某剣客浪漫世界で私は物書きをする。 作:SUN'S
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夢の中 急
しとりにとって私の精神世界は遊び場に等しいのか。ずっと空の本棚の上を歩いています。まるで、何かを探しているようにも見えますが、なにを?
そんなことを考えながら、しとりのことを見ているとトヨウケビメの視線は妖怪大魔王の背後に向き、仮面ライダーコアが出てきました。
いえ、分かっていますよ。
私の精神世界にいるわけですし。向こうの私と繋がっているのは把握しています。つまり、妖怪大魔王も向こうの私の精神世界に行けるわけです。
正直、スーパー戦隊より危険そうです。
向こうにもメタルヒーローもいますし。あとキカイダーやイナズマンもいる。正直、かなり強くて個性まみれの世界になっていますね。
「しとり、危ないですよ」
「ん!ん!ん!ん!母様、この本なに!!」
「それはネクロノミコンですね……ネクロノミコン!?」
思わず、声を張り上げて驚愕する。
「す、すごい。本物ですね」
「ネクロノミコンってなによ」
「私も知らないな」
「ん!読んで良いよ」
三人三様の態度に深呼吸し、私は本を開くことはせずに本棚の一番奥の奥まで送りました。
あれは、読んではいけません。
「あら、読まないのね」
「読めないのか?」
「……多分、読めますけど。読んだら危ないので」
「いあ!いあ!くとぅうるふ!」
「しとり?しとりさん?だめです?」
しとりの頬っぺたをむにむにと撫でてやめるように伝えます。ガタノゾーアとか出てきたらどうするんですか。
いや、なるほど、「ウルトラマン」世界の私は読みたいという欲求に負けたんですね。もしくは、そうなるように誘導されてしまった可能性もあります。
「なんか壮大なストーリーね」
「ティガはみんなの光ですから」
「ていが?」
「フフ、ティガです」
しとりの頭を撫でるために少し背伸びして、よしよしと優しく頭を撫でてあげます。やっぱり、私より背が高くなりましたね。
ひとえもそうなるのでしょうか。
そんなことを考えながら、私は妖怪大魔王のネクロノミコンに向けた視線に気づいています。トヨウケビメもおそらく気づいています。
「ん!ん!ん!ん!」
「それはネクロノミコンの偽書。なんでフランス語のものが?」
ちょっと真剣に表紙を見つめます。翻訳したものは珍しいですが、これは?
「ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!」
アピールが、アピールがつよいです。
「某剣客浪漫世界の物書きお姉さん」が本誌だったら?という感じのスレっぽいやつです。▼【本編】▼https://syosetu.org/novel/327970/▼【黒死の蝶の唯一留まる花】▼https://syosetu.org/novel/381420/▼【風薫る日陰に寄り添う妙花】▼https://syosetu.org/novel/387840/▼【か…
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