某剣客浪漫世界で私は物書きをする。 作:SUN'S
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オオイミ王 序
オオイミと戦うために、また鏡面世界に入っていく左之助さんに着いていこうとしたらトヨウケビメに身体の所有権を奪われそうになりましたが、耐えました。
流石にダメです。
見届けると約束しましたし、なによりしとりやひとえに危害を加えないという約束を交わしていない以上、私は左之助さんと一緒にオオイミの目の前に立って、いること示さないといけません。
「左之助さん、大丈夫ですか」
「おう。問題ねえよ」
「本当に大丈夫ですよね?」
「任せろ」
左之助さんの言葉にうなずき、目の前に現れたオオイミに身体の中のトヨウケビメはおびえています。やはり、怖がっているのは事実ですね。
しかし、私も怖いです。
そもそも戦いたくないです。
「余はこの時を待った。相楽左之助、余のために練り上げた力、じつに善き力だ。こい。月の王の強さを再び味わわせてやろう」
「ハッ。いいぜ、殴り倒してやらぁ!」
左之助さんとオオイミの殴り合い。
お互いに攻撃を避けないという約束なんて交わしていないのに、左之助さんとオオイミは一歩も引かずに殴り合い、血を吐いて、殴り合う。
「どうしたァー!!!」
「此方の台詞だ!」
荒々しく拳の圧だけで風を起こすという常識を疑うことばかりしています。本当に、左之助さんは強くなりすぎてしまいました。
しかし、それでも月の王オオイミに届いていない。いえ、届いているけれど。確実に力で拮抗が崩れそうになっています。
これは、かなり危ない。
「しゃらくさい!」
「うぉらあっ!」
二重の極みを撃つ。
オオイミの拳は後ろに弾け、左之助さんの身体はオオイミの蹴りを受けて、吹き飛ぶ。が、すぐに身体を踏ん張ってとめ、殴り合っていく。
もはや決闘ではなく喧嘩です。
「二重の極みッ!!!」
「ちょこばいな!!」
ばい?ざいではなく?
そんなことを考えながらラッシュの応酬の余波を防ぐようにトヨウケビメは私の周りに結界らしきものを展開し、私のモヂカラで更に強固にします。
「オオイミ王......なぜ、あんなに笑って」
「......楽しいんじゃないですか?きっと本気で殴り合える相手なんていなくて、ようやく会えたのがたまたま左之助さんだったんです」
「......要するに、オオイミ王は遊びではなく、遊び相手が欲しかったということね。まあ、それだけオオイミ王に負担を強いていたということね」
「トヨウケビメさん、まだ間に合いますから」
「えぇ、貴女の身体を貰ったら本気でオオイミ王の遊び相手になるわ。」
「某剣客浪漫世界の物書きお姉さん」が本誌だったら?という感じのスレっぽいやつです。▼【本編】▼https://syosetu.org/novel/327970/▼【黒死の蝶の唯一留まる花】▼https://syosetu.org/novel/381420/▼【風薫る日陰に寄り添う妙花】▼https://syosetu.org/novel/387840/▼【か…
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