某剣客浪漫世界で私は物書きをする。 作:SUN'S
1336 / 1336
男女の友情 急
緋村剣心と将棋を打つ。
何度か繰り返して分かったことですけど。緋村剣心、ものすごく負けず嫌いです。私に負けた程度で、ものすごく対抗心を燃やしています。
そんなものを抱かなくても良いのに、すごく不思議に思いながら左之助さんに相手を代わって貰い、私の薬箱に仕舞っていた処方薬を取り出して、粉末状の薬を口の中に流し込み、白湯で飲み干す。
良薬は口に苦し。
しかし、本当に苦すぎます。
こんなに苦いと飲みにくいです。
「左之、その手は」
「景と打ってるときに覚えた」
「(現代の将棋を覚えた明治時代の人間。将棋の世界に攻め込めば無敵ですね)」
ぼんやりとゲーム関連の強者を思い出す。
しかし、実際に考えると難しいことです。「武藤遊戯」のように古代のファラオを宿しているのならば、可能性はあり得るのでしょうけれど。
「糸色殿の手札は、ここで」
「そこならこうだな」
「ムッ、待ったでござる」
「ヘヘッ。どうした?」
「……ここでござる」
「チッ」
何やら白熱していますね。
仲良しなのは良いことです。
しかし、ここまで私の名前ばかり出るのは些か恥ずかしく思いつつ、師範としての仕事を終えて帰ってきた薫さんは将棋を打つ二人に溜め息を吐く。
久し振りの休日ですからね。
まあ、緋村剣心は師範として役立っているわけではありませんし。飛天御剣流を誰かに教えるというつもりもないようです。
もっとも比古清十郎は嬉々として、剣路君に教えていますし。しとりも見稽古を経て、飛天御剣流の流儀を深く知り始めています。
正直、かなり危うい。
まだ、剣の強さに固執していないけれど。もしも聖剣を巡る戦いに巻き込まれたら、とてもじゃないですが、私は手助けする事は出来ません。
それほどまでに剣の道は奥深い。
ただ、棒を振るう。
それでは、剣術ではありません。
剣術は、斬る事に「理」を加える。
どう斬る、どう防ぐ。
どうやって、斬り合える。
その果てを見ようとしたのなら、しとりはもう人の道を踏み外した事になります。しとりは、健康な身体に生まれた鑢七実と似たようなものです。
人としての限界値は存在しない。鍛えれば鍛えるほど彼女は強さを増してしまう。幸い、筋力関連は私に似ていて、怪力ではありません。
剣術の腕前は、姿お兄様を越える。
超神速の先、光速の世界に踏み込めるススハムに着いていける様になったら、きっとしとりに勝てる人はいなくなってしまう。
それは、とても寂しく悲しいことです。
あの子が一人になるのはイヤです。
▼【挿絵表示】▼一人は糸色家の娘、二人は本条家の姉弟だ。▼明治最強の血筋を受け継ぐ姉弟と、明治時代から世界屈指の名を連ねる糸色の娘は、これから巻き込まれるドタバタでハチャメチャなラブコメディーに笑い、呆れながらも、時には戦いながら歩んでいく。▼ちなみに姉弟は私の書いた「某剣客浪漫世界で私は物書きをする」および「もしも「るろ剣」の世界に糸色景がいたらのスレ」に…
総合評価:197/評価:
/完結:441話/更新日時:2026年07月20日(月) 22:05 小説情報
「某剣客浪漫世界の物書きお姉さん」が本誌だったら?という感じのスレっぽいやつです。▼【本編】▼https://syosetu.org/novel/327970/▼【黒死の蝶の唯一留まる花】▼https://syosetu.org/novel/381420/▼【風薫る日陰に寄り添う妙花】▼https://syosetu.org/novel/387840/▼【か…
総合評価:991/評価:
/短編:417話/更新日時:2026年08月18日(火) 22:35 小説情報
かつて京都を震撼させた「人斬り抜刀斎」と並び称された、新選組一番隊組長・沖田総司。▼労咳の運命を越え、彼女が手にしたのは平穏な明治の世と、亡き夫が残した一人息子・弥彦だった。▼しかし、その剣はまだ、錆びついてはいない。▼「たまには人を斬っておかないと、腕が鈍るでしょう?」▼昼は息子の教育に頭を悩ませる士族の未亡人。夜は月夜に紛れ、暗殺者として死体の山を築く。…
総合評価:3180/評価:
/連載:90話/更新日時:2026年08月12日(水) 12:00 小説情報
突然『自称神様』に転生か輪廻に吸収される二択を迫られた(方便上の)男は転生を決めた。▼『神様転生だー! しかも特典あり?! イェーイ!』と浮かれるも束の間だった。▼『死亡率の高いコードギアスやんけ?! ブリタニア貴族でハーフでしかもカレンが俺のお嬢様……だと?』▼地雷満載の作品を、小心者は生き残るために覚えている原作知識を振り絞った虚勢を張る。▼そして勘違い…
総合評価:10485/評価:
/連載:347話/更新日時:2026年08月03日(月) 07:30 小説情報
演劇を愛し、演劇に愛された女子大生・聖上真樹(19)。 彼女は観光で訪れた冬木市にて、役作りの練習中に通行人を驚かせ、不運な交通事故を誘発してしまう。 その被害者は、指名手配中の連続殺人鬼・雨生龍之介だった。▼罪悪感(と興奮)に震える彼女の前に現れたのは、奇怪な術衣を纏った目玉の大きな外国人。 彼は涙を流し、真樹を見てこう叫んだ。▼「おお!! ジャンヌ!! …
総合評価:8730/評価:
/連載:85話/更新日時:2026年07月30日(木) 23:04 小説情報
小説検索で他の候補を表示>>