「うしおととら」の愛読者を名乗るのは彼の存在に脳を焼かれて、憧憬と劣等感を持っていたりする悪役やラスボスだと思うんですけれど。
最近は「烈火の炎」による忍者のブームに拍車を掛け、科学忍具を求める忍び達に苦笑いしてしまう。手首に嵌める科学忍具を使用し、印を結ぶ。
ひみつ道具「魔法大事典」の外見を手のひらサイズの極小型巻き物に変更し、手のひらで潰し、音声入力や特定の仕草によって作動するように工程を組めば、
「イヤァーーーーーッ!!!!」
「イヤァーーーーーッ!!!!」
「イヤァーーーーーッ!!!!」
今日も神谷道場はワッショイしています。
「うるせえな」
「忍法を学べると勘違いした門下生は多いですし、左之助さんの雷も忍法扱いですもんね」
「ありゃあ、蛮竜の力だ。オレの力じゃない」
そう言えるのは左之助さんの美徳ですね。普通なら武器の力は自分の力だと言うのに、そういうものを拒む左之助さんは本当にかっこいいです。
それでヤンデレ属性を追加しているのは反則だと思います。私の趣味ではないと思っていたんですが、あの狂おしい愛に包まれるのは悪くないのではないかと、私は、思ってしまいました。
「左之助さん、知っていますか。外国だとレディーファーストという文化があるんです」
「レディーファースト?」
「一見、女性を尊重しているように見えますけど。自分より前に行かせて、危険の有無を判断していたりする事もあるそうですよ*1」
「三歩後ろを歩けの逆か」
「そうなりますね。最近、外国の常識を聞き齧って実践している華族の方を見掛け、その事を思い出していました」
「それ、他のヤツに言うなよ?」
「フフ、言いませんよ」
強かさを持っている女性は気付いているのでしょうが、女学生や外国に夢見る乙女は気付いていないのですけど。安居院さんは素直なので指摘しそうですね。
「じゃあ、景はこんなの知ってるか?人間の身体には電気が……いや、フランケンシュタインの奴らを見たんだから知ってるか」
「ガルヴァーニ電流の事ですか?電気生理学の本でしたら、幾つか読んだ事はありますけど。アレって神経節に通電し、生前の動きを繰り返す生理現象の一種だと……どうかしましたか?」
「いや、聞き齧った事を軽く言ったら更に詳しく返されるときの顔が分からなくて悩んでた」
「えと、何か変でしたか?」
「変じゃねえが、お前の脳から知識だけ抜き取ってバカにしてみたいとは思う」
「猟奇的な発想ですね」
グロテスクなものは苦手です。