某剣客浪漫世界で私は物書きをする。   作:SUN'S

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次の仕合に向けて 序

「天挑五輪大武會」は概ね好評ではありますが、興行化した場合の妬み嫉みに対する対応策は出来ていません。また、四年毎に開催する場合、予選も必要です。

 

そのため最低二ヶ月ほど時間を掛けます。

 

通常の仕合は長くて一時間でしょうが、この第一回「天挑五輪大武會」に集まった選手、闘技者達は個として最強の力を有する人達です。

 

「左之助さんだけでも国家転覆できそうですし、それに対抗できる相手を見つけなくては」

 

「お前を転覆させてやろうか」

 

「ぼ、暴力反対です…」

 

緋村剣心はシード枠。

 

第七仕合か第八仕合の時に出場します。

 

「白也は勝てるのか?」

 

「志葉様の実力は本物です。欲を言ってしまうと志葉様の剣技はしとりに体感し、挫折とまでは言いませんけど。剣の重みを知って欲しかった」

 

しかし、私の予想は呆気なく覆った。

 

しとりの剣にはもう「重み」がありました。自分の強さに対する自負、私やひとえを守るという想い、好きな男の子に見て欲しい恋心も、彼女は持っている。

 

───だから、あの子は太陽なんでしょうね。

 

「ひとえも四年後に出るとか言わねえかな」

 

「言ったら出してあげて下さいね。ひとえは空のように広く、全てを受けてしまえるから、絆を結び、より高く空を舞える」

 

「しとりもひとえもよ、オレの血っていうよりお前の血のほうが濃いんじゃねえか?」

 

「戦闘の才能は左之助さん譲りですし、身体の強さも貴方にそっくりです。まあ、二人とも私の目によく似ているので……とくに、ひとえは大変ですね」

 

いずれ眼鏡を作ってあげましょう。

 

「左之助さんも楽しみですね」

 

「オレは誰とやるんだ?」

 

「フフ、内緒です♪︎」

 

それを言ってしまったら相手に不公平ですし、なにより相手だって楽しみにしているんですから、いきなり左之助さんだけ知るのは無しです。

 

ただ、強い人ではありますね。

 

「しかし、白也の本気が見れるわけか。しとりも流石に戦型は覚えられないんじゃないのか?」

 

「しとりの見稽古の本質は異常発達し過ぎたミラーニューロンの突然変異です。そこに私の『目』が混ざってしまったので、更に強化されました」

 

「たまに言う、その景の目って何なんだ?」

 

「物凄く見えすぎる目の事です。私は眼鏡を掛けていないと視界は曇りガラスと同じですが、白面の者に追われていた時のように先が見えてしまうんです」

 

「占いみたいなもんか」

 

分かりやすく言えばそうですね。

 

ただ、この目は見えすぎてしまいます。

 

しとりは比較的に軽度ですが、ひとえはサンピタラカムイ様の神酒、私の『前世の記憶の保持』又は『料理のスキル』のどちらかが変化し、遺伝しています。

 

だから、たまに瞳の色も変わるのです。

 

 

 

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