某剣客浪漫世界で私は物書きをする。   作:SUN'S

1564 / 1564
しとりは夢食い虫を見る 序

「ん。母様、見て」

 

真っ白なモザイクの塊がいました。

 

とてもとてもとても怖いです。

 

しとりも左之助さんもひとえも見つめている、その真っ白なモザイクはモゾモゾと動き、私の目の前を通りすぎて行きます。

 

アレはなんでしょうか。

 

そんなことを考えながら、左之助さんに視線を向けると「オレに何かしろっていうのか」という視線を返されました。まあ、そうですよね。

 

あからさまに。あきらかに。

 

私達の知るものではありません。

 

左之助さんはどうやって、あんなものが家の中に入り込んだのかと悩み、私も怪しく感じてしまいます。ノソノソと動き始めた真っ白なモザイクは廊下を進んでいき、厠の前に立つと停止し、くるりと振り返った。

 

まるで、当たり前のように怪しさを感じる。

 

「ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!」

 

「し、しとり、流石にそれは」

 

「すごいラッシュね」

 

「オレ連打に似てるな」

 

「相楽、月の客人よ。しとりのんんラッシュを止めるか、にげるように伝えなさい。怒って剣を抜くかもしれないわよ」

 

「きさま、ゆるさ」

 

「ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!ん!」

 

「うじゃばあ!!」

 

「オラオララッシュどころじゃないわね」

 

軽やかなパンチは音速に到達し、最適化したパンチのラッシュは真っ白なモザイクの鎧殴り砕きました。私、しとりが強くなるのを知っていましたけど。

 

まさか、ここまでとは。

 

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