某剣客浪漫世界で私は物書きをする。 作:SUN'S
1362 / 1362
風評被害です 破
最近、わざと私の名前を出していますね。
熱狂的な愛読者達のおかげで私の悪口は鎮圧され、気がつけば犯人達も警察署の前に転んでいたり、暴行された痕があるそうですけど。
私の何を狙っているんでしょうね。
「しとり、何をしているんですか?」
「ん!......さかなさん?」
悩んで魚を指差すしとり。
しかし、そこに居るのは魚ではなく妖怪の魚です。ひとえもご飯をあげていますし、怖いもの知らずの娘達の胆力に感心し、少し目眩を起こします。
二人とも本当に元気です。
ただ、やっぱりお母さんとしては結界の中に妖怪を連れ込み、飼育しようとするのはやめてほしいです。空飛ぶ魚って普通に怖い。
「......ひとえ?」
「あい!」
「そちらは?」
「んとね、えとね、ギョー!」
ぎょー、と、呼ばれた二足歩行の魚はひとえに呼ばれるがまま現れて、とても大きく青色の身体に鱗の生えた姿は紛れもなく魚の怪人でした。
二人とも惹き付ける強さが増しすぎです。
元気に走り回る幼児を追う魚。とても怖くて恐ろしい光景の筈なのに、ひとえもしとりも楽しく遊んでいるので気にはしませんけれど。
あからさまに、私の事を怪しんでいますね。
いえ、分かっていましたけど。
「なんだこれ?」
「左之助さん、お帰りなさい」
「あ、ああ、帰ってきたけどよ」
「しとりとひとえの遊び相手です」
私は生態系に詳しくなったつもりはありませんが、我が家の生け簀は変わりましたね。折神や妖怪の遊び場と化したそこに手出しは無理です。
「お前ら、なんだ?」
「ギョー!」
「ぎょー!」
叫ぶ魚、真似るひとえ。
左之助さんも大抵の事には慣れてきましたが、こういうものは初めてですよね。分かります、私の与えたモヂカラを制御する本と筆の練習の副産物です。
「ギョー!」
「喧しい!」
「ギョー!!?」
二重の極みを受けた魚は倒れ、墨に戻り、プクーッ!と頬っぺたを膨らませたひとえは筆と本を取り出して、素早く絵を書き記す。
「とーさまのばかー!」
「なんでカマキリが!?」
バキで見た光景ですね。
等身大のカマキリと戦い始める左之助さん。私の傍にやって来たひとえを優しく抱き締めて、折角のお友達をいきなり倒されて悲しい彼女の頭を優しく撫でてあげ、グスグスと泣くひとえを支える。
「ごめんなさいねえ、ひとえ」
「んー、とーさまばかっ」
「お話を聞いてほしかったのよね」
「そーなのっ」
ムウッとするひとえは怒っているというより、悲しくて抱き付いてきています。とても優しい女の子ですから、愛情も深いのです。
「某剣客浪漫世界の物書きお姉さん」が本誌だったら?という感じのスレっぽいやつです。▼【本編】▼https://syosetu.org/novel/327970/▼【黒死の蝶の唯一留まる花】▼https://syosetu.org/novel/381420/▼【風薫る日陰に寄り添う妙花】▼https://syosetu.org/novel/387840/▼【か…
総合評価:990/評価:
/短編:426話/更新日時:2026年08月27日(木) 22:35 小説情報
かつて京都を震撼させた「人斬り抜刀斎」と並び称された、新選組一番隊組長・沖田総司。▼労咳の運命を越え、彼女が手にしたのは平穏な明治の世と、亡き夫が残した一人息子・弥彦だった。▼しかし、その剣はまだ、錆びついてはいない。▼「たまには人を斬っておかないと、腕が鈍るでしょう?」▼昼は息子の教育に頭を悩ませる士族の未亡人。夜は月夜に紛れ、暗殺者として死体の山を築く。…
総合評価:3188/評価:
/連載:96話/更新日時:2026年08月26日(水) 23:20 小説情報
演劇を愛し、演劇に愛された女子大生・聖上真樹(19)。 彼女は観光で訪れた冬木市にて、役作りの練習中に通行人を驚かせ、不運な交通事故を誘発してしまう。 その被害者は、指名手配中の連続殺人鬼・雨生龍之介だった。▼罪悪感(と興奮)に震える彼女の前に現れたのは、奇怪な術衣を纏った目玉の大きな外国人。 彼は涙を流し、真樹を見てこう叫んだ。▼「おお!! ジャンヌ!! …
総合評価:8729/評価:
/連載:85話/更新日時:2026年07月30日(木) 23:04 小説情報
転生先は特大の死亡フラグが待っているあのプラントの歌姫()ミーア・キャンベルだった。
総合評価:17720/評価:
/連載:47話/更新日時:2026年01月08日(木) 00:00 小説情報
原作知識あり転生(前世は男)主人公。砂の魔物(無性)に転生し、性能はリムルの下位互換。リムル、ヴェルドラと三体同格となり、ブラコンスライムと親バカ暴風竜の庇護を受けまくるポジション。周りからもリムルと同等の扱いで、チヤホヤされます。▼※当小説はほぼ転スラ漫画版に合わせて更新していますが、書籍版で明かされた内容については漫画化していない部分でも描写する可能性…
総合評価:28071/評価:
/連載:202話/更新日時:2026年08月12日(水) 23:56 小説情報
小説検索で他の候補を表示>>