某剣客浪漫世界で私は物書きをする。   作:SUN'S

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増員しての転生定例会議 序

「悲しいです、ススハムさん」

 

「はいはい。アタシが悪かったわね」

 

「親友でしょう?」

 

「普通のお友達よ」

 

その言葉に、しゅんとする。

 

私は親友だと思っていたのに、ススハムにとって私は普通のお友達なんですね。寂しいです、悲しいです、泣いてしまいそうです。

 

「はあ、抱っこする?」

 

「はい。したいですっ」

 

ゆっくりと鷲塚慶一郎にそっくりな厳つい眉毛の赤ちゃんを抱っこさせてもらう。フフ、しとりとひとえが赤ちゃんだったときの事を思い出しますね。

 

とても可愛いです。凛々しく育ちそうですね。

 

「あら、赤ちゃんがいるわね!!」

 

「安居院さん、こんばんはです」

 

「えぇ、Good Nightね!」

 

「起きるから静かにしなさい。紗那(さな)

 

「そうね。ごめんなさい」

 

すっかり大きくなった安居院さんはお姉さんですね。しとりより年下で、ひとえの一つ年上の九歳です。数え年だと十歳になりますね。

 

「相楽さん、ススハムさん、私に許嫁が出来たの。それも最推しの鯉登音之進さま!」

 

「えーっと、鯉登少尉は明治1886年生まれですから、安居院さんの三歳年下になりますね。お姉さん女房として導いてあげて下さい」

 

「えぇ、そのつもりよ。打倒鶴見中尉!」

 

鶴見中尉に盲信してしまう鯉登少尉の未来を変えるために奮闘しているようです。しかし、未来を変えるのはとても大変な事だったりする。

 

私は左之助さんと結ばれて幸せですが、左之助さんに負担を掛けてしまっている。本当に申し訳なくていつもいつも悲しくなります。

 

「そう言えば鯉登少尉は自顕流の使い手でしたけど。安居院さんは武術は習っていますか?」

 

「軍人に嫁ぐんだもの。お父様に頼んで糸色流薙刀術を学んでいるわよ!」

 

フフンと胸を張る安居院さん。

 

彼女の態度に思わず、クスクスと笑ってしまう。

 

「そうですか。糸色流の薙刀術を…フフ」

 

「むう、なにか変かしら?」

 

「変じゃないわ。────けど、アンタの習ってた糸色流は其処の相楽カッケマッの実家なのよ。ちなみに言うと四百年続く大名家の息女だったりするわよ」

 

「えぇ?世間って狭いのね……」

 

ビックリする安居院さんは可愛かった。

 

子供は総じて可愛いです。

 

「おや、まだ集まっていないのかね?」

 

「ドクトル、毎度悪いな」

 

ドクトル・バタフライのチャフに乗って現れた不破信二はやはり以前よりも強くなっている気がします。未だに衰えるどころかピークにも達していない。

 

腕力でねじ伏せる最強の存在です。

 

「おじ様、刈羽が来てません!」

 

「刈羽君は寝ていたよ」

 

「あ、そうなの?」

 

寝る子は育つ、ですね。

 

 

 

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