お昼ご飯を食べ終えた後、のんびりとお茶を飲んでいると中庭に古びたデンオウベルトを持って佇んでいるソウタロスが窓から見えた。
何か思い出したのかな?と思いつつも仕事を再開していると、ひとえがソウタロスの足元にやって来て、彼の持つベルトに少し興味を抱いている。
何か関わりがあるのかしら?
私の疑問や問いに答えるには二人との距離は遠く、楯敷ツカサもソウタロスが出現して以来、此方の世界にやって来ていない上、鳴滝さんも来ていない。
もう私の力は諦めたのかとも考えたけれど。私の力は楯敷ツカサにとって最も欲している力であり、そう簡単に諦めるとは思えない。
代用できる能力を見つけたのか。
あるいは、新しくやってきた転生者の『特典』を奪って力を蓄えていると考えるべきだ。門矢士と対極に立つ楯敷ツカサを止めるには、やっぱり『仮面ライダーディケイド』の協力は必要不可欠です。
そうなると必然的に私達に必要になるのは『世界を渡る能力』です。未来の子供の誰かに私の『特典』は遺伝すると仮定し、私の次に楯敷ツカサはその子を狙う。
「タイムベントかデンライナー、もしくは他に時間を逆行する手段や移動する手段を確保している。平成を生きる彼が明治に来れるのもそれが理由でしょうし」
全てを纏めるには情報が少なすぎる。
左之助さんに相談したくてもおいそれと相談していい内容ではない。いっそのこと時間を渡り歩ける装置か能力を使えれば良いんですけど。
────二つほど思い浮かんだ。
「タイム」のガイアメモリと「タイムマシン」だ。
私の『前世の記憶の保持』は広義的に言ってしまえば「
「デメリットは依存性と毒素だけ…」
対して、タイムマシンはひみつ道具だ。
しかし、こちらを作るということは本当に時間を移動できる手段を手に入れてしまうということ。もしも私が失くなった後、左之助さんや誰かが知ってしまえば、何度も同じ時間を繰り返そうとするかもしれない。
最期は、あのデンライナーを見つけること。
一番簡単なのはコレです。時間を測って襖や障子を開けてデンライナーに入り、ソウタロスに返したライダーパスを借りれば乗車する事は出来る。
「(私の『物語を繋げる力』と楯敷ツカサの『世界を渡る力』が会った影響でお互いを引き付け合っている。このまま行けば世界は融合を始めて、本当にライダー大戦の世界のようになってしまうかも知れない)」
それだけは、止めないといけない。
…………やっぱり怖いからドクトル・バタフライかススハムに相談しよう。そこで左之助さんに話しても言いかを聞けば良いんです。