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景と嬢ちゃんの情報を探すために斎藤の言っていた荒川河口を駆け回っていたその時、真っ昼間だっていうのに黒衣に頭巾を被った男を目撃し、その背中に向かって蛮竜をぶん投げる。
だが、オレの蛮竜は何かに阻まれるように軌道を変え、地面に突き刺さって停止する。地響きに驚く奴らを無視して、オレは目の前に立つ髑髏頭巾に近付く。
「漸く見つけたぞ、髑髏野郎ッ!!」
「全く帰港して直ぐに出会うなんて最悪だよ。相楽左之助、お前の相手をするほど私は暇じゃないんだ。とっと帰って大事な女房と仲良くしていたまえ」
「…っざけんじゃねえぞ!オレが分からねえと思うのか、テメェの寄越した
「無論、私は芸術家だよ」
オレの怒号にも似た声に髑髏野郎は平然と応え、蛮竜の柄を握った瞬間、無造作に蛮竜を地面から引き抜き、オレに投げ返してきた。
「先日、私の機能美を追求した死なずの忍びと戌亥番神を破壊した大鉾も振るってみれば存外大した重さはないね。───が、お前の態度は癪に触るぞ相楽左之助。二年前、東京で出会っただけのお前程度の破落戸が、何故糸色先生と夫婦になれる?」
「どういう意味だ?」
「彼女の才能を最初に見つけたのは私だ」
僅かに髑髏野郎の言葉に圧が増す。
「お前が彼女と出会う二年前よりもずっと昔、彼女がまだ実家に居た頃から私は彼女を知っているんだ。先に彼女を好いて、愛したのは私だ。なのに、なのにだッ、いきなり現れたお前が横から彼女を奪った!!」
そう言うと髑髏野郎は両手を広げ、まるで自分のやっていることは正しいことだと言わんばかりに話していた髑髏野郎の狂った視線を全身に受ける。
「────つまり。テメェは景を昔から知っていて、オレと夫婦になるのが気に食わねえって事だろ。ただの僻みと思い込みで人様の女房に手ぇ出すんじゃねえ!」
「ハアァ……これだから破落戸は嫌いなんだ」
怒りのままに蛮竜を担ぎ上げ、番神の野郎を吹き飛ばした時と同じ熱を手のひらに感じながら振り下ろし、熱風を起こす。しかし、髑髏野郎は逃げもせず、ゆっくりと懐から鉄の塊を取り出した。
「武装錬金」
刹那、オレの放った熱風は掻き消えた。
いや、違う。
さっきと同じように軌道を変えられた。
「コイツは、水か?」
「本当に、ただの水だと思うかい?」
「なッッ!?」
カンカン照りの地面に現れた水鏡のような水溜まりに困惑していた次の瞬間、鞭や分銅の如くしなやかに軌道を変え、水の剣がオレに襲い掛かってきた。
「私の武装錬金は
「これが、アイツの…!」
剣が一本や二本なら受ける覚悟で突っ込めるが、十本近くあるんじゃ迂闊に飛び込むわけにはいかねえ。それに、アイツの口振り、まだ何か隠してやがる。