某剣客浪漫世界で私は物書きをする。   作:SUN'S

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壊し屋ジョン・ドゥ 破

運動機能特化型人造人間と称するフランケンシュタイン「ヒューリー・フラットライナー」の肉体に改造を施すという話を聴き、更には私も助手役になるように言ってきたDr.ピーベリーの圧に目尻に涙を溜める。 

 

怖いことは本当に苦手なんですっ。

 

それなのに、どうして、私が会って間もない彼の改造手術を手伝うんです。確かに向こう側の人達と出会ったとき、付属するように秘密結社ショッカーの技術体系は頭の中に入ってきましたけど。

 

「そもそも私に何をさせる気なんです?」

 

「肉体補強と異形化の抑制だ。大凡そケイの想像する通りに出来るだろう。ヒューリー、お前は人造人間(フランケンシュタイン)ではなく改造人間(サイボーグ)に生まれ変わる」

 

「始めるなら、さっさとしろ。元より死んだ身、命は終わっている。この僅かに残った魂も使い果たしてこそ意味がある」

 

そう言うと彼は怖い顔を浮かべ、私は左之助さんに振り返って「私、本当に手伝うんですか?」と聞けば「まあ、改造云々はオッサンと同じくお前の得意分野だろ?」と言われ、私は困惑してしまった。

 

一体、いつそんなことを言いましたか?と問いたくなるセリフでした。確かにひみつ道具の開発や設計図を作った記憶はありますけど。

 

人間の改造なんて皆無です。

 

いえ、不可能ではないですけど。

 

私の作っていたものは基本的に子供向けの道具ですし、色々と人の身体を触って改造するというのは、ものすごく抵抗を感じます。

 

「……ドクトルを呼んでおいて下さい」

 

私だけが、綺麗なままいるのはダメです。

 

フランケンシュタインとはいえ左之助さんは、すでに死んだ彼らを倒しているのに、私だけが手を汚さないのは卑怯ですね。

 

ゆっくりと手術衣を受け取ってゴム手袋とマスクを身に付け、左之助さんにしとりとひとえの事をお願いして、私はDr.ピーベリーの隣に並ぶ。

 

「先ずは、どのようにするんですか」

 

「肉体の修復と筋肉繊維の補強。神経を弄って生体電流の電導率と伝達率を向上させる。そして、お前の持っていた禁書に記された改造を施す」

 

「(あれは禁書ではなく個人的に描いたものです)」

 

しかし、仮面怪人を再現する訳ではありません。あくまで能力の転用であり、言わば相楽景とDr.ピーベリーによる「電気仮面怪人」製作です。

 

風力発電。地熱発電。火力発電。様々な発電法を取り込み、日光を浴びて電気を生み出し、風を受けて電気を生み出し、地熱を受けて電気を生み出す。

 

彼の身体を発電所に作り替える。

 

 

 

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