【転生者は】多次元式転生掲示板【助け合いでしょ!!】   作:DestinyImpulse

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 ニケワンニキのマリアン奪還戦を三話に分けて投稿します。


仮面ライダーニケワン・君を止められるのは・前半

 

 無数に存在し、無限の可能性がある平行世界には……

 

 人類の新たな敵、“ラプチャー” によって抵抗も虚しく、人類は地上を放棄し地下へ逃げ込んだ世界がある。

 

 しかし、まだ希望が無いわけではなかった。

 

 “個性”と呼ばれる異能力を使える人類が世界総人口の八割に該当し“ヒーロー”と呼ばれる者達が存在する世界には“物語”の力を使い、“燃え上がる勇気”で戦う“仮面ライダーが居るように…

 

 “魑魅魍魎”の住む魔界と人間の住む世界とが隣り合った近未来で闇の勢力に立ち向かうために“対魔忍”が立ち上がる世界には“悪魔”の力を使い、“冷静なる戦略”で戦う“仮面ライダー”が居るように…

 

 “腐り切った世界”に無理矢理呼ばれ、裏切りと悪意を受けても“願い”を胸に“世界を化かす”仮面ライダーが居るように…

 

 その世界には存在した…

 

“勝利の女神”と呼ばれる“ヒューマノイド”達と共に“夢見る明日”の為に戦う“仮面ライダー”が!!

 

 コレはそんな彼等の物語の一端である。

 

 

 

 

 

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1:仮面ライダーニケワン

 …………遂にこの時が来たか。

 

2:最高最善のグランドマスター

 余り気張り過ぎると空振りしてしまうぞ。

 ……と、言いたいが…

 

3:赤目の主人公Z

 今回ばかりは気張るのも無理はない。

 

4:炎のヒロアカセイバー

 今回ニケワンニキが参加する戦いはかなり重要な場面なんですよね?

 

5:極み主任

 その通りだ。

 ニケワンニキが居る“勝利の女神・NIKKE”世界観を説明すると…

 世界に突如ラプチャーと言う機械生命体が出現し、侵攻を開始した。

 

人類を容赦無く殺戮するラプチャーに対抗するため、人類は機械的な機能や強度を持つ人を超える女性型ヒューマノイドである「ニケ」を開発。「勝利の女神」の名を関した彼女たちは奮闘したが侵攻をわずかに遅らせたに過ぎず、地上はラプチャーの手に堕ちた。

 

人類は最後に残されたわずかな場所であり地上奪還の最前線基地である地下都市「アーク」を建設。地上を探索、調査し戦力を整えながらラプチャーを駆逐し、地上奪還の機会をうかがうことになった。

 

 

6:SAOテイマー

 マジで人類滅亡の一歩手前って感じだな。

 

7:極み主任

 それから約百年後が舞台であり主人公ポジであるニケワンニキだが実は彼には記憶がない。

 

8:ありふれナインギーツ

 え!?ニケワンニキって記憶がないんですか?

 

9:炎のヒロアカセイバー

 初耳ですよ!?

 

10:仮面ライダーニケワン

 な、中々言い出すタイミングがなくてな。

 新人指揮官である俺は初任務中に輸送機がラプチャーの襲撃にあって墜落。その衝撃が原因で記憶が欠如してな……。

 

 ………()()()()が居なければ俺はあの時点で死んでたな。

 

11:SAOテイマー

 マリアン?

 

12:極み主任

 ……マリアン。

 それはニケワン二キが初めに出会ったニケだ。

 彼女の的確な応急処置によって墜落からの心肺停止状態からの生還を果たしニケワン二キは道中で合流したラピとアニスというニケ達と合流し任務を継続する。

 

13:マゼンタの旅路

 ……いいのか?

 

14:仮面ライダーニケワン

 ……構いません。

 遅かれ早かれ説明は必須なので。

 

15:炎のヒロアカセイバー

 ……ニケワン二キ?

 

16:極み主任

 ……ニケワン二キが乗った輸送機を墜落させたのはマリアンなんだ。

 

17:SAOテイマー

 なっ!?

 

18:極み主任

 ラプチャーにはニケを操る侵食と言う能力があり作戦前から侵食されていたマリアンが輸送機に搭載された爆弾を爆破。

 これが事の真相だ。

 

19:ありふれナインギーツ

 ……そのマリアンさんは…

 

20:仮面ライダーニケワン

 ……すでにマリアンの侵食は脳全体に広がっておりイレギュラー化する前に処分しなければならない。

そして軍法により処分は指揮官の手で行わなければならない。

 ……マリアンは俺が殺した……()()()()

 

21:炎のヒロアカセイバー

 ……()()()()

 

22:極み主任

 ……少しの時が経ちある程度の任務を熟したニケワン二キ達()()()()()()の前に彼女は現れたんだ……()()()()()()として。

 

23:SAOテイマー

 ヘレティック?

 

24:極み主任

 ニケが何らかの理由や手段によりラプチャー側に寝返り人類の敵となった存在でありラプチャーの親玉であるクイーンの尖兵、人類の裏切り者とも呼ばれその出現プロセスは謎に包まれている。

 

25:赤目の主人公Z

 そうしてニケワン二キの上司でありアークの副指令であるアンダーソンは総力戦を決断、ヘレティックとなったマリアン……コードネーム()()()()の確保作戦を発令する。

 それがこの戦いだ。

 

 

 

 

 

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「皆、来たか」

 

 

その声を聞き、コテハン名“仮面ライダーニケワン”……本名、()()()()()()()は意識を掲示板から現実に移す。 

 

 ホログラムを投影する装置が中央へ設けられた作戦会議室、ここに居るのはアークの副指令であるアンダーソンとアークを代表する三大企業の各CEO達。数ヶ月前まで右も左も分からぬ新人だった自分が余りにも場違いだと内心でため息を吐く。

 

「ああ」

 

 アンダーソンの言葉に最初に反応するはアーク内の軍需、食品、運輸を担っている()()()()()のCEOを務める女性、()()()()()()

 

 

「……」

 

 反応を示さず俯くのはニケ制作の最先端を走るハイテク企業、()()()()のCEOを務める少女、()()()()

 

「I'm Here!!」

 

 高いテンションで答えるのはアークの放送局やメイド喫茶、アパレルなどの娯楽を手掛けている()()()()()()のCEOを務める派手な男性、()()()()()

 

 

「はい」

 

 最後にアルトが敬礼し会議が始まった。

 

 会議室の照明が絞られ、中央の装置から投影されたホログラム。それは先日、アルト達に発見されたラプチャーが造り出した地下施設である。

 

 

 

「総力戦に向けて準備する。作戦の目的はふたつ。地下施設の破壊。および……ヘレティック モダニアの確保、或いは()()だ」

 

「……」

 

 破壊……作戦目的として含まれたそれにアルトが一瞬だけピクリと反応を示す。

 

 

「成功すれば人類は地上奪還へ大きく近付くはず」

 

 

「作戦は?」

 

 

 前置きは要らない、と言わんばかりにイングリッドが先を促す。

 

「地下施設の壁面に爆薬を設置。それらを斉発爆破によって壁面を破壊。施設を埋没させるのが第一フェーズ。地下施設内の通路の狭さ、そして多数のラプチャーやヘレティックが居る。機動力と戦闘能力が優秀な分隊をそれぞれ抜擢したまえ」

 

「アブソルートが適任だな」

 

「My Wild Girls!カフェ・スウィーティーを送りますYo!」

 

 エリシオンとテトラが各々の最強分隊の名を出すが……

 

「…こっちはいないわ」

 

「…分かった」

 

 ミシリスのCEOであるシュエンは短い熟考の末に()()居ないと結論を導き出したのだろう。アンダーソンもそれ以上は何も言わなかった。

 

「地下施設を埋没させればモダニアは地上へ上がってくるだろう。当然ながら相当数のラプチャーも這い出て来る。()()()()()()も間違いなく参戦するだろう」

 

 

 トーカティブ……高い知能と人語を話す特異なラプチャー、屈強な体躯と高い戦闘力を持ちアルト達も過去に全滅しかけた事がある。

 

 モダニア(マリアン)に執着する奴なら必ず立ちはだかる筈だ。

 

「ラプチャーを掃討しながらモダニアへの道を切り拓くのが作戦の第二フェーズだ。モダニアへの道が切り拓かれた瞬間からファイナルフェーズ……モダニアの()()が最優先事項となる」

 

 

「…破壊じゃなくて?」

 

 

 

 シュエンが問う。説明の前置きで同時に破壊も並べていた筈ではないか、そう問い掛けるとアンダーソンは頷きを返した。

 

 

「…どうするつもりだ?」

 

 

「…カウンターズ、特殊別働隊をヘレティックと接触させる予定だ」

 

 

 アンダーソンが口にした途端…そのカウンターズを指揮するアルトへCEO達の視線が向けられると同時に室内の照明が元の明るさへ戻る。

 

 接触させてどうする……そう言いたげなアルトに席を立ったイングリッドが歩み寄った。

 

「何とかしろ。本当にマリアンを救いたいなら、説得でも情に訴えてでも何とかしろ()()()()()()

 

 

 アルトの世界が正史と違う最大の要因、それはこの世界には仮面ライダーゼロワンのライダーシステムがあり、それを支える()()()()も軌道衛星上に存在する。マリアンに助けられたあの時から持っていたゼロワンドライバーとプログライズキー。何故自分がそれを持っており、何故変身できるのかは分からない。

 

 

「…機会を与えられているのだ。お前のお陰でここまで来たのだからな」

 

 

「ただし説得が失敗したと判断した瞬間、アンチェインドをヘレティックに撃つ。これを最優先にしてくれたまえ。…どうなるかは私も分からない。死ぬかもしれないし、何も起こらないかもしれない。…奇跡が起きるかもしれない」

 

 

 アンダーソンは大きな溜め息を吐き出すと、数歩先で真っすぐ自分を見つめるアルトへ改めて視線を向ける。

 

 

 

「個人的な願いを言うなら……私は、ハッピーエンドを好む」

 

 

 それを聞いたアルトの脳裏に過る光景……助けられてばかりで()()()()()事しかしてやれなかった自分。そんな彼女がヘレティックとして自分の前に現れたあの時……

 

 

 

「指揮…官?」

 

 

 

 

 確かにマリアンは其処に居た。

 

 

 

「自分も同じ気持ちです」

 

 

 故に望みは捨てない……アルトはハッキリとそう言い張った。

 

  

 そんなアルトを見てアンダーソンは小さく笑いポケットから取り出した物をアルトへ手渡す。

 

 

「…これは?」

 

 

「君の為に拵えた物、いわゆる()()()だ」

 

 

 渡された物をマジマジと見つめるアルトを見てアンダーソンは不敵に笑った。

 

 

 





 本格的な奪還戦は次回からです

 お楽しみに!
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