「オレとの連戦続きとはいえ、よく一撃でコイツの意思を刈り取れたな」
「半分、からくりなんだろ?だったら人間と同じで思いっきり頭をブッ叩けば動かなくなる」
「流石、相楽左之助だな」
やれやれと呆れたように、そう門矢君は呟きながら変身の解けた奇怪人スパークの事を見つめている。起きたところを問い詰めるつもりなのでしょうか?
「それより景に聞きてえんだが」
「はい。なんですか?」
「オレに黙ってドクトル達と会ってたんだなぁ?」
「え?あ、ちが、その…」
「アタシも一緒だったから違うわよ。この子のアレについて相談していただけだから」
そう言って私を庇ってくれるススハムに感謝しつつ、左之助さんに向かってコクコクと頷いて肯定する。私が転生者ということはどうしても話せないから、ススハムの言葉はとても助かります。
ただ、左之助さんは不満そうです。
「ススハム……だったか。楯敷ツカサはドクトル・バタフライ達と戦っているんだな?」
「えぇ、まだ戦っているでしょうね。けど、一番心配なのは信二の事だけ……アイツ、そろそろ止めないと
「外道堕ちか。それは止めねえとな」
その言葉の重みに私は言葉を発することも頷くことも出来ず、静かにススハムの事を見つめる。彼女の言っていることは理解できます。
それでも怖くて怖くて怖くて仕方ない。
「景、此方に乗れ」
「すみません…」
私をおんぶしてくれる左之助さんに謝りつつ、チラリと私の足に誰かの視線が向けられたような気もする。着物だから仕方ないんです、分かって下さい。
「しかし、どうやって探すんだ?」
「ドクトルなら金色の光を探せば良いわよ。少なくとも彼の近くには蝶がいる」
確かに、いつも武装錬金の形状を蝶に変えているから、集中して探せば見つけることは簡単です。でも、他にも見つける方法はあるはず。
「門矢、鉄の馬はねえのか?」
「バイクなら麓に停めてきた。流石に整備もされていない夜の山を走るのは無理だ。それと鉄の馬呼ばわりするのはやめてくれ」
ユウスケ君も鉄の馬になれますよね。
流石にアレは怖いですけど。ゴウラム。リ・イマジネーション世界の「クウガ」にはまだ登場すらしていません。もしも会うことがあったら触ってみたい……けど、やっぱり怖いからダメですね。
しとりやひとえなら普通に触ることが出来るのでしょうが、流石に乗ろうとはしないわよね?とゴウラムの背中に乗る姉妹の事を想像してしまった。
とっても、かわいいです。