某剣客浪漫世界で私は物書きをする。   作:SUN'S

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怪人襲来 急

「おお、意外と集まっているな」

 

そう光写真館に入ってきた壮年の男性は楽しそうに笑っていると思った次の瞬間、ユウスケ君が生身のままパンチを繰り出し、徐々に変身しながら彼の事を光写真館の外に押し出していく。

 

「景さん達は逃げろ!交ちゃんっ、出来るだけ早く士達に戻るように呼んでくれ!」

 

「気を付けるんだよ、ユウスケ!」

 

ヒラヒラと手を振って明治時代とは思えない現代風の外に頬が引き釣ってしまう。私達は、別の時代に無理やり転移している?

 

「門矢君と海東を呼び戻す間、景様達は私が守るしかないけど。栄次郎先生、もしものときはお願いしてもいいかな?」

 

「何を頼むのかは分からないが、任せなさい」

 

交さんはバックルを身に付けて、いつでも変身できるように待機しながら襲撃に備えていた刹那、光写真館の玄関のドアベルが鳴り、コツコツと楽しむように靴底を鳴らす音が聴こえる。

 

「よう。久しぶりだな、交」

 

「ああ。久しぶりだね、ツカサ」

 

あまりにも平然と挨拶を交わす二人に少しだけ不安を抱くも交さんは私と向こう側の私を守るためにカードを取り出して構えている。

 

「景様は渡さない」

 

「オレの目的の邪魔はしない約束だろ。ったく、そんなに構って欲しいなら相手してやるよ」

 

「ッ、ふざけるな!」

 

まるで駄々を捏ねる子供を諭して一緒に遊ぼうと告げるように笑う楯敷君に交さんは顔を赤く染め、同じように二人はカードを構え、バックルに差し込んだ。

 

「「変身!」」

 

KAMEN RIDE DARK DECADE

 

KAMEN RIDE DENIED

 

二人の姿が変わると同時に部屋の中で戦いが始まり、お互いの顔を殴りつける。───だけど、体格の違う二人ではパワーは必然的に交さんが劣る。

 

真っ直ぐパンチを放つも素早く往なされ、裏拳を叩き込まれた交さんの変身したディナイドの身体がぐらつき、頭を掴まれて窓の外に放り出される。

 

「ぐっ、この!」

 

「お前もとっくに分かってるだろ?お前の癖も動きも技の種類も全部オレは知っているし、ちゃんと覚えている。いくら強くなってもお前じゃオレに勝てない」

 

「ああ、分かっているよ。だから、こうする!」

 

ATTACK RIDE MIGHTY KICK

 

「マジかッ?!」

 

カードを装填すると構えを取らず、前蹴りで「マイティキック」を繰り出す交さんに驚きながらダークディケイドはお腹に浮かんだマークを掻き消す。

 

「私だって日々成長しているんだ」

 

「ハハハ、お前なら確かにオレの想像を越えるなんて簡単にやってのけるか。愛してるぜ、交」

 

「ん゛ッ……コホン、録音するからもう一度良いか?」

 

「そこは変わらねえのかよ」

 

私も左之助さんの言葉なら録音したいです。

 

 

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