【転生者は】多次元式転生掲示板【助け合いでしょ!!】 作:DestinyImpulse
今YouTubeで【僕らのウォーゲーム】が配信されてますが…やっぱり神作ですね!!
光が晴れると其処は先程のプラネタリウムの様な風景ではなく、見慣れた76層の風景が広がっていた。
「帰ってきたねカナタ」
「ああ、転移門の設定も…よし、あそこに行けるみたいだ」
コンソールを操作して無事にあの不思議なエリアであるホロウエリアの項目がある事を確認すると同時にあそこに残ったフィリアの事が脳裏に過ぎる。
(悪い奴には見えなかったし、大きな事情がありそうだ。ベタモンがついてるから大事にはならないと思うが……)
「カナタ、アグモン!」
そんな事を考えていると、カナタ達を呼ぶ声が聞こえ振り返ると青い瞳に銀髪のツインテール。頭に小さなシルクハット型の黒い帽子と、赤いロングコートが特徴な少女が鬼気迫る表情をしていた。
「サーニャ…」
彼女の名はサーニャ。本名は別にあるのだが恐ろしく長いのでみんなからそう呼ばれている。攻略組の一人で特別な魔剣フィンスタニスを持つ心強い仲間。昔はソロだったが今はカナタ達とチームを組んで戦ってくれている。
「そんな表情してどうしたんだよ?」
「どうしたもこうしたもありませんわ!!貴方の位置情報が長時間ロストして大騒ぎだったのですよ!?《生命の碑》を確認して生きている事は確認しても連絡つかず…どれだけ皆さんが心配したか存じますの!?」
どうやらカナタ達がホロウエリアに行って最中、こっちは大騒ぎだったみたいだ…反乱を許さないサーニャにカナタは黙っている事しかできなかった。
「アグモン!カナタ!!」
そんな時に再びカナタ達を呼ぶ声…顔を向ければパートナーであるコハルが慌てた様子で此方に駆け寄ってきた。
「だ、大丈夫だよね!?どこも怪我してないよね!?」
「お、落ち着けよコハル」
「落ち着ける訳ないよ!長い時間居場所が分からなくて誰にも連絡がなくて……!」
「コハルさんの言う通りですわ!丸一日もロストしていたのですよ!」
そんなに経っていたのか…!と、悲痛なコハルと激昂するサーニャに挟まれたカナタは二人の言葉を黙って聞く事しかできなかった。
助けてほしそうに相棒のアグモンを見るが、その相棒は別の誰かと楽しそうに話していた。それは白い毛皮を身に纏った一本角を持つ二足歩行の爬虫類の様な生物。
「お前も大変だったなアグモン」
「ううん、そうでもないよ“ガブモン”!」
彼の名はガブモン。コハルの
75層で茅場晶彦にデジヴァイスも共に託されたデジタマから生まれたプニモン。そのプニモンが成長期に進化したのがガブモンだ。
「コハルもスゲー心配してたんだぜ。何があったんだよ?」
「その事だけど、みんなが居る時に話そうと思う。色々とあったから、みんなとも共有しておきたい。とりあえず宿に戻ろう」
「……うん」
「そうですわね。皆さんにも顔をだしておくべきですわ!」
あ、これアスナさん達からも説教だな…と悟ったカナタの宿への足取りはとても重かった。
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215:SAOテイマー
………うう、ようやく説教がひと段落ついた。
216:炎のヒロアカセイバー
あはは、お疲れ様です。
217:仮面ライダーニケワン
宿に行ったら殆どの知り合いに説教されれば疲れもするな。
218:対魔忍リバイ
まぁ、丸一日も行方不明だったら、説教もしたくなるな。
219:OCGトマト
しかし凄いメンツですね。
キリトにアスナ、クラインにエギル、シリカにリズベットは初期面ですから当然ですけど。リーファにシノン、ユウキにユイまで居るなんて。
220:極み主任
2部以降に出でくるリーファ嬢達は色々と理由をつければ納得できるが、何故SAOでユイ嬢が居るんだ?彼女は勝手に上位権限を使ってシステムに一部のデータを残して消去された筈。後に復活してもSAO以降のゲームでだ。
221:SAOテイマー
なんか、76層に入った時に彼女が残したアイテムから復活したんです。何でもSAOのシステムに不具合が生じたのが原因だと。
222:ありふれナインギーツ
デスゲームに不具合。
何だか不安ですね。
223:SAOテイマー
嘆いていてもしょうがないですよ。
とりあえず、ホロウエリアの事を話してみたのですが…
224:仮面ライダーニケワン
高難度の隠しエリアみたいだと。
目をキラキラさせているキリト…根っからのゲーマーだな。
強いモンスターが居そうとユウキも同じ顔をしているな。
225:対魔忍リバイ
一方でそんなエリアが今まで未発見だった事を疑問視するアスナさん。キリトとよくバランス取れてるな〜。
226:極み主任
ふむ、どうやらユイ嬢の話によるとシステムが不安定になった結果、偶発的に行ける様になった非公開エリアの可能性が高いと…
227:炎のヒロアカセイバー
まぁ、確かにあのエリアは非公開と言うか開発途中って感じがしました…。
228:ありふれナインギーツ
大多数が新しい武器や素材が手に入る可能性でみんなで行く方針になっていますね。
229:OCGトマト
高難度の隠しエリアで手に入る物ならクリアの助けになりますしね。出入りが可能なのは証明済みですし。
230:SAOテイマー
あ、あれ?どうしたんだよコハル、サーニャ?
231:仮面ライダーニケワン
?なんか空気がギスギスしてきたぞ?
232:極み主任
フィリア嬢の事を話したら空気が一変したな。
テイマーニキやコハル嬢に続く三人目のテイマーという驚きと……。
233:対魔忍リバイ
修羅場だな…
「何処かの“誰かさん”みたいに女の子を口説いてたんだ」と容赦なく言うシノンによってキリトにまで飛び火してるぞ。
234:炎のヒロアカセイバー
うわーアスナさん凄い表情でテイマーニキに詰め寄ってますね。
「コハルが泣く程心配していたのに女の子と仲良くしてたんだー?」
って言ってますね。
235:SAOテイマー
「待ってくれアスナさん!同じテイマーであり俺よりもホロウエリアに精通してる彼女から詳しい情報を知りたかったんだ!そんなキリトのようにやましい理由じゃない!」
『おい!やましいってどう言う事だ!?』
「やかましい!義理の妹の胸を揉んだり!ツンデレスナイパーのお尻に顔を埋めたり、鍛冶屋の店主とデートしたり、妹分ポジションのビーストテイマーと一緒の布団で寝てる奴に反論されたくないわ!」
236:ありふれナインギーツ
わーお!
237:OCGトマト
流石ハーレム主人公の代表格。スゲーイベントをこなしてるな。
238:SAOテイマー
『キ〜リ〜ト〜く〜ん〜!!』
『パパ!!』
『ま、待てアスナ!は、話せば分かる!』
239:極み主任
やれやれ…どうやら、長くなりそうだ。
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「相変わらず、トラブルに巻き込まれる体質だな。お前やキリトは」
昨日の報告会から始まった説教会。相変わらず無茶をする俺と相変わらずラッキースケベなキリトに襲い掛かる女性陣の怒りの嵐をどうにか耐え切った俺はエギルの元にやって来た。
「しっかし面白い情報だよな。ホロウ・エリア…隠しエリアにはお宝が眠っているのが定石だ!」
同じくエギルと喋っていたクラインもホロウエリアへの期待を膨らませる。気持ちは分かるけど……
「あそこのモンスターは通常よりも強いパラメーターをしていた。気をつけないとあの世行きだぞ」
「こえー事言うなよ!……まぁ今日は少し覗くだけにするか」
そう言うとクラインは店を出て行った。ああ、言ってたがどうせどんどん攻略する気だろう。ゲーマーのサガだな…
「俺は今日明日はゆっくりしているよ」
「ああ、そうするべきだ。…コハルは見ていて分かるがサーニャもお前やアグモンの事を心配していた。お前はタダでさえ茅場晶彦との決闘で死ぬ直前まで追い詰められたんだからな、暫くは一緒に居てやれ」
今はまだエギルの店の上にある宿の部屋で休んでいるコハル達。これ以上心配かける訳にもいかないし、エギルの言う通り暫くはのんびり釣りでもしてるか…
「おい、カナタ」
そんな事を考えているとさっきホロウエリアに向かった筈のクラインが戻ってきた。
「どうしたクライン、忘れ物か?」
「忘れ物か?じゃねえーよ!ホロウエリアなんて転移先どこにも存在しねぇーぞ!」
なに?
「何言ってんだ、アクティベートした後にちゃんと確認したぞ?」
「疑うんだったら、一緒に来い!」
「こりゃ、もう一波乱ありそうだな」
そう言うクラインに引っ張られてエギルの呟きを耳に入れながら、店を後にする。
そうして転移ゲート前にやって来た俺達…ちゃんとここで確認したんだがな…。
「ホロウエリア管理区…間違ってないよな?転移!ホロウエリア管理区!」
ホロウエリア管理区…間違っていない。なのに転移しようとしたクラインが転移される事はなく何とも言えない空気になる。
「……本当だ?なぜだ?」
「別にカナタが嘘を言ってるとは思ってないけどよ…」
ふーむ……とりあえず試してみるか。
「クライン、ちょっとどいてくれ。…転移!ホロウエリア管理区!」
試しに自分でやってみよう。そう思った俺は光に包まれて……次の瞬間にはホロウエリア管理区に居た。
「……来られたぞ…。フィリアとベタモンは居ないのか」
辺りを見回してもフィリアとベタモンは見当たらない、探索に出かけたのだろう。
「しかし何でクラインは…このグラマスの令呪のパチモンみたいな紋様が関係してるのか?」
とりあえず戻ろう。そうして76層に戻ってきた俺を驚いた表情をしていたクラインが出迎えてくれた。
「ちゃんと行けたぞ」
「あ、ああ。そうみたいだな…こりゃどう言う事だ?」
「俺にも分からない。とにかく色々と試してみよう」
そうして時間をかけて調べてみた結果……
「カナタ以外のプレイヤーはホロウエリアに転移できない」
「そして一緒に行けるのは一人だけ…」
エギルの店に戻ってきて試した結果を報告するとエギルは渋い顔をしていた。
「……厳しいな。アグモンを連れて行けば大抵の事は問題ないと思うが……」
「向こうで知り合った娘がパートナーデジモンと協力して何とかなっているみたいだし、彼女達と協力すれば大した問題にはならない筈だ」
「でもよ、これは公表できないぞ」
クラインの言う通り、隠しエリアとも言えるエリアを俺とフィリアを含めた二人のプレイヤーだけが独占できると知れ渡れば無用の混乱を招く。タダでさえデジモンテイマーで色々と大変なのにこれ以上は勘弁してほしい。
「とりあえずキリト達に口止めさせて。解放軍と聖龍連合のトップには話を通しておこう。攻略にはアグモンを連れて行くとして、みんなを連れて行くのは大体の攻略が終わってからだな」
「くぅ〜!カナタ!その時は俺を真っ先に連れて行けよな!」
「あはは、その約束をカナタが覚えてられるか問題だな。コハルとサーニャに加えてあっちでも女の子を相手にするだからな」
「くそー!キリトに続きお前まで…!」
「……………………」
エギルのからかいとクラインの嫉妬を受けながら俺は内心冷や汗を流しながら考える。
この事……コハルやサーニャに何て言おう…。
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856:SAOテイマー
それで、どう言えばいいですかね…
857:極み主任
……諦めろ。
次回予告!!
フィリアと共にホロウエリアの探索を開始するカナタ。果たしてホロウエリアには何が待ち構えているのか?
次回【ホロウエリアの冒険】
インテグラル・ファクターは終わらない。
はい、コハルのパートナーデジモンはカブモンです!!
果たしてどんな進化をするのですかね……メソラシ
後、原作のゲームでは76層から下には戻れなかったですが、このSSではその縛りはありません。