だんだんと襲撃頻度の増してきた
そこまで執着的に襲わなくても良いんじゃないですか?と思った事を言いたくなったものの、怖いので言わずに目を瞑り、しとりとひとえを抱き締める。
「もうすぐポーラールートだ。ヒューリー、いつでも出撃出来るように準備しておけ」
「分かった」
「サノスケも一緒に行け」
「…景に変な事するんじゃねえぞ?」
「早く済ませれば問題ないだろう?」
「ぷえっ?!」
むぎゅっと私の頬っぺたを挟むように触り出すDr.ピーベリーに驚きつつ、しとりとひとえも私の顔を真似するように頬っぺたを挟み、ニコニコと可愛く笑う。
うぅ、お母さんの恥ずかしい顔を見ないで……。
そう恥ずかしさに顔を赤く、気持ち悪さに青くさせながら空の上で停まった飛行船の搭乗口を開け、左之助さんとヒューリーさんが飛び降りる。
二人とも雷撃を纏い、逃げる人達を襲うフランケンシュタインを破壊し、次々と爆発と黒煙を巻き起こして、森の中を駆け抜けていく。
「飛べよ」
「あ、あははゔぇ」
突然の飛行船の揺れに口許を押さえながら、座り込み、グラグラと揺れまくる機体に涙眼になっていたとき、トランクケースの施錠を無理やり抉じ開け、スネコスリの親分が飛び出し、その背中にしとりが飛び乗った。
「母様を泣かせた!許さない!!」
腰の
飛行船を襲っていたフランケンシュタインらしきモノの残骸が降り注ぎ、見るも無惨な姿を晒し、雷や水、土、火が空を飛び交う。
「まるでモンスターパニックだな」
「良い子なんです、良い子なんですよ?」
ちょっと、百鬼夜行の主なだけで……。
「ねーさま、いーなー!ひーもしたい!」
そう言って私の袖を引っ張るひとえに苦笑を浮かべつつ、ドクトル・バタフライのほうを向けば親指を立てて許可を出していました。
「えと、危ない事はしないようにね?」
「あい!」
ビシッと敬礼のポーズを取ったひとえは懐剣を抜き、にこやかに走り出し、そのまま搭乗口を飛び降りて、一角の背中に飛び乗り、飛んでいきます。
どうして、あんなアグレッシブになってしまったんでしょうか。いえ、良い子達だから何も悪いことはしていないですけど。
本当に、どうして?