悪の組織「黒十字軍」の持つ改造技術を流用・転用し、ヒューリー・フラットライナーの身体は仮面怪人の物に変わっているけれど。
外見は変わらず、人間のままです。
変身機能を搭載しようとするDr.ピーベリーに長い説得を試みた末、なんとか止めて貰えました。正直、仮面怪人に変身した彼を見たい気持ちはありますけど。
かなり、すごく疲れました。
「Goodな仕上がりの様だが、私の持ってきた道具は必要なかったかも知れないね」
「ドクトル、数日ぶりですね」
「元気そうで何よりだ、頼まれていたナイフの加工を済ませてある、あとで身体の試運転のときに試してくれたまえ」
そう言うとドクトル・バタフライは麻酔なしに改造人間に変わったヒューリー・フラットライナーの身体を眺め、興味深そうに観察しています。
「ふむ、ヒューリー君、目で追えるかね」
「問題なく追える」
「右目は視神経を縫合して再機能しているようだが、私のとっておきをプレゼントしてあげよう。糸色君、ピーベリー君、構わないね?」
「私の人造人間だが、手札は多い方が良い」
ドクトル・バタフライはスーツ姿のまま彼の身体に何かを装着し、組み込んでいく。しかし、ドクトル・バタフライの「とっておき」とは何でしょうか?
武装錬金を使えば大抵の物事を出来る上、私より遥かに優れた頭脳を持つドクトル・バタフライの事ですし。絶対に役立つ代物なのは事実ですけど。
「糸色君、ベルトは使っても?」
「ベルトって…何を?」
「改造人間には、涙を隠す仮面が必要だろう」
言いたいことは分かりますけど。
私には、やっぱり人を止めてしまった人達の気持ちを理解する事は出来ません。況してや簡単に貴方達の気持ちな分かると告げ、軽んじるつもりもありません。
ドクトル・バタフライもヒューリー・フラットライナーに何か思うところがあるのでしょうが、それを止める言葉を私は持っていませんから。
「仮面なんぞ付けるのか?」
「いやかね?」
「いや、貰えるものは貰っとく」
「ケイ、信用できるのか?」
「少なくとも真摯な性格ですから」
私の家族を大事に思ってくれていますし、なにより彼はずっと人類を見守るために、不老不死のホムンクルスに生まれ変わった人です。
死体卿の様な存在とは、格が違います。
「よし、バッタ型の怪人にしよう!」
「待って下さい」
それは、止めるように伝えましたよね。
絶対にダメですからね。ここは「スーパー戦隊シリーズ」の世界と繋がっているのに、「仮面ライダー」に関連させるのはダメです。