う」
フィールは手のひらをじっと見ながらリュグナーの言葉を聞いて首を傾げた。
心底わけがわからない、と言いたげな表情で。
「ん?時間を多く使えば魔法は強くなるの?」
「なに?」
だがリュグナーこそフィールの言葉の意味がわからなかった。
いつもなら、何を言っているんだこいつは…と会話を終了させてしまうのだが、誇り高き魔族として魔法の論議を蹴るわけにはいかなかった。
いくら相手が頭の可笑しい生物だったとしてもだ。
故にリュグナーは攻撃を一度やめ、フィールに話を続けるように促した。
促されたフィールは内心「あれ、攻撃やめてくれた」とキョトンとしながらも口を開く。
「別に魔法に時間を使う=強さには繋がらないじゃん」
「魔法は積み重ねだといっただろう。時間の量だけ積み重なる。強くなる」
その言葉にフィールはますますわけがわからなさそうな顔をする。
フィールはリュグナーたちと一時期一緒にいた。
その際、リュグナーが魔法の研究をしていることも勿論知っている。
その間、彼は確かに魔法を強化しようと己の魔法と向き合って奮闘していたと言えるだろう。
だがフィールにはそれが不思議で仕方なかった。
だってリュグナーは"強化する"というだけではっきりとした目的がなかったのだ。
魔法はイメージだ。
イメージが確固たるものであればあるほど魔法の練度は上がり、強くなる。
数百年かけて出来上がったゾルトラークをたった数十年で対策する魔法を作れたのは、徹底的にゾルトラークのことを調べ上げ、よく知ってうえで明確にゾルトラークという魔法を無効化する防御魔法を築く、という目的を掲げていたからだ。
要するに時間=強さ、には繋がらない。
いや、寧ろ…。
「しっかりとした目標もなく、漠然とした目的に時間をかけることは、時間を費やしたんじゃなくて…"浪費"っていうんじゃないの?」
「…死ね」
瞬間リュグナーの魔力が膨れ上がり、今までにないほどの魔法が打ち放たれた。
それはフィールの四方を囲み逃げ道を塞いだうえで確実に殺しに来る。
だが
「ハルシネーション」
パチンッと弾けるのような音とともに目を潰すほどの光が辺りを包み込む。
「なっ」
目が焼けるかと錯覚するほどの光を前にリュグナーは目を瞑る。
リュグナーの失敗は一つだ。
フィールを前に攻撃の手を止めてしまったことだ。
その間にフィールは魔力を集中させ、この魔法を作る時間を手に入れた。
ではなぜリュグナーが攻撃の手を止めたのか?
それはやはり"油断"だった。
確かに真正面からやれば油断したってきっとリュグナーは勝てただろう。
だが、フィールは"異端"の魔族
魔族の法則など、通じやしない。
ようやく強すぎる光が止んで、目を開く。
だがそこには誰もいない。
直後、背中に衝撃が走る。
軽く背を押された感覚がして、振り返る。
だが…振り返れなかった。
杭でも打たれたようにリュグナーの体は微動だにしなくて
「が……っ」
代わりに口からゴポリ、と血の塊が吐き出された。
血が口内を満たしているせいでまともに喋ることができず、パクパクと口をだらしなく動かしながらも、どうにか振り返る。
「まさか目晦ましで倒せるとは…ふっ、油断したな!タンブラー!!!」
そこにはフィールの姿があった。
胸を張って心なしドヤ顔をしているフィールの掌からは少し煙が上がっていて、自身の身体には大穴ができていた。
その時、リュグナーは見た。
フィールの掌に杖が埋まっていることに。
同時に、フィールは魔法を発動後、魔力を断って背後に回ってきたということも。
すべて正々堂々とは言い難い、卑怯な手であった。
「っ……ま"、ぉく、の"……ッ!!」
せめて恨み言の一つでも吐いてやる。
この汚らしく魔族の風上にも置けない異物に対して、一言…と口を開くリュグナー…だが
最初の3文字を口にした辺りで彼の意思に反し彼の体はいとも容易く崩れ去った。
「…なんか言おうとしてた」
さて、体が崩れ落ちたリュグナーをみてフィールは首を傾げる。
考えることは何を言おうとしていたのだろうか、だ。
大切な友人の最後の言葉くらいは聞いておきたい思うのが普通だろう。
しかしその友人はたった今死んでしまったので聞くことは叶わない。
「うーん…あ、そういえば"まお"って言っていた気がするし…あ、もしかして"魔王になれる"とか?!
く、クグナー!!!任せて!ラグビーの分まで生きて頑張るから!
あ、魔王になったら石碑ほってあげるね!親愛なる…えっと………カルビー?って!」
そういって自分が殺した魔族の友人を前ににこにこするフィール
一部始終をしっかり目撃していたヒンメルはリュグナーが最後に言おうとしていたことを悟って「不憫だなぁ」と彼に同情した。1ミクロンくらい。
「所でフィール、君どうやってあの攻撃交わしたの?」
ヒンメルがフィールに話しかける。
ヒンメルが言っているのは、最後のリュグナーの攻撃だ。
普通に考えるならば、フィールの出した光がどうにかこうにかして攻撃を全て砕いたと考えるだろう。
だが、フィールはあの魔法を"目晦まし"といった。
そうして実際フィールのあれはただの目晦ましの効果しかない。
聞かれはフィールは「ああ、あれね」と答える。
「地べたに這いつくばって交わした」
久々なのでいっておこう。フィールの辞書に"プライド"なんて横文字存在しない。
フィールの返答を受けてヒンメルはこの場に"魔族がいない"理由に納得する。
リュグナーたちとの戦闘で影が薄くなっているが、元々この場には大量の魔族がいたのだ。
なのに、今じゃ一匹もいない。
何故か。
フィールが弾いたり躱したりしたバルテーリアの餌食になったからだ。
彼らは人間を殺せると聞いて集まったのに、蓋を開ければ魔族同士の殺し合いに巻き込まれ
挙げ句フレンドファイヤーされたわけだ。
だが、フィールは交わすことで精一杯で気づいておらず、なんなら今も存在を忘れており
リュグナーはというと、彼はしっかり吹き飛んでいく魔族の姿が見えてはいたものの、どうでもいいと、切り捨てた。結果魔族は記憶の彼方に存在ごと葬られた。
魔族諸君は泣いて良い。
「おい」
なんてフィールがヒンメルと話していると町への扉が開いた。
目を向ければそこには男が一人
「魔族を倒したのはお前か?」
「え、あ、うん」
頷けば男は「そうか」という。
「彼は…」
ヒンメルが男の首にかかったネックレスをみて目を細める。
すると男は中へ戻っていった。
え、何この時間…。とフィールとヒンメルは顔を合わせて首を傾げていると、扉が開く。
「何をしてる。早く入れ。魔族が来たら面倒だ」
どうやら入れ、ということらしいが…。
「え、入れるの?てか入っていいの?」
思わず聞き返せば男は「は?」と言いたげな顔でこちらを見る。
「多分入れるようになってるよ」
「え?」
フィールに声をかけたのはヒンメルだった。
ヒンメルが言うなら、入れるのか?と思いながらフィールは男に近づき門をくぐる。
「!」
フィールの体は結界に阻まれること無くなかに入ることが出来た。
男は目を丸くしているフィールを怪訝そうな顔で見ていたがやがて「宿はあっちにある」とだけ言い残して立ち去っていった。
言われた通り宿に足を向けるフィール
そのまま歩きつつ「なんで結界通れたんだろ」と漏らすとヒンメルは「運が良かったね」という。
「どういうこと?」
「あの首にかかっている紋章はグラナト家という家のものだ。
グラナト家はフランメの結界を操作することが出来る家でね」
「…!許可制!」
「恐らくはね」
結界魔法にはいくつか種類がある。
完全に対象と対象外を分離する結界魔法とある一定の条件下で効果を消せる結界魔法
一般的には前者が主流だが後者も時折見受けられる。
そして後者の結界にありがちな条件としては"管理者の許可"というものだ。
適当な条件をつけてしまった場合、万が一にも通られてしまえば結界の意味がない。
そのため管理者が直々に許可を出すことで危険を減らすのだ。
(少し前からあの人は門の隙間からこちらを見ていた。
恐らく魔族の接近を何らかのかたちで知って見に来たんだろう。
魔族を殺す魔族なんていない。だからあっさり人間だと思われたんだろうな)
異端の魔族であるフィールにしか抜けれない方法だ。
しかも来たのがたまたまグラナト家の人間だったのもかなり運が良いと言える。
「それはそうと観光できそうで良かった!
ふふ、なかなかいい町じゃないか。魔王としてこの街も掌握してやる…!!!」
にひひ、と意地悪そうな笑みを浮かべて笑うフィールにヒンメルは「こういうところだよなぁ」と内心苦笑いした。
フィール
目くらましも魔力隠しも平気でやるよ!な極悪魔族様
害意をもっている、かつ攻撃してきた相手は容赦なくコロコロしちゃう系魔族。とてもかわいいね!!!
魔族とは一緒にいたけど、ぶっちゃけ魔族の常識は薄い。
ズッ友が死んじゃったぁ!!!と嘆き、君の分まで生きるから見守っててね!!と1秒で立ち直った。つぉい。
踏んだり蹴ったりなカルビーさん
地雷踏み抜かれるし、背中から貫かれるし
恨み言は激励の言葉に変えられるしめちゃくちゃ名前間違えられるしで只管に可哀想
え?カルビーじゃない?なんだっけ…?
周りの魔族
フレンドリーファイヤー
ヒンメル
そのへんで魔族たちの絶叫をBGMに過去を思い出してのほほんとしていた。
ここにはフリーレンたちときたなぁ、懐かしい。
グラナトの人
結界の意味
まぁでも、フィールは基本無害()なので、いいんじゃないすかね(遠い目)
銀髪エルフ
割と近くに来てるかもしれない。
出てくるとしたら次回かその次くらい。
どこぞの噛ませ犬ロリ
なんか魔族たちと一斉に連絡途絶えたんだけど、どういうこと???