血みどろ無表情のフリーレンに殺されたい転生魔族。   作:たかたけ

7 / 9
 原作をそのまま書くと楽で良いですね…。

 あ、俺の妹は無事インフルにかかりました。俺も咳出てるので終わりましたかね、これは。

(つい最近までコロナだったんだけどなー)

 あ、短いです。


勇者パーティー編
6話


 

 まるまるねんまるがつまるにち 転生してから1300年くらい

 

 時の流れは早いのお……、フリーレン…彼女と出会ってからの日々は、確かにワシの人生に彩りを与えてくれた…。

 

 もうワシもすっかりジジイになってしまったわ…カカカ!

 

 最近は目も悪くなって、フリーレンの旅について行くのも、やっとな老体になってる訳ねえだろこの野郎。

 

 フリーレンと会ってから多分1000年記念としてジジイの喋り方をしてみたけど、途中で我に帰ったわ。何してんだ俺。

 

……まあ、よくよく考えたら1000年って凄いよな。人間の人生12回くらいか?そのおかげで前世の記憶もほぼほぼ覚えてないし。

 

…………。

 

 あ!?!??日記ってそう言うこと書くものじゃん…!

 

 まあいっか(唐突)。原作知識とかそんなのに頼る人生なんてつまんないもんね〜。

 

 って言うか、そんなことより物申したいことがある!!!

 

──俺の身長が伸びねえ!!!

 

 いや、まあ300年経った時にあの身長だった時点で、なんとなく察してたけどね!?1000年だぞ!?ちょっとくらい伸びてくれたって良いじゃん…!

 

 顔とかも全然変わらないし、筋トレ(フリーレンに引き摺られるの恥ずかしかった)をしても筋肉も付かないし。あ、筋肉がつかないと言っても力自体は強くなってるんだよね。不思議な体。

 

 まあ、魔族とか殺されたら魔力になって還って行くし、普通の事なのか?

 

……この事については考えないようにしよう。なんか怖いし。

 

 あー、『身長が伸びる魔法』とか無いのかなあ?

 

 

 まるまるねんまつがつまるにち 転生してから多分1300年くらい

 

──フリーレンが勇者パーティに誘われたんだが?

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

─とある辺境の森の中。

 そこへ【勇者パーティー】一行はその森の中に優秀な魔法使いがいると言う噂を聞きつけて、そこを訪れた。

 

「この森に優秀な魔法使いがいると聞いた。それは君か?」

 

 蒼穹のような髪に瞳を持つ端正な顔つきの青年…ヒンメルが、そう問いかける。その問いかけられた少女、銀髪を綺麗に二つに分けた耳の長いエルフの少女…フリーレンは答える。

 

「長く生きたと言っても、ダラダラと生きていただけだよ。優秀じゃ無い」

 

 その答えに、長い髭に兜を被ったドワーフ…アイゼンがその横にいた黒い僧侶の服を着たメガネの男…ハイターに質問する。

 

「どう思うハイター」

「魔力は私の五分の一くらいですね。まあまあと言ったところです」

「なんだこいつムカつくな」

 

 ハイターの物言いに、その中で誰よりも年上のフリーレンはそう言う。

 

「帰りなよ。まあまあの魔法使いにようはないでしょ」

「いや、君は僕が出会ってきたどの魔法使いよりも強い」

 

 どこか確信めいた表情のままそう言うヒンメル。

 

「どうしてそう思うの?」

 

 無表情のまま、ほんの少し興味を持った瞳でヒンメルを見るフリーレンはそう問いかけた。

 

 その問いかけに、もう一度笑いながらヒンメルは断言する。

 

「なんとなくだ」

 

「………」

 

 フリーレンは思わず黙り込む、メチャクチャなことを言う目の前の青年に、言い返すことは十分に出来たはずだ。だが、それをしなかった。

 いや、出来なかった。

 

「とりあえず、君の名前を聞かせてもらえないかい?僕は“勇者”ヒンメルだ」

「私は“僧侶”のハイターです」

「俺はアイゼン。戦士だ」

「…私はフリーレン。魔法使いだ」

 

 自己紹介を終え、満足したヒンメルはフリーレンへ片手を差し出す。

 

「フリーレン。僕たちと一緒に魔王を倒そう」

「今更だよ。もう500年以上魔族との実戦はやっていない。もう戦い方も忘れてしまった。私は決断を先送りにしすぎた」

 

 ヒンメルの勧誘をフリーレンは一蹴する。

 フリーレンは怖かった。魔王と戦うことが、そして魔族を殺すことが、怖くなってしまった。魔族を殺す時、決まって1000年以上共に過ごしてきた魔族の少年の顔を思い出す。そうするといつも躊躇ってしまう。彼は、彼女は、ナルのような心を持っているかも知れないと、そうすると聞いてはいけない魔族の言葉につい耳を傾けてしまうのだ。

 

 これはまだナルに言う事ができていない。そうすると、魔族とナルを同一として見ていると比喩している言い方になってしまいそうだったからだ。

 

「きっと、魔王と戦うのが怖かったんだろうね。もう取り返しがつかないほどの年月が経った」

 

 そう、もう遅いのだ。私はもう魔族を殺せない。

 心を抉るような記憶に付随する増悪と、異端の魔族であるナルと共に過ごした優しい記憶が入り混じり、いつも胸が苦しくなる。

 

「それがどうしたフリーレン。僕は──今の話をしているんだ。」

 

 過去ではなくて今。ヒンメルは“今”フリーレンを旅の仲間に加え、魔王を撃つと、そう言ったのだ。

 フリーレンの事情を知らないヒンメルは続けてこう言った。

 

「一緒に行こうフリーレン。僕は、君を仲間に加えたい」

 

 

 

 

 

 

 




 フリーレンの魔族への憎しみとナルへの好意の比重がナルに傾いてますね…。

 ナルくん一体何者…?

 ヒンメル何も悪くないよな。俺の書き方のせいでヒンメルやめろお!みたいになってるけど。仲間に誘ってるだけだし。

 なんならナルが悪い。
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