ズシリとアスファルトが沈んだ。
「来い。クウガ」
「超変身!」
くいっと軽く手招きをする「たちばなげんじろう」と名乗った壮年の男性に向かいながら、ユウスケ君の身体は
シャン、シャン、とクウガの持つ独特の音を奏でて振るわれる棍棒「ドラゴンロッド」は的確にデスガロンの首やお腹を打つ。
「温いぞ、クウガ!」
「なっ、ぐうっ!?負けるか!」
「それならもっと力め!お前の力は、新しき英雄はこんなものじゃないだろう!!」
が、しかし、彼の歩みは止まらない。
重厚の鎧を貫くには突破力は足りず、片腕を上げて棍棒の一撃を受け止めたデスガロンは力比べを仕掛けるように棍棒を掴み、お互いに中段回し蹴りを放ってお互いに身体を仰け反らせ、また同じ蹴りを繰り出す。
本来のクウガと違って、ユウスケ君の変身するクウガには「
「ワリいな、オレも行ってくる!!」
「っ、はい。気をつけて」
「銀バッタ!オレも相手しやがれッ!!」
「ハヤタロスか。纏めて相手してやる」
「上等だ!こちとら景が見てるんでな!」
そう宣言するデスガロンに向かってモモタロソードみたいな蛮刀を取り出したソウタロスは飛びかかるように刀を振り下ろし、片腕を押さえつける間にユウスケ君は身体を引き、
「ユウスケ!」
「おう!パワーはこれで五分だ!」
「怪魔怪人を嘗めるなよ、クソガキ共!」
その確固たる矜持を吼えるデスガロンは二人の身体を吹き飛ばし、その余波で私は吹き飛ばされ、壁に激突する寸前に私の身体は地面に降りていた。
「危ないな、全く」
「遅いぜ、相棒!」
「まあ、そういうなって向こうで怪人に狙われたんだよ。景ちゃんも怖い思いさせて悪かったな。こっから先はボーナスタイムだ!」
黒い電王が稲妻模様の装甲を纏い、デスガロンに向かって人差し指を突きつけ、そう宣言するとソウタロスは彼の身体に飛び付き、一体化すると稲妻模様に炎のようなシンボルが混ざり、白模様のラインが刻まれる。
「ブラック電王、景ちゃんに良いとこ見せてやるよ!」
「初対面なのに、ちゃん付けは止めてほしいです」
思わず、そう言ってしまったけど。
これは、事実ですからね。