【転生者は】多次元式転生掲示板【助け合いでしょ!!】 作:DestinyImpulse
今回でフィリア編は終わりです。
ホロウエリアにユイを連れてきての調査が始まった。
SAOの上位のカウセリングシステムであるユイならばSAOのシステムを閲覧、理解など様々な事が可能になる。
お陰で管理区の地下に中央管理コンソールがある事が分かり、条件達成の為に俺達はホロウエリアに居る全てのボスの討伐に乗り出した。
ユイとアグモンをチェンジして、完全体のメタルグレイモンとマーメイモンの二体で瞬殺して俺達は順調にホロウエリアの各地に居るボスを討伐していた。
そんな攻略法があるかと…消えた茅場晶彦が言いそうだが、フィリアのオレンジ解除が優先だ……ご了承願おう。
その道中で“ジリオギア大空洞”でコンソールを見つけたので、再びユイをホロウエリアに連れて来た。
「此処からなら、ホロウエリアの管理システムにアクセスできると思います」
そうして見つけた管理システムコンソールでユイにアクセスしてもらう、そんなユイの後ろ姿をフィリアとベタモンが見つめていた。
「道中で聞いてたけど、あのユイちゃんもAIなのよね……何だが実感が湧かないな」
「言ってしまえば、私やアグモン…デジモンと大差ないものね」
「……開きました!これは…プレイヤーデータとAIデータの重複チェックシークエンス……!!、中でエラーが発生しています!重複チェック中に想定外のエラーが……フィリアさんのデータでエラーが起きています!」
「なんだって…」
「私のデータ…」
唖然とする俺達にユイは語る。
ホロウ・エリアでは実在するプレイヤーのデータを元にAIのIDを作成する。万が一に実在のプレイヤーとそのプレイヤーのAIが同時に存在しないようにIDの重複チェックが行われる。
「つまり俺がホロウ・エリアを訪れて同時に俺を元にしたAIがいた場合そのIDは消えてしまうってことだな?」
「はい。AIを優先的に削除する仕組みになっていますので、この重複チェックによりプレイヤーと同じAIは出会わないのですが…」
「……フィリアは出会ってしまった」
ベタモンの言葉が管理区画にやけに響く…フィリアが出会ったのはAIのフィリア……本来なら重複チェックで消える筈のAIがエラーにより作動せずに、錯乱して攻撃して…本来なら起こらない筈の出来事が行き場のないオレンジとなり、フィリアはホロウエリアから出られなくなった。
「そのエラーの原因は…」
「ああ、俺達と茅場が戦った時だ…」
ウォーグレイモンとムゲンドラモンの究極体同士のぶつかり合いか、ゲームマスターである茅場晶彦とアルカナシステムの食い違いか、もしくは別の要因かは分からないが、あの時…このSAOは大きな転換点を迎えた。
道中にフィリアから聞いた話によれば彼女がホロウエリアに来たのは俺が茅場晶彦と戦った日……全てが繋がった。
「コレでハッキリしたわ!フィリアは偽物のホロウじゃない本物って事よ!!やったわね、フィリア!!」
「ベタモン…うん!」
俺の推察で大体は分かっていたが、フィリアが本物であると管理システムに確実な証拠があり我が事の様に喜ぶベタモンとそんなベタモンに涙を流して抱きしめるフィリアを見て、俺も頬が緩む。
「ですが、このコンソールではエラーを解除できません。やはり、管理区の地下にある中央管理コンソールにアクセスする必要があります」
「んで、其処に行くにはホロウエリアの全てのボスを倒す必要があり、残るは次のエリアボスだけだ……ベタモン」
「ええ!任せて頂戴!!」
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623:SAOテイマー
いやー最後のエリアボスは強敵でしたね!
624:屋根裏ジョーカー
何処がだよ、マーメイモンに瞬殺されたぞ。
625:極み主任
まぁ、マーメイモンもパートナーのフィリア嬢のオレンジ解除が目前まで迫ってやる気に満ち溢れていたからな。
ともかく、コレで管理区の地下にある中央管理コンソールに行けるな。
626:SAOテイマー
「此処がラストダンジョン…」
『此処をクリアすればフィリアのオレンジ解除ができる…!』
とは言え、慎重に進まないとな。
627:最高最善のグランドマスター
だな、解除の為にアグモンではなくユイを連れて行かないといけない。
戦力は半減どころじゃないからな。
628:SAOテイマー
……分かってます。
『ユイちゃんも居るし…まどろっこしい攻略は無し!ベタモン!』
『ええ!ベタモン…進化ー!……シードラモン!!』
ん?……ああ、そう言う事。
629:炎のヒロアカセイバー
シードラモンの背中に乗っての攻略ですね。
630:対魔忍リバイ
まぁ、保護対象も居るし…雑魚モンスターもシードラモンに吹き飛ばされるだけだしな。
631:超マサラ人
まぁ、中央管理コンソールが有るんだ…そんなに広大じゃないだろ。
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712:超マサラ人
………なんて考えてた時期が俺にもありました。
地下十階って!いや長いわ!
713:地球が恋しいレイオニクス
シードラモンで素早く、雑魚を無視して行かなかったら苦戦してたな。
714:SAOテイマー
『カナタ…手が!』
パチモン令呪…高位テストプレイヤー権限が反応してるって事は…
『この先に中央管理コンソールが有る筈です』
「……準備はいいな?俺はユイを守らなくちゃいけないから、フィリアとベタモン頼りになる」
『うん……これは私に取って自分を取り戻す戦い…私が、私とベタモンがやらなきゃいけない!』
『ええ、その通りよ!』
気合い十分って所か…。
「よし、行くぞ!」
715:IS世界のリュウケンドー
転移した先は……如何にもなエリアだな。
如何にもラスボスって奴も現れたし…
716:SAOテイマー
「ユイは俺の側から離れるなよ…」
『はい…!お願いしますカナタさん!』
『カナタはユイちゃんをお願い!…シードラモン!』
『ええ!シードラモン、超進化ー!!………マーメイモン!!行くわよフィリア!』
717:極み主任
神聖剣ならユイ嬢を完璧に守れるし、フィリア嬢とマーメイモンなら問題あるまい。
718:屋根裏ジョーカー
マーメイモンならエリア外から攻撃してくるボスを追いかけられるからな、流石に今までの様に瞬殺ではないが…押してるな。
719:炎のヒロアカセイバー
あ、ラスボスが黒くなった。
モードチェンジができるのか。
720:最高最善のグランドマスター
だがテイマーニキは完璧に攻撃を防いでいるし、フィリア達も追い詰めている。
……!?何だ!?
721:異種族派カセキホリダー
エリア全体が揺れているぞ!
722:SAOテイマー
な、何だ!?ボスの特殊攻撃?……だが、奴は何もしていない。
『カナタさん!な、“何か”が管理区を襲撃!このエリアを目指して突き進んでいます!』
なっ!?
『あ、ありえません!?データを物理的に突破して無理矢理、此処に来るなんて!?此処は中央管理コンソールがあるホロウエリアの中核なんです!プロテクトだって強固な筈なのに!』
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揺れるボスエリアでディスプレイを展開して状況を説明するユイが叫ぶ、ありえないと…。此処はホロウエリアの中核である中央管理コンソールがある地下…システム的堅牢さは強固な筈。それを無理矢理突破すらなどSAOの常識的に不可能……!
「SAOの常識…!」
この世界にはデータの生命体であるデジモンが居て…SAOの常識を担がせる存在が居たとすれば…
「まさか…!」
その結論に至ると同時に、エリア上空が割れ……“そいつ”は現れた。
重厚な四肢に長い鼻、されど身体は骨だけになり胸のデジコアと正気の失った瞳が妖しく輝く……
「パオオオオォォォォォォンッ!!」
究極体・スカルマンモンが現れた。
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753:炎のヒロアカセイバー
な、デジモン!?
754:極み主任
不味い、アレはスカルマンモン……究極体のデジモンだ!
755:IS世界のリュウケンドー
究極体!?嘘だろ、アグモンが居ないこの状況でかよ!
756:SAOテイマー
『パォォォォンッ!』
『っ!?アァッ!?』
『マーメイモン!?…嘘…マーメイモンが…!』
「くそ…!撤退だ!ユイーー『だ、駄目です!このエリアから脱出できません!』ーー……くそ…!」
757:異種族派カセキホリダー
マーメイモンが一撃で吹き飛ばされた!?
と言うか何でいきなり此処に現れたんだよ!?
758:最高最善のグランドマスター
このホロウエリアには高レベルモンスターの他にデジモンも居た。フィリア達が生きる強さを得る為に相手のデータを取り込んでいた様に…この閉じた空間でデジモン達は争い、相手のデータを喰らい…所謂、蠱毒ってヤツに近い状態だった。
あのスカルマンモンはその蠱毒を最後まで生き抜き究極体まで進化した。……余程のモノだったんだろうな、骨になるまで戦うとは…もうアイツに正気は無い。有るのは闘争心だけだ……故に次の獲物を求めてホロウエリアのラスボスとマーメイモンに惹かれてやって来た。
759:対魔忍リバイ
過程が分かっても、現状を打破しないと!
………アグモンが居ない中、この状況を打破できるのは…!
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「パオオオオオオオオオンッ!!」
咆哮を猛々しく響かせるスカルマンモンはホロウエリアのラスボス“ オカルディオン・ジ・イクリプス”に猛進する。奴はホロウエリアを中央管理コンソールを守るラスボスに相応しい強さだが、その力は完全体相当…究極体のスカルマンモンを止める事は叶わず、ボロボロのスクラップにされていく。
それを黙って見る事しかできないカナタは震えるユイを庇いながら必死に対抗策を考えていた。しかし、アグモンが居ない状況では有効打はない、このエリアからも脱出はできない状況……最悪だ、幾ら神聖剣でも究極体の攻撃までは防げない…
今でこそ、オカルディオン・ジ・イクリプスに目を向けているが、奴を倒せば次は自分達を容赦なく踏み潰すだろう。
「……ねぇカナタ。……カナタとアグモンはどうやって究極体に進化したの?」
「フィリア?」
そんな時、吹き飛ばされたマーメイモンを容体を見ていたフィリアが語りかける。フィリア達もカナタから究極体の話は聞いていたしウォーグレイモンの事も知っている。
「……誓ったからだ。パートナーと仲間に必ず勝つと…勝つ気で戦うんじゃない…勝たなきゃいけないから…!その思いが俺達を究極体へと進化させた」
「……カナタらしいね」
カナタの言葉を聞いてフィリアは笑みを浮かべて手に持つデジヴァイスを見つめ強く握る。
「……自分を見失って、空っぽで、怯えていた私はいつの間にか沢山の人に助けられた。…ベタモンが私と一緒に居てくれた…カナタが私を信じてくれた……2人だけじゃない、アグモンやユイちゃん…それにアインクラッドのカナタの仲間達…」
これ迄を思い出す様に静かに目を閉じたフィリアの言葉に彼女の持つデジヴァイスは徐々に輝きを強くする。
「今の私が居るのは、皆んなのお陰…!だから、今度は私の番!皆んなが私を助けてくれた様に、私も皆んなの助けになりたい!!」
そしてフィリアは声と共に瞳を開き、破壊の限りを尽くしオカルディオン・ジ・イクリプスを粉々にしたスカルマンモンを見る。スカルマンモンも次の獲物を求めてフィリアに視線を向ける。しかし、フィリアは何一つ臆してはいなかった。
「……感じるわフィリア…貴女の想い…!」
「マーメイモン…!」
そんなフィリアに笑みを浮かべてマーメイモンが立ち上がる。その身にはフィリアのデジヴァイスと同じ光を纏い輝いていた。
「行こう!マーメイモン!!」
「ええ!!」
今まで放ってきたモノ以上の輝きがデジヴァイスから放たれ、マーメイモンを包み込む。
「マーメイモン!!……究極進化!!」
その光の中でマーメイモンの姿が分解され新たな姿へと再構築される。空想の人魚から…幻想の首長竜へと…!
「プレシオモン!!」
白い身体に青い模様、それは太古の時代に存在した首長竜のごとき美しい姿……
究極体・プレシオモンへと進化した!
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782:炎のヒロアカセイバー
やった!進化した!!
783:極み主任
テイマーニキとの旅がフィリア嬢を成長させ、究極体への進化へと導いたのだ!
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「綺麗…!」
「プレシオモン…!」
進化したプレシオモンの壮大な姿にユイは見惚れ、カナタは笑みを浮かべて二人の姿を目に焼き付ける。
「これが究極体…!力が溢れるわフィリア!」
「うん!思いっ切りぶつけてやろう!プレシオモン!!」
フィリアの声に美しい咆哮で答えプレシオモンはスカルマンモンへと突撃する。如何にも水上向きの姿のプレシオモンだが、そんなのは関係ない。
「さっきのお返しよ!」
「パオオッ!?」
もの凄い勢いで地を滑りプレシオモンはスカルマンモンを吹き飛ばし、スカルマンモンは大きな地響きを上げながら倒れこんだ。
「パオオオオオオオオオンッ!!」
しかし、直ぐ様、横たえていた体を起こし、スカルマンモンはプレシオモンをきつく睨みつける。完全にスカルマンモンはプレシオモンを敵と認識した様だ。
「避けて!プレシオモン!」
雄叫びを上げで猛進し、特徴的な長鼻を叩きつけるが、フィリアの声で優雅に素早く滑るプレシオモンには当たらない。
「パオ"オ"オ"オ"オ"オ"ン"ッ!」
「……メチャクチャね」
それでもスカルマンモンは数打ちゃ当たる、疲れなど知らない、と言わんばかりに攻撃を繰り出す。スカルマンモンを中心に円を描いて滑って躱わすプレシオモンがそれを見て吐き捨てる。
「……何て暴れ様…このまま暴れられると、このエリア其の物が破壊されてしまいますよ!」
「……アイツにそんな考えなんて無い…アレは闘争心だけで動く骸だ!碌な知恵なんて持っていない!」
エリア全体に広がる地響きで震えるユイはカナタに掴まりながら危機を叫ぶが、スカルマンモンに危機を考える知恵は無いとカナタは言い放つ。
「……骸」
それを聞いたフィリアがスカルマンモンへの意識を集中させる。皮膚も肉も内臓すらも……辛うじてデジコアだけが存在し、骨だとなった存在。
「……空っぽなんだね。……プレシオモン!」
「ええ、眠らせてあげましょう!」
一瞬だけ寂しそうに呟いたフィリアがデジヴァイスを輝かせると同時にプレシオモンも光に包まれる。
「……ッ。パオオオオオンッ!!」
その輝きにスカルマンモンが僅かに恐れたように半歩足を下げた……だが、そんな己を鼓舞するように大きく咆哮する。その勢いのまま、せびれの骨を高回転させて飛ばす『スパイラルボーン』を放つ。
「「ソローブルー!!」」
当たれば一溜りもないだろう。しかしプレシオモンは恐る事なく、甲高く透き通るような声で鳴き、聞くもに悲しみを抱かせる『ソローブルー」を放つ。
ソローブルーを受けたスパイナルボーンが音波振動で破壊されて、スカルマンモンにも直撃する。
「パツ…!オ…ンン…!」
激しく振動し骨の身体が次々と砕けていく。
その波がデジコアまで広がりヒビが深く大きく広がり……パリンと言う音と共に割れると同時にスカルマンモンもデータの光となって消滅した。
「………おやすみ」
それを見届けたフィリアが静かに目を閉じ……嘆きの言葉を呟いた。
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【エラーが解除されました。エラーの種類はデータの重複…原因は…】
あの後、俺達は奥にある中央管理コンソールへと向かった。スカルマンモンが散々に暴れたが幸いな事にコンソールは無事だった。そしてユイの操作により……遂にフィリアのオレンジが解除された。
「あっ…!」
オレンジから一般の緑へと戻ったカーソルを唖然と見つめるフィリア…暫く唖然としていたが実感が湧いたのだろう…次第に瞳から涙が溢れていた。
「やったわねフィリア!!」
「ベタモン…!うん…ありがとうベタモン!私のパートナー…!私の一番の宝物…!」
涙を流しお互いに抱き合うフィリアとベタモン。邪魔しちゃ悪いと俺とユイは暫く黙って様子を見ていた。
「………帰ろうか、アインクラッドへ」
とはいえ、ずっと見てる訳にもいかないので、頃合いを見て声をかける。
「アインクラッド………そうか、私も元々はアインクラッドに居たんだよね」
「興味があるわ!フィリアが元々、居た場所!アグモンの他にもデジモンも居るんでしょ?」
「ああ、コハルのパートナーのガブモンに、人間に友好的なレオモンやピッコロモン…色々だ。まぁ、偏見もあるが今更気にしないな」
「では、帰りましょう!ママの料理が恋しいです!」
時間もかなり過ぎて皆んなも心配してるだろう。早くユイをアスナさんに帰さないと説教を喰らうからな…
「それじゃあ…帰るぞ」
「うん!」
そうして俺達はアインクラッドへと帰って来た。
ホロウエリアとは違い人の活気に溢れた街並みを唖然と見つめるフィリアとベタモン。
「此処が…アインクラッド」
「そう、75層の街…アークソフィアだ」
「本当に……戻ってこれたんだ」
「お帰り、カナタ!」
「おーい、なーにキョロキョロしてんだ?」
聞こえてくる声に振り返れば、其処にはコハルやキリト…皆んなが居た。……皆んな待っててくれてたのか。
「ママー!」
「お帰り、ユイちゃん。怪我してない?」
「はい!カナタさんがしっかりと守ってくれてました!」
アスナさんを見て飛びつくユイを尻目に俺達も皆んなへと歩み寄る。リズベットにシリカ、リーファにシノン、クラインにアスナにキリト…皆んなから思い思いの言葉を貰い、ちょと戸惑うフィリア。
「落ち着きなさい皆さん、そんなに立て続けに話しては戸惑ってしまいますわ」
「あっ、えっと…」
「……初めまして、私の事はサーニャとお呼びください」
「もう、サーニャ。もうちょっと表情柔らかくしないと……初めまして、私はコハル」
皆んなを落ち着かせながら自己紹介するサーニャとコハル。その名を聞いて俺から話を聞いていたフィリアも反応する。
「えっと、確かカナタとチームを組んでる攻略組で……私達と同じテイマーが居るって」
「うん。私もカナタや貴女と同じテイマー……パートナーはガブモン」
「よろしくな!」
「あんたがアグモンが言ってたガブモン…」
「そうだよー!漸く二人が会えたよー!」
人もデジモンも其々が己を紹介して相手を知る。そんな状態を俺は暫く眺めていたが……こう言う時はお約束があるな。
「ほら、フィリア…」
俺は軽くフィリアの背中を押す。押されたフィリアは一歩、皆んなの前に出る……帰りを待っていた皆んなへ…
「うん……あの……たっ、ただいま!」
『『『『『おかえり!!』』』』』
こうして…ホロウエリアを巡る冒険に一区切りが付いたのだった。
コレにてフィリア編が終わり、次回はストレア編に入りますね。
そしてベタモンの究極進化はプレシオモンです。よくゲームに登場しますよね。
次回は鬼滅人気に乗って、兄上戦後の鬼滅ニキの話か“ありふれちゃん”の話になると思うのでお楽しみに。