「景、ちょっといいか」
その言葉に後ろに振り替えると左之助さんが神妙な面持ちで私の事を見ていました。
「ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛」
しかし、それよりも襖の向こう側に聞こえるしとりのものすごく長いがなり声にビックリしながら、そちらを見るも左之助さんに手をとめられました。
「あの、しとりが」
「剣路に任せとけ。今はお前だ」
そう言うと左之助さんはベタベタと私の身体を触り始めて、ビックリして下がるも左之助さんは止まらず、平然と当たり前のように手を動かしています。
「あ、あな?」
「あなたって言いそうになったわね」
「トヨウケビメさん!!」
「事実じゃない。相楽くんもそう思うでしょ?」
私の声と顔で、そう平然と左之助さんに話しかけるトヨウケビメに文句を言おうとしましたが、自分に怒っているようにしか見えませんね。
しかし、本当に悩ましいです。
「左之助さっ、ん......」
私の頬に触れる左之助さんを見上げながら、ゆっくりと顔に触れる左之助さんの手の熱にドキドキとしながら、近づいてきた顔に口吸いだと気付き、目を閉じる。
「閉じんじゃないわよ」
「...トヨウケビメさん」
「お前、本当に出ていくか。引きこもってくれねえか?」
「いやよ。それよりオオイミ様に会うんだから、イチャイチャせずに考えなさい。カグヤを守るために、私は糸色景の身体がほしい」
「それはお前の都合だろうが、景を巻き込んだ上に殺したら許さねえぞ」
「だから頼んでるんじゃない」
「頼んでませんよ!?それは脅迫です!」
「うるさいわね」
そう言うと私は私の身体なのにしゃべれず、泣きそうになりながら、左之助さんを見つめる。
「声を出せなくするのか」
「そうよ。糸色景の精神性は極めて穏和すぎる。喧嘩や生死をかける闘争に向いていない。況してや自分よりも他人を優先するなんてあり得ないわ」
そ、そこまで言わなくてもいいのでは?と困惑する私に左之助さんはとても真剣な顔つきで、じーーーっと私のことを見つめています。
その視線が少しだけ怖くて、恥ずかしくて、不安になってしまいます。