某剣客浪漫世界で私は物書きをする。 作:SUN'S
1139 / 1139
魔法を使いたい 序
「母様、魔法使いたい」
ある日の事です。
ロンドンで買ったアーサー王伝説を和訳した小説を手に持ったしとりが、キラキラとした純真な眼差しを私に向けているのが見えました。
魔法。それは勇気の力です。
「魔法戦隊マジレンジャー」。その世界に存在する地底冥府インフェルシア。その冥府に住まう魔獣達は西洋妖怪と言って差し支えない存在────。
しとりのお願い、どうしましょう。
「しとり、どうして魔法を使いたいんですか?」
「ん!わたし、母様にお花あげたいから」
「フフ、とても嬉しいです♪︎」
本棚の整理を一旦やめて、ソファに座っているしとりの事を抱き締め、よしよしと頭を撫でていると絵本を読んでいたひとえも頭を押し付けるようにしてきたので、同じように優しく頭を撫でてあげる。
「ん!ひーちゃん、いい子だねぇ」
「んへへぇ」
「二人とも仲良しですね。……さて、魔法でしたね。先ずはそうですね(ドクトルに連絡して何か魔法のステッキ的な物を作るのも可能ですけど)」
安全性を考えると、私の持っているひみつ道具「魔法事典」を小さく体系化し、分かりやすく使える簡易魔道書「魔法辞書」にしてしまえば良いんですけど。
問題は、どの魔法の体系化に絞るか。
私の描いた物は繋がるけど。
こうして、ひみつ道具を介して転送・送信すると「物語」は繋がることはありません。しとりとひとえが読む漫画や絵本も繋がる可能性もあります。
────けれど。認知の拡大は二人で止まっているため「物語」は繋がることは無く、二人には安心して読んで貰えるわけです。
流石に危険な本は別館に保管しています。
「しとり、先ずはその本を開いて下さい」
「ん!」
しとりはソファに座ったまま一番最初の頁を開き、私の方を見上げます。もうすぐ女学校にも通いますからね、しっかりと覚えておきましょう。
「では、私の言葉を復唱して。自分の変わりたい物を想像しましょう。『マージ・マジロ』」
「ん!『マージ・マジロ』!」
私がそう呟くと私としとりは青い煙に包まれ、私は眼鏡をかけた猫の姿に変身する。しとりも成功したのかとソファを見ると、大人のしとりが居ました。
【挿絵表示】
「ん!私、でかくなった!!」
「あら、あらあら……」
ひょいっと私の事を抱き上げるしとりにビックリしながら、私は猫の姿のまま大きく綺麗に成長してくれたしとりの笑顔に、ほっこりと安堵してしまいました。
ああ、ちゃんと大人になって、大好きな人と幸せになってくれるんですね。安心、しました。大きくなった貴女を見ることが出来たのは、最高のプレゼントです。
ありがとう、しとり。
「某剣客浪漫世界の物書きお姉さん」が本誌だったら?という感じのスレっぽいやつです。▼【本編】▼https://syosetu.org/novel/327970/▼【黒死の蝶の唯一留まる花】▼https://syosetu.org/novel/381420/▼【風薫る日陰に寄り添う妙花】▼https://syosetu.org/novel/387840/▼【か…
総合評価:979/評価:
/短編:350話/更新日時:2026年06月13日(土) 22:35 小説情報
かつて京都を震撼させた「人斬り抜刀斎」と並び称された、新選組一番隊組長・沖田総司。▼労咳の運命を越え、彼女が手にしたのは平穏な明治の世と、亡き夫が残した一人息子・弥彦だった。▼しかし、その剣はまだ、錆びついてはいない。▼「たまには人を斬っておかないと、腕が鈍るでしょう?」▼昼は息子の教育に頭を悩ませる士族の未亡人。夜は月夜に紛れ、暗殺者として死体の山を築く。…
総合評価:3061/評価:
/連載:88話/更新日時:2026年06月07日(日) 22:37 小説情報
前世の記憶を取り戻した毛利家の次女には秘密があった……▼◇の付いてる話は挿絵付きです。▼レッド・ラム様から素敵なイラストを頂きました。▼毛利千紗のイメージイラストです。▼【挿絵表示】▼AI作成によるファンアートの様ですのでイメージが違う可能性がありますので閲覧の際にはご注意下さい。
総合評価:13154/評価:
/連載:121話/更新日時:2026年06月14日(日) 12:46 小説情報
▼色々な二次創作を見ていたらふと頭の中に思い浮かんでしまった概念▼「あれ?次元って銃教えるの上手そうだし、大抵の銃使えるから絡ませやすくね?」と……▼アビドス編1~2章 完結▼花のパヴァーヌ編1~2章 完結▼エデン条約1~4章 完結▼カルバノクの兎1章 完結▼Vol.EXEXは、コラボ、もしくは記念イベント回ですので、一部章のネタバレを含みます。▼ご了承くだ…
総合評価:9186/評価:
/連載:139話/更新日時:2026年06月06日(土) 19:15 小説情報
PSO2のプレイヤーがオラクル船団に転生してしまい、守護輝士(ガーディアン)アッシュの同期の知り合いとして何とかグランドエンドを迎えて一安心。▼ある日、とある惑星の調査任務を依頼されて、サポートパートナーを伴って現地に向かうと……いろいろあってオラリオにたどり着いてしまい、そこから冒険者としてダンジョンを探索することになってしまった。▼果たして主人公は無事、…
総合評価:4381/評価:
/連載:197話/更新日時:2026年06月13日(土) 00:00 小説情報
小説検索で他の候補を表示>>