「ズン!ズン!」
聖剣レムリア。
古代レムリア文明の生み出した意思を持つ聖剣。エネルギー源は「子供の笑顔」であり、真の心優しき者以外は扱えない極めて強大な聖剣です。
「ズン!ズババーン!」
「ずん!ずん!」
ひとえの拾ってきた聖剣レムリアは楽しそうにひとえと庭先で遊んでいます。私は聖剣レムリアを抜いて戦えるわけではありませんし。
危険な相手ではないのことは理解しているのですが、爆心の鎧がそれはもう嫉妬深く聖剣レムリアを睨み付け、羨ましそうに見つめています。
分かりますけど。あぶないです。
もうすぐ本戦を開始しますし、怪我を負う様な事は止めてもらえると助かります。というより暴れないでもらえると私は安心します。
「景、ありゃあなんだ?」
「古代レムリア文明の聖剣レムリアです。ひとえが拾ってきたので害はありませんけど。爆心の鎧が嫉妬しているので、止めてください」
左之助さんにそうお願いして、聖剣レムリアと爆心の鎧を注意して貰った瞬間、炎の剣士がそこに誕生していました。
左之助さんは、武器に好かれますね。
ちょっとだけ、嫉妬しちゃいます、
私の旦那様なのにズルいです。
……コホン。今のは無しです。恥ずかしくて口に出すことも出来ませんね。いえ、本心なので隠す必要もないのですが、恥ずかしいのです。
「離れろ!?」
「とーさま、メラメラ!」
「危ないから近づくなよ、ひとえ!」
私はひとえを呼び止めて、爆心の鎧と聖剣レムリアを持った左之助さんを見つめます。生身のままですけど、過剰戦力になりそうですね。
しかし、かっこいいですね。
「炎の剣士」といえば……いえ、やめましょう。向こう側の私と共鳴して、また大変な事になってしまいそうですからアレは危険です。
「……ウォラッ!!」
「ズゥーン!!」
「ぐへあっ!!」
左之助さんに吹き飛ばされた聖剣レムリアと爆心の鎧はショックを受けています。どちらも扱える素質を持つ人間は早々に居ませんから、本当に残念なのでしょうが、左之助さんは蛮竜があります。
なので、使えないのです。
私としては「炎の剣士」みたいになってくれても良いんですけど。蛮竜の嫉妬で大変な事になりそうなんですよね、現にドラゴンソードもあります。
アレは本当に謎ですけど。
仮の姿と定義し、本来の姿は別。
私の予想は良く当たるので、本来の姿は幻想虎徹の作った聖剣か魔剣と考えているのですが、調べたくても蛮竜の妨害を受けるため、無理です。
もうちょっとだけ情報がほしいです。