某剣客浪漫世界で私は物書きをする。   作:SUN'S

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ツカサの協力者 急

クウガと黒い電王の二人と同時に戦って、ようやく渡り合える程に強いデスガロンの力の源は最初に話していた暗黒結社ゴルゴムの三神官を倒して奪った『命の石』の与えていると考えるべきですけど。

 

「ハアッ!」

 

「ラアッー!」

 

「良いぞ。流石は仮面ライダーだ!」

 

パンチを受ける度に多幸の叫びを上げるデスガロンに違和感を抱いてしまう。どうして、あそこまで攻撃を防がず、受けて殴り返す事を徹底しているのだろう。

 

重そうな鎧を纏っているけど。改造人間にとってあの程度の鎧は重さすら感じない筈、まさか何かを試すためにわざと攻撃を受けているの?

 

「ちょっとちょっと危ないわねぇ~!」

 

小さな白色の蝙蝠が私に向かってきた瓦礫を弾き、パタパタと可愛らしいハートをモチーフとした羽を揺らす。キバットバッド三世の妹、キバーラが私の手の中に軽やかに降りる。

 

かわいい。

 

思わず、手の中でパタパタと羽を動かす彼女の事を見つめてしまうものの。すぐに「助けてくれて、ありがとうございます」と伝える。

 

「貴女の子供にはお世話になってるもの!あの子のエナジーはとっても美味しいのよね♪︎こう、豊潤な味わいって言うのかしら?」

 

そう言って笑うキバーラは私の頭の上に移動し、飛んできた瓦礫を超音波のようなもので吹き飛ばしながら、私に此処から離れて逃げるように言ってくる。

 

でも、ここを動くのは危ない。

 

「くたばりなァ!」

 

「ぐぬあっ!?」

 

強烈なボディーブローを受けた黒い電王の身体がくの字に曲がり、デスガロンは紫のクウガの振るう剣を受けたまま頭突きを叩き込み、ユウスケ君を吹き飛ばす。

 

「ゴフッ…!」

 

「クソ、マジで強すぎるぜオッサン!」

 

「伊達に大幹部はやってねえからな。まあ、今回は挨拶も兼ねた集会だ。ドクトル・バタフライ、お前さんなら言いたいことは分かるよな?」

 

「分かるが、理解はしない」

 

白いドクトル・バタフライが私の目の前に着地し、チャフの防護服と防壁を私の周りに展開しながら、ゆっくりとへたり込み、足の竦んでいた私に目線を合わせる。

 

「遅れてすまなかった。デンライナーに乗車する時間が、どうにも難しくてね」

 

「だ、大丈夫です、その、ありがとうございます」

 

「うむ。あとは任せたまえ」

 

「え?」

 

デスガロンに向かって歩き出すドクトル・バタフライに驚きつつ、彼の背中を見つめる。いつも私を守ってくれる左之助さんの背中じゃないのに、とても頼もしく見えるのは彼の強さを知っているからでしょうか?

 

「さて、軽く相手をしようか」

 

「老兵同士、仲良くしようぜ」

 

「そのお誘いはティータイムの後で受けよう」

 

 

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