とうとう名乗ってしまった。
そう思いながらも分裂していた死体卿の身体を電撃で吹き飛ばす電気仮面怪人もしくは仮面ライダーストロンガーと名乗るヒューリー・フラットライナーに男の人達は目を輝かせています。
実際、仮面ライダーストロンガーは強いです。
通常攻撃の打撃技に電撃を纏い、パンチを繰り出せば大抵の相手は感電してしまいますし。現に変身したヒューリーさんに驚いて、死体卿の動きは鈍っている。
「フランケンシュタインか!?何だ、何なんだその異形の姿は!?」
「お前達を倒すために得た身体だ!」
無限増殖に対抗する手段は大まかに二つ。
一つは細胞を一度に焼き焦がす。
二つは増殖を上回る攻撃。
そのどちらも行えるのは電撃能力です。
火炎や氷結などメジャーすぎる能力を上げる人はいますけど。どちらも表面に防護膜を作り上げてしまえば数分は耐える時間を与え、逆に負けてしまう可能性もあり得るのいうわけです。
「……景、ありゃあツカサや大勢が使ってたヤツに似てねえか?」
「原型はそうですけど。構造は違いますよ?」
「オレもなれんのか」
「えっ」
仮面ライダーになりたかったの?と戸惑いながらも何度か深呼吸を行い、ゆっくりと左之助さんを見つめ、アレはヒューリーさんだから手伝った事だと伝える。
ただ、問題があります。
怒りの丈ほど強さを増すヒューリーさんと、電気仮面怪人状態の相性は物凄く悪い。だから、長時間の変身は彼自身の身体に負担を掛けてしまう。
「
電光を残して高速移動を繰り返す。
Dr.ピーベリーの与えた運動神経特化型人造人間の強みは身体能力の向上、そして電撃の届く範囲内を最速で移動できる能力です。
「私の改造技術とケイの改造技術の傑作だな。アイツの望み通り、全てのフランケンシュタインを殺すという目的は果たせるだろう」
「俺も殺すわけか。上等だコラ」
「……チッ」
まだ、そちらは問題解決していないんですね。そうDr.ピーベリーとジョン・ドゥの事を眺めつつ、私は苦笑を浮かべ、しとりとひとえを見る。
二人とも雷を纏う彼に目を輝かせている。
殴り合い、感電した部位を切り離して再生する。電撃を遮断するゴム製の肉体を作るにはエネルギー源は枯渇し、もはや再生機能特化型人造人間という名前を持っただけの、フランケンシュタインです。
「しかし、決め手に欠けていますね」
「アシュヒト、そっちはもういいのか?」
「えぇ、解決策は見つけましたので。それよりヒューリー……かは知りませんが、あのゴツゴツとしたカブトムシの人造人間では倒しきれませんよ」
「いや、問題ない」
アシュヒト・リヒターの言葉をDr.ピーベリーは否定し、ゆっくりと煙草の紫煙を吹いて、笑う。