ワイ無個性だけどプロヒーロー目指すンゴwww   作:一般通過なんJ民

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展開思いつかなかったから、もうとある作品のとあるワンシーンをオマージュ……いや、パロった……いやもうパクリました!はい!

思いつかなかったんだもの、許して欲しい。


テロリストと無個性(後半)

 

 

 

睨む男と笑うハジメ。

余裕の表情は消え去り、鋭い眼光はハジメを射抜いていた。

 

「舐めたガキだ。子供が調子に乗って世の中を舐めるとどうなるか教えてやろう…!」

「やってみろばーか」

 

その言葉を合図に腕を払い、両者距離を取る。

挑発をすることにより標的を自分自身にのみ絞らせるハジメの狙い。成功したとみていいだろうか。

 

「私の個性は空気の刃を飛ばすもの。この個性に対抗出来る個性を持っているのだろう?存分に私に見せてもらおう」

 

薄ら笑いを浮かべた男のその言葉。

それに対してハジメはハッとなり、気まずそうに口を開いた。

 

「あー……すんません。俺"無個性"なんですよ」

「………は?」

 

ハジメの言葉に時が止まった男。

やがて口元を抑えたかと思うと、肩を震わせ始めた。

 

「くく……はっははははは!無個性!?無個性だと!?人生負け組の分際で私に逆らっていたと!?これは傑作だ!」

 

笑う男にハジメは首を傾げた。

特段思うことは無い。理解はしてる。故に腹も立たない。

 

「ははは、はぁ……だとしたらほんとにあの見張り共は愚図中の愚図だった訳だ。大方、引き金を引く勇気すらなかった、その隙を突かれたというとこか。全く、無能な味方が1番の敵とはよく言ったものだな」

 

やれやれと肩をすぼめ呆れた様子の男。

 

この瞬間ハジメは焦りが生まれた。

この一連の流れで男の怒りが霧散し、冷静さを取り戻せたことをひしひしと感じていた。

 

「と……あっちの方は勝負が着いてしまったか……」

 

そういう男の視線はハジメの後ろ。

ねじれと髪の毛を操る個性の男が戦っている方を見ていた。

 

振り返ると丁度、ねじれの一撃がダイレクトに男に直撃。吹っ飛ばされた男は壁に打ち付けられ気を失った。

 

「衝撃……それに似たようなものを操る個性か。軌道は螺旋を描き直線的に進むことは無い。故に速度は無いが、一撃一撃の重さは目を見張るものがあるな。シンプルだが故に強い」

 

男の言葉に視線を戻すと、男は手のひらをこちらに向けていた。

 

「援護にまわられると面倒だな。寝ててもらうか」

「……っ」

 

その言葉と共に発射された空気の刃。それはハジメの横を抜け、後ろへ向かって飛んで行った。

不味い、そう思ったその瞬間には既にねじれの背中に攻撃は直撃していた。

 

「あぐっ…!?」

 

痛みに顔が歪むねじれ。そのまま床へと倒れ伏した。

体は動いている、死んではいない。その事に安心すると共に、ハジメの何かが切れたような音が頭の中で響いた。

 

「なんで……なんでお前は普通に生きられない…?」

「……ん?」

「どうして周りに不幸を振りまくんだ…?」

 

ハジメの言葉に顎に手を当て何かを考える様子の男。

そして、男は呆れた様子で口を開いた。

 

「私から言わせてもらうならば、何故お前らはそこまで弱い。この世は弱肉強食、弱いものが淘汰される世界だ。弱いくせに幸せを得ようとするなど傲慢も甚だしい。弱いのなら強者に幸せを感じさせる存在でしかない。お前らは身の丈にあった不幸を噛み締めて生きていれば──」

 

「もういい」

 

「………っ」

 

妙な落ち着きを纏うハジメに男は困惑にも似た少しばかりの恐れを抱いた。

雰囲気がガラリと変わり目の前の少年の何かが変わったことをいやでも実感していた。

 

「お前も……噛み締めろよ、不幸()をよ…!

「……ふん、来てみろ」

 

そうしてハジメは足を前へと進ませ始めた。

1歩、また1歩とゆっくり。

 

それに対して男もまたハジメに向けて手を伸ばす。

空気の刃が1つ2つと飛来し、少年の小さな体を切り裂いていった──

 

「……っ!?」

 

──だが、止まらない。

肉裂かれ、血が吹き出してもハジメはその足を止めない。

 

殺す攻撃では無い。しかし、痛いものは痛い。

だが、床にも宙にも飛び出す赤い液体を意に返さずに少年は男へ向かって歩みを続けた。

 

右手は固く握られ、目は男を射抜く。

 

「………っ」

 

その目に気圧され男の攻撃の手が緩んだ。

その一瞬、その一瞬でハジメは大きく1歩を踏み出し、拳を振りかぶった。

 

「っ!まず──」

 

その拳は的確に男の顔面を捉え、顔を隠していたお面ごと割り男を後ろへと数歩後ずらせた。

 

「はぁ…!はぁ…!」

「く……」

 

奥歯が折れた。

子供だからと油断した。

 

顎を撃ち抜かれ視線が揺れる。無個性と言っていたはず。しかし、パワーはそこら辺の増強系の個性に匹敵するレベル。

 

「次は油断は──」

 

切り替え、ハジメへ視線を移すが、既に少年は駆け出していた。

 

またもやあの覚悟の決まった目をしながら男へ向かって。

 

「………っ」

 

男はこの目が苦手だ。

弱いくせには強者(自分)に歯向かうこの目が。

 

たじろぎ、後ろへ1歩後ずさった……その時だった。男のバランスが崩れた。

 

「なん…!?」

 

下を見るとそこにはハジメがねじれに上げた人形があった。

男はそれを踏んづけてしまい足を滑らせた。

 

そこへ肉薄するハジメ。

後ろへと倒れ込む男に少年は拳を振りかぶり、走りの速度と全体重を乗せた拳、空手で言うところの下段突きを放った。

 

「が……はっ……!」

「………っ!」

 

顔面に拳が当たり、そのまま後頭部が地面へと激突。

その拳の一撃は、床に蜘蛛の巣上の罅を入れるほどのものだった。

 

そのまま力なく腕や足が垂れる男の体。

 

肩で息をするハジメの拳は男の返り血と自分の流した血で混ざっていた。

 

そういえばねじれは大丈夫だろうか。

急いで安否を確認しないと、そうして踵を返しねじれの元へ行こうとしたハジメだったが、唐突に膝から力が抜け地面へと倒れ伏した。

 

さすがに血を流しすぎたか。

そう思いながらねじれに目を向けるとそこには地面に倒れ、脂汗を流しながらも親指を立てたねじれがいた。

 

最後のぬいぐるみ、恐らくはねじれが人知れず男の足元に個性を駆使して飛ばしてくれていたのだろうと考えハジメもまたサムズアップで返した。

 

ねじれも死んでいない。クソ痛いけど自分も大丈夫。あとはプロヒーローたちが来てくれるのを待つだけ。

 

「あぁ……、ガひが……なめやはっでェ……!」

「「っ!」」

 

ハジメの後ろからかかる声。

目線だけを向けてみると顔面から血を流した男が立っていた。

歯が折れ、正しく歯抜け声で怒りを顕にしていた。

 

「はぁ…はぁ…、ざ、ざんへんはっはな。ほへをたおふにはいっほたりなはっはへ」

「……へ、何言ってるかわかんねー。入れ歯でも入れたら?」

「そのなめはたいほいつまへもつか、みものはな…!」

 

そう言い、個性で生み出した刃をひとつ手のひらに作り出した男。

 

「じゃーな、くひょがひぃッ!」

「………っ」

 

──死んだ

 

そう思った次の瞬間、肉を切り裂く音が聞こえた。

 

 

 

 

 

「あ…?おへのうでが……」

「……へ?」

 

切られたのはハジメでは無い。

男の腕が切り飛ばされていた。

 

「今だ!あの男を確保、子供を保護しろ!」

 

気づけばヒーロー達が近くまで来ていた。

ねじれも既にヒーローの1人に抱き抱えられている。

 

「くっひょ…!がひにてまどっひゃせいへ…!」

 

この状況でも個性を発動させ、残った手で迎撃しようとする男。

 

「こんなとこへおへが………があ…!?」

 

次の瞬間、男は白目を向いて倒れた。

 

困惑するヒーロー達。

地面には拳を振り抜いたハジメ。

 

「……やっぱりシメはタマキンでしょ」

 

それを最後にハジメは意識を落とした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気がついたら知らない天井だった。

 

どことなく漂う消毒の匂い。

どうやら病院に運ばれたようだった。

 

ベッドに横になり手のひらを見つめるハジメ。

 

「まだ、感触残ってるな……タマキンの」

 

 




ぶっちゃけテロリストさんが本気で戦ってたらハジメ君なんて一撃で胴体真っ二つです。ヨユーで死んでます。

強さ的にはマスキュラーと同等か少し下くらい…?ら辺イメージしてる。



次回からは掲示板ですね。



そういえばヒロアカのバトロワ興味あるけどまだやってないんですよね。
……面白いですかね?
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