某剣客浪漫世界で私は物書きをする。   作:SUN'S

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大体、絶姿の収集品 序

「……見つけました」

 

そう伝えると左之助さんは目を見開き、ぬらりひょんは興味津々といった表情で私を見つめる。ですが、これは隠されているというよりアレですね。

 

「浦鮫は姿お兄様の収集品の一つですね。手紙を(したた)めますから、京都に居を移した本条家の鎌足お義姉様の名前を訪ねて下さい」

 

「助かった。ではな」

 

フワリと消えるように出ていったぬらりひょんは我が家のお菓子を幾つか持っていき、しとりとひとえは彼に貰った手鞠をポンポンと軽く押して遊んでいます。

 

「景、千里眼使えるのか?」

 

「使えませんよ。アレは北海道で見たものの中に在ったのを覚えていただけ、千里眼なんていうものは仙人や鍛えた人の見る超越感覚の先読みです」

 

「剣心も使えるわけか」

 

「出来ると思いますよ、現に左之助さんは何度も攻撃を先読みされていますよね?」

 

「……あれか!?」

 

「あれです」

 

そう教えると左之助さんは「じゃあ、オレも千里眼使えてたのか」と困惑気味に自分の手を見つめています。まあ、確かに喧嘩しているとき、事前に攻撃を察知して避けていますね。

 

でも、それは野生の勘です。

 

左之助さんは強さは野生の勘というより、絶対に諦めない不屈の精神だと私は思う。まあ、夜になると野生のごと……コホン、今のは違いますね。

 

「左之助さんも妖刀欲しいんですか?」

 

そう訊ねると蛮竜が壁を突き抜け、縁側に突き刺さり、地面に深々とめり込み、柄だけが地上に出た状態で異様な気配を放っている。

 

正妻枠を狙っているのでしょうか?

 

私の立場は誰にも渡しませんよ。

 

「おお、珍しいな。景」

 

「え?」

 

「今蛮竜に嫉妬したろ」

 

「……してません」

 

左之助さんの言葉を否定するように、ふいっと視線を逸らしても楽しげに私を見つめる視線は変わらず、そのせいで蛮竜は更に不満そうに妖気を放つ。

 

しかも刃を変化させて、までです。

 

そういうのは本当によくないです。

 

「ん!ぴかぴかしてる!」

 

「ぴかぴかー!」

 

「綺麗でも危ないから触ってはいけませんよ」

 

「ん!」

 

「あい!」

 

私の言葉に二人は蛮竜の事を遠巻きに見つめるだけに留め、ワクワクとしながら大鉾を見つめています。あそこまで存在感を発する武器は存在しませんね。

 

「お前ら、危ないぞ」

 

確かに、怪我する可能性のほうがたかいですし。あまり危ないことは止めて安全に過ごしてほしいですね。でも、遊び盛りな彼女達を押さえつけるなんて酷い事は出来ませんし。

 

いったい、どうしたら良いんでしょうか?

 

 

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