第一仕合、勝者は石動雷十太。
第二仕合、勝者は明神弥彦。
第三仕合、勝者は四乃森蒼紫。
第四仕合、勝者は相楽しとり。
第五仕合、勝者は志葉誠輔。
第六仕合、勝者は相楽左之助。
第七仕合、勝者は緋村剣路。
第八仕合、勝者は引き分け。代役、柏崎念至。
第九仕合、勝者は八宝斎。
第十仕合、勝者はシルベストリ。
シード枠の緋村剣心
この十一人で、また順番を決めます。
くじ引き形式によって十一番まで決めて貰います。一番最初にしとりと左之助さんが当たるという可能性もあり、選ぶときは慎重に選んでほしいですけど。
しとりと左之助さんはそういうことなんて気にしませんし、強いなら満足というタイプです。しかし、とても怖いことばかりですね。
シルベストリ、彼が混ざると手加減を止めてしまう人が何人もいますし。下手したら、とても大変な事になってしまうかも知れません。
「なに書いてるんだ?」
「出場者、残り十名の名簿です。優勝候補はしとりと明神君だったんですよ?」
「オレじゃねえのか。見る目がねえな」
「実力というより話題性でしょうか。ふたりとも活人剣という物もありますし。左之助さんも分かると思いますが、二人とも鮮烈さがあるんです」
「しとりは可愛いからな」
「明神君は?」
「弥彦は弥彦だ」
そう言って私の書いていた十人の参加者を見つめて、「コイツだけ不参加に出来ねえか?」と八宝斎の事を指差す左之助さんに苦笑を浮かべてしまいます。
「左之助さんは、本当に八宝斎君が嫌いですね」
「お前は見殺しにされかけたの忘れてるのかよ。子供だったからって見捨てるのはダメだろ」
彼の言葉は正しいけれど。
まだ、小さな子供だった彼に血を吐いて苦しんでいた私を見せてしまったのも申し訳なく思います。トラウマになってなければいいんですけど。
左之助さんにそれを言っても許してくれるのかは分かりませんし。
怖いものを見せてしまったのも事実です。
「悪いな。お前も怖かったし、苦しかったよな」
「それは……いえ、慣れていますから」
「慣れちゃダメなことだろうが」
「……フフ、そうですか?」
「笑って誤魔化すな?」
私の悪い癖も知っている左之助さんに、そう怒られてしまうと何も出来なくなります。好きですけど、そういうところを見抜くのは止めてほしいです。
私の秘密もすべてを知ろうとするのも、ちょっとだけ止めてもらえると助かります。いえ、好きだから知ってほしいとも思ってしまいます。
なので、変わりたくもあります。