某剣客浪漫世界で私は物書きをする。   作:SUN'S

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終活準備 破

私の持っている荷物は、千年アイテム二点と「物語」のキーアイテムになりそうなものが二十七個。戦隊関連のものは十九個。刀剣や槍鉾は総数二百一本。四次元ポケットを仕込んだ着物は十四着。

 

ひみつ道具は百七個です。

 

まだ、倉の方にもあります。

 

「(しとりの聖剣は形を与えて、新しい存在に封じ込める様にしてしまえば良いのでは?)」と、そう考えたこともありますが、鳳凰天舞は我心の強さが凄く、聖剣としてしか存在出来ません。

 

ひとえの聖剣、紫煌剣は優しいです。

 

幻想虎徹の打ち、この世に生み出された聖剣は、当人と同じく生ける剣(インテリジェンス・ソード)という種族になるのですが、紫煌剣はひとえのために紫光を抑え、自ら鞘に納まるなど品性の高さを示している。

 

「しこーけん!」

 

軽やかに剣を振るうひとえ。

 

その攻撃の掛け声を聞くたび、私の頭の中に「れっぷぅけーん!」というイントネーションのちょっと可笑しい必殺技が出てきた。

 

「ひー、ねーさまより強い!」

 

ふんすと胸を張るひとえに、ピクリとしとりの眉が動き、ちょっとだけ怒っているように感じた次の瞬間、しとりの背中に十本の妖刀が円陣を組む。

 

「ん、ひーちゃん。相手してあげる」

 

「ふふん、ひー強いもんね!」

 

「し、しとり、まだ子供ですからね?」

 

「ん、分かってる」

 

そう言っているものの、しとりは大広間に向かっていく。せめて神谷道場でしてもらえると、なんて思いながらも左之助さんは「初めての姉妹喧嘩だな」と二人のやり取りに満足げに頷いているばかりです。

 

整理がまだ終わっていないのに、大変な事になってしまいました。いったい、どうしたら?と左之助さんの服の袖を摘まみ、大広間の敷居の外から中を見守る。

 

「構えて」

 

「あい!」

 

「じゃあ、行くよ」

 

紫煌剣の重さに少しふらつき、晴眼とも上段とも言えない不格好に構えるひとえに対し、しとりは電光丸ではなく鳳凰天舞を引き抜き、腰を沈め、片手霞の構えになり、左手を切っ先に添える。

 

「牙突!?教えたのか景!?」

 

「い、いえ、教えていませんよ!?」

 

まさか北海道で見たときに覚えた?と考えつつ、緋村剣心や比古清十郎の飛天御剣流の神速と、瀬田宗次郎の天賦の剣才による縮地、明神君に習い、学んだ神谷活心流の体捌きを複合した初速から超神速に到達するしとりに頬が引き釣ってしまう。

 

最強×最強=無敵です。

 

「ぎゃんっ!?」

 

「紫煌剣で防いだか?」

 

「いえ、剣の結界の上を削ったんです」

 

あれは何度も使えるものではありません。

 

 

 

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