某剣客浪漫世界で私は物書きをする。   作:SUN'S

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準備期間 序

ヒューリーさんの改造手術を終えた後、アバーライン警部の装備を整えるためにドクトル・バタフライとDr.ピーベリー、アシュヒト・リヒター、この場に居合わせている技術者の腕前を借りています。

 

「やはり拳銃型の装備にするべきですね」

 

「整備の頻度を考えると妥当だろうな」

 

「糸色君、銃関連の知識はあったと思うのが」

 

私が譲り受けて、アバーライン警部に貸していた「GUN BLAZE WEST」当時の想い出の品を返して貰い、トランクケースに仕舞っていると、いきなり私に話し掛けてきたドクトル・バタフライの声にビクリと肩が跳ねる。

 

確かに、武田観柳に脅されて描いたことはありますけど。正式に作成に関わった経験は皆無です。刀剣、槍鉾の目利きは家柄的に出来ますけど。

 

「えと、どういう拳銃かによりますけど」

 

「携帯性と破壊力は外せないが……」

 

「弾倉の多さと装填の速さもです」

 

あれじゃない。これじゃない。

 

そう話し合っている人達に苦笑を浮かべつつ、刀身の歪んだ電光丸の手入れを行っているしとりと、手入れを楽しそうに見守っているひとえとエルムさんの傍に移動し、さっきケーキ屋さんで買ったプティングを取り分けて、三人の前に置いてあげる。

 

「ケイ、あの変な髭が銃の知識と言っていたが、本当に持っているのか?」

 

「「変な髭じゃないですよ?」」

 

「……いや、あれは変な髭だろう」

 

ドクトル・バタフライの、あのお髭は手入れに時間を掛けているんです。かなりカッコいいです。まあ、ワイルドさは左之助さんのお髭も負けていませんでしたけど。

 

剃ったら定期的に剃るんですよね。

 

「私の銃は拳銃型、形状は自動式(オートマチック)、弾倉多め、再装填は速め、こんなふざけた要望の品をMrs.相楽に頼むのは些か不味いのではないか?」

 

「景、無理なら無理って言えよ?」

 

ワシャワシャと私の頭を撫でてくれる左之助さんの温かな手を嬉しく思いつつ、再装填の速さを誇り、破壊力と携帯性を兼ね備えた拳銃を想像する。

 

先ず思い付くのは「GM-1 スコーピオン」のように分離して持ち運べる上、弾数の多さと破壊力を兼ね備えた拳銃です。スコープの着脱式を採用し、予備のカートリッジはベストやジャケットの裏側に装備出来ます。

 

やっぱり、こういうときに真っ先に浮かびますね。

 

でも、ひみつ道具の「ショックガン」や「衝撃銃」はフランケンシュタイン相手には最大限の効果を発揮すると思います。

 

いえ、この時代に添っているものですよね。

 

色々と思い浮かびますけれど。

 

 

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