某剣客浪漫世界で私は物書きをする。 作:SUN'S
1344 / 1344
姿お姉様 破
姿お姉様は帰ってしまいました。
このところ急に訪ねてくる人が多く、私の死期を察して訪ねてきてくれるのでしょうか?と、不謹慎にも嬉しく思う自分もいるのです。
それにしても、です。
やっぱり気になるのは私の死後、左之助さん達は平和に暮らしていけるのか。左之助さんはしとりとひとえと仲良く過ごしていけるのかを考えてしまう。
信頼し、信用し、信愛しています。
────けれど。
左之助さんは男の人ですから、女の子のお悩みについて詳しく知りません。薫さんに相談するように伝えるべき、なのでしょうけど。
もう少しだけ先延ばしにします。
「景?」
「……はい、なんですか?」
「いや、ボーッとしてからよ」
「フフ、そういうときもあります」
毎日気を張っていることは出来ませんし、危ない場所に率先して進んでいる訳でもありませんから、大丈夫だと思います。
「左之助さん、手を握りましょう」
「ん?おう」
右手を差し出してくれる左之助さんの大きな手を握り、ゆっくりと彼の腕を頬に添えると、不思議そうに左之助さんは私の事を見つめてきます。
「左之助さん、大好きです」
「オレも大好きだぞ。景」
「お揃いですねえ」
嬉しくて、そう伝えると左之助さんは嬉しそうに笑いながら私の頬を撫でてきました。やっぱり、貴方にあえて幸せでした。
「左之助さん、愛していますよ」
「オレも愛してるぜ、景」
中々に手強いですね。
ですが、私も愛して大好きです。
これからの人生をあなたと一緒に生きていきたかった。ですが、叶わない夢を語るなど無理です。愛しているが故に縛り付けてしまいそうです。
「そういえば知っていますか、左之助さん」
「なんだ?」
「人間は死ぬとき、体重が減るんです」
「……じゃあ、その減った分は魂なのか」
「はい。そうなります」
ただでさえ軽すぎる私が更に軽くなっていたら左之助さんは本当にビックリしてしまいそうで、せめて先に伝えておこうと思います。
それに私は死んでもあの世に行けるかも怪しい。『地獄の鍵』を納める魂の「器」として、そちらに封印され、どこかに向かうかも知れないわけです。
そうなると、ちょっとだけ大変です。
「景はどこにも行かないよな?」
「おばけだぞー、と取り憑くんですか?」
思わず、クスクスと笑う。
私がオバケに生まれ変わっても危険な出来事は減りませんし、むしろ妖怪側の主張は激しさを増し、とても大変な事になってしまいそうです。
「捕まえてやるよ、そんときはな」
「フフ、そうしたらまた一緒ですね」
「某剣客浪漫世界の物書きお姉さん」が本誌だったら?という感じのスレっぽいやつです。▼【本編】▼https://syosetu.org/novel/327970/▼【黒死の蝶の唯一留まる花】▼https://syosetu.org/novel/381420/▼【風薫る日陰に寄り添う妙花】▼https://syosetu.org/novel/387840/▼【か…
総合評価:990/評価:
/短編:420話/更新日時:2026年08月21日(金) 22:35 小説情報
▼【挿絵表示】▼一人は糸色家の娘、二人は本条家の姉弟だ。▼明治最強の血筋を受け継ぐ姉弟と、明治時代から世界屈指の名を連ねる糸色の娘は、これから巻き込まれるドタバタでハチャメチャなラブコメディーに笑い、呆れながらも、時には戦いながら歩んでいく。▼ちなみに姉弟は私の書いた「某剣客浪漫世界で私は物書きをする」および「もしも「るろ剣」の世界に糸色景がいたらのスレ」に…
総合評価:197/評価:
/完結:441話/更新日時:2026年07月20日(月) 22:05 小説情報
かつて京都を震撼させた「人斬り抜刀斎」と並び称された、新選組一番隊組長・沖田総司。▼労咳の運命を越え、彼女が手にしたのは平穏な明治の世と、亡き夫が残した一人息子・弥彦だった。▼しかし、その剣はまだ、錆びついてはいない。▼「たまには人を斬っておかないと、腕が鈍るでしょう?」▼昼は息子の教育に頭を悩ませる士族の未亡人。夜は月夜に紛れ、暗殺者として死体の山を築く。…
総合評価:3183/評価:
/連載:90話/更新日時:2026年08月12日(水) 12:00 小説情報
突然『自称神様』に転生か輪廻に吸収される二択を迫られた(方便上の)男は転生を決めた。▼『神様転生だー! しかも特典あり?! イェーイ!』と浮かれるも束の間だった。▼『死亡率の高いコードギアスやんけ?! ブリタニア貴族でハーフでしかもカレンが俺のお嬢様……だと?』▼地雷満載の作品を、小心者は生き残るために覚えている原作知識を振り絞った虚勢を張る。▼そして勘違い…
総合評価:10491/評価:
/連載:347話/更新日時:2026年08月03日(月) 07:30 小説情報
演劇を愛し、演劇に愛された女子大生・聖上真樹(19)。 彼女は観光で訪れた冬木市にて、役作りの練習中に通行人を驚かせ、不運な交通事故を誘発してしまう。 その被害者は、指名手配中の連続殺人鬼・雨生龍之介だった。▼罪悪感(と興奮)に震える彼女の前に現れたのは、奇怪な術衣を纏った目玉の大きな外国人。 彼は涙を流し、真樹を見てこう叫んだ。▼「おお!! ジャンヌ!! …
総合評価:8729/評価:
/連載:85話/更新日時:2026年07月30日(木) 23:04 小説情報
小説検索で他の候補を表示>>