『世界を渡る能力』と『物語を繋げる能力』
そのどちらかを一人に集めたら『仮面ライダーディケイド』本編で起こっていた世界の融合は起こりうると聞けば簡単に想像することは出来るけれど。
ドクトル・バタフライの持つ『統一された世界』の存在する限り、世界は融合し崩壊する危険性は極めて低い。ただ、ドクトル・バタフライと私の二人を殺すか無力化した場合、本当に世界は終わるでしょう。
「オレとお前の勝負だ。ドクトル・バタフライ、不破信二、ススハム、黒賀平助、強羅、ウィリアム・ヘンリー、幻想虎徹、奈落、お前達は邪魔だ」
「ハッハッハッ。驕るなよ、
「思ってるから真っ向で話しに来たんだ。ドクトル・バタフライ、お前もオレの方に着いてくれよ。アンタが望むなら景の知識全部使っていいぞ」
この前会ったときよりも感情がおかしくなっている楯敷君の提案に短く悲鳴を上げ、ススハムに抱きついてしまう。ドクトル・バタフライまで敵になってしまったら、もう私達に勝ち目は無くなる。
「随分と私を買っているようだが、私と君では実力差がありすぎる。格下の小僧に従ってやる道理も言われも私には存在していない」
「なら、此処でお前を潰して従わす」
KAMEN RIDE DARK DECADE
そう言うと楯敷君はバックルにライダーカードを装填し、黒と黄色のボディに青い複眼の仮面ライダーダークディケイドに変身する。ドクトル・バタフライも背広を脱ぎ、ドレスタイツのお洒落な戦闘服に変態した。
「キモいわね」
「えっ、カッコいいのに…」
「相楽カッケマッ、お洒落を間違えているわよ」
でも、あの服はカッコいいですよ?とそう思いながらススハムに話しかけようとした瞬間、爆風を巻き起こしてドクトル・バタフライと楯敷君がお互いを殴り付け、正反対に向かって大きく後ろに吹き飛ぶ。
「……成る程、パワードスーツ系統の開発も面白そうだ。しかし、依然として問題は無い。ススハム君、信二君、糸色君の事を頼むよ」
「おう。死んだら仇取ってやるよ」
「Niceなジョークだ。だが、蝶・超人たる私があの様な子供に負けるわけがないだろう?」
さっきから子供って言っているけど。
楯敷君の年齢ってほとんど私と変わりませんよね?それだと私もドクトル・バタフライに子供のように扱われていることになるんですが、どうなのでしょうか?