「なるほど、しとり。お義母さんにひどいことしようとしたバカだ。もっと殴れ。いや、竹刀で殺れ。左之助さんも許してくれる」
「ん、流石は分かってるね。けんちゃん」
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「……竹刀って竹だよな?」
「そうですよ?」
左之助さんの問いかけに答えると、左之助さんは動けない逆さ吊りの月の客がしとりの放つ九頭龍閃の連撃に晒される光景に苦笑いしています。
とても珍しいですね。
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「むう、ひーもやりたい」
「ダメですよぉ?ひとえは、さっき思い切り殴って、吹き飛ばしてしまったでしょう?今は、しとりの加減した九頭龍閃を見ましょう」
「あーい」
「あれで加減したの?」
トヨウケビメの困惑も分かります。しかし、事実です。しとりは完璧に手加減し、月の客が意識を落とさないギリギリでひたすら竹刀で打っています。
「最近、こんなのばっかりだな」
「それは、そうですね」
漫画だったらギャグシーンでしょうが、リアルだと壮絶な拷問に見えてしまいます。これをしているしとり自身に、一点の曇りもない。
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「長いですねえ」
「……あなた、感覚麻痺してきたわね?」
「トヨウケビメさんのせいでは?」
「否定はしないわ」