某剣客浪漫世界で私は物書きをする。 作:SUN'S
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トヨウケビメ 破
トヨウケビメの視線は私の事を見つめて、さっさとその身体を渡せば済むはなしでしょう?という視線をものすごく感じて、イヤな気持ちになってしまう。
同じ転生者ですが、個魔の方や他の転生者のように二度目の人生を生き抜こうという感じを感じません。まるで、いつでもコンティニューできるゲームをプレイしているようにも思えます。
「ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛」
「あ、あの、しとり?そろそろ本当に」
私の肩に張り付いているトヨウケビメの事を引き剥がそうと身体に足を押し付けようかとしているしとりの事を見つめます。
最近のしとりは素直に感情を出してくれますが、ここまで激しく怒るのはとても困ってしまいます。いえ、悪いと思っているわけではないんですよ?
ちょっとだけ
ダメなような気がします。
「ん、斬ろう」
遂に本性を見せたわね
「私の母様を怖がらせて悲しませるヤツは許さない。母様に抱きついて良いのはわたしだけなの」
「オレの女だぞ。しとり?」
「ん、父様は黙ってて」
そう言うとしとりは電光丸を引き抜いて、私の後ろを斬ろうとした瞬間、私の身体は勝手に動く。
「ひっ!?」
迫る電光丸に目を閉じる。
────けれど。痛みは来ず、しとりは当たる寸前に太刀筋を切り替えていたらしく、ものすごく怖い顔でトヨウケビメを見ています。
「さ、左之助さん、助けてください」
「オレが殴りてえぐらいだわ」
左之助さんもものすごく怒っていて、ドクトル・バタフライを見れば能面のように感情を消し、私の身体に纏わりついているトヨウケビメを見ています。
「あ、あのもうや掛かってきなさい。カス共めにしませ、え?」
ずらりと立ち上がった。
しとり、左之助さん、ドクトル・バタフライの三人は私の事を見下ろしています。これ、だめ、だめなやつだって分かります。
「や、やめ身体借りるわよ。来なさい」
ひぃんっ!!と身体の中で泣いていると、私の身体で戦い始めたトヨウケビメの攻撃を簡単に受ける左之助さん達に困惑してしまいます。
「音速で蹴られたことはあるかしら?」
だ、だれか止めてください!
「なら、光速で蹴っ飛ばすわ」
ススハムさん!!
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