機動戦姫ガンダムSG   作:鍋の中の白い奴シラタキ

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赤バー・・・こんなに嬉しいことはないよ・・・


フロンティアショック
稲妻と焔がはしる


 ソロモン宙域をデラーズフリートのMS群が飛び回る中をシャイニングフラッグとガンダムグシオンスノーホワイトが飛ぶ。

 

「残り90!!ようやく桁が減りやがった!」

『だけど、ノイエジールはまだ健在だぜ。お姫様?』

「お前までそれで呼ぶんじゃねぇ!」

 

白猫のダイバールックでもふもふな手でガンプラの操縦棍を握りながら言い返すクリスにカナデはケラケラと笑う。

 

『つっても此処じゃあたしがアンタを抱えてるしなぁ。』

「向こうで散々あたしが運んでやったんだ。少しは楽させなぁ!」

 

ザクをヒートロッドで撃破しヒートホークを奪い取るとそれをブーメランのように投擲しクリスは撃墜数を稼ぐ。

アーマービットの機能の一つであるGNキャノンを使いわらわらと群がってくるMSに拉致があかないと判断したのかカナデはビットをパージすると中のフラッグの姿を一瞬露わにするとミラージュコロイドを使用しトリケロスを用い姿を隠しながら敵機を撃破していく。

 

「Iフィールドがあるって言っても!」

 

機体を回転させヒートロッドでミサイルによる攻撃を弾きながらノイエジール本体からのメガ粒子砲などをナノラミネートアーマーで軽減して接近するとマグナムを両手に構えノイエジールに撃ち込む。

 

「実体弾は防げない!」

『ガーベラテトラ!今更だ!』

 

離れた場所ではシャイニングフラッグがGNソードでガーベラテトラを四つに切り裂き撃破する。

 

「こいつっ!」

 

クローに拘束されたグシオンスノーホワイトであったがサブアームを展開するとクローを引き剥がすと高威力を誇るリボルバーガンアックスを振りかざすとそれをコックピットブロックへと叩きつけ小型ダインスレイブによりノイエジールを撃破する。

 

「接近戦も得意なあたし様だ。」

 

デラーズフリート討伐ミッションがこれでようやく終ったかと思ったときアーマービットを装着しガンダムヴァーチェのような格好になったシャイニングフラッグが月の方を見る。

 

『なにか嫌なのが・・・。』

 

次の瞬間シャイニングフラッグはグシオンスノーホワイトを蹴り飛ばすと自身も直ぐさま反動を利用して離脱すると先ほどまで二機が居た場所を極太のビーム砲が通過していく。

 

「んだこいつは!?」

 

ソーラシステムの残骸の鏡から反射した光により下手人の姿が露わになる。

 

『今日こそ決着をつけようかマスクドフラッグ。』

「知り合いか?」

『知らない。だけどあのガンプラは苦しんでいる。』

 

オープンチャンネルで語りかけてくるハイパーメガバズーカランチャーを放り捨てこちらに向かってくるサザビーのようなガンプラは変形しながら続ける。

 

『君だってGPDだけに存在する真の闘争を知っているはずだ。だがしかしてそれはこの電子の海には存在しないんだよフラッグ。君といいキャプテンといい。かつての有志連合はそれから逃げる愚者だ。』

 

そして機体が振り返るとそこには歪なνガンダムとも言うべき存在であるリバーシブルガンダムの姿となる。

 

『だからこそこの僕が全てのダイバーに粛正を行うんだよ。進化を続けるブレイクデカールによってね。』

 

禍々しい紫色のオーラにリバーシブルガンダムが包まれる。

 

『気持ちわりぃ・・・。』

「大丈夫、なわけないよな。」

 

通信モニター越しにマスクを脱ぎ口元を抑えるカナデを見てクリスはあれを早急に倒さねばならぬと決意を固めるとリバーシブルガンダムよりGNフィンファングが放たれる。

さらにブレイクデカールにより発生したバグにより先ほど倒したノイエジールが復活するとノイズを走らせると大きさが三倍になる。

 

「嘘だろ!?」

『余所見をしていて良いのかい?』

「こいつ!」

 

GNフィンファングを対処しながらノイエジールを戦うグシオンスノーホワイトを横にリバーシブルガンダムはシャイニングフラッグへと襲い掛かる。

 

『お前!そのガンプラが苦しんでることが分からないのか!?』

『ガンプラが苦しむ?なるほど君はELダイバーの方のフラッグか!』

『だからなんだと!』

『都合が良いのさ!君のような存在は目障りなんだよ!』

『目障りだって!?』

 

トリケロスから抜刀したビームサーベルでリバーシブルガンダムと斬り結ぶシャイニングフラッグであったがブレイクデカールにより性能が上昇したリバーシブルガンダムによりアーマービットを次々と破壊されていき中のフラッグが露わになる。

 

『終わりだね。消えろELダイバー!この忌まわしい偽りの世界から!』

 

ノイエジールに拘束されたグシオンスノーホワイトの前でシャイニングフラッグがオールレンジ攻撃に加えカウンターサザビーとなったリバーシブルガンダムからメガ粒子砲を喰らわせられそうになる。

 

「やめろ!」

『あたしは・・・!』

 

遂に攻撃が行われる。グシオンスノーホワイトはノイエジールに先ほどのお返しと言わんばかりに押しつぶされていく。

 

「耐久値が!」

『あたしは生きるのを諦めた事は無い!トランザムフルドライブ!!!』

 

太陽のごとく輝き出したフラッグによりGNフィンファングが一瞬で破壊されるとメガ粒子砲を躱されたカウンターサザビーが頭部を切り飛ばされる。

 

『くっ!たかが背部カメラだ!』

 

リバーシブルガンダムに変形する途中のカウンターサザビーを蹴り飛ばしたシャイニングフラッグがGNソードを振りかざしノイエジールをなます斬りにする。

トランザムフルドライブが終了し大破寸前になったシャイニングフラッグがクローからグシオンスノーホワイトを救出する。

 

『大丈夫か!?』

「真っ青な奴に心配される程じゃないな。だけどありがとな。」

 

GNフィンファングを再生させたリバーシブルガンダムが流れてきたアトミックバズーカを手に取る。

 

『ふふふ、このミッションを受けた自らを呪うと良いさ。』

 

引き金が引かれるその瞬間、稲妻が走りリバーシブルガンダムの両腕が切断される。

 

『なにが!』

 

稲妻と共に上に持って行かれたアトミックバズーカが月方面に放たれると戦いの様子を伺っていたマスダイバー達が一掃される。

 

『娘とも言えるべき存在が殺されんとしているのを黙って見ていられるほど私は愚鈍じゃない。』

『ようやく相まみえたな、デュエリスト!』

 

そこにはライトニングフラッグとジオンνガンダムが鎮座していた。

 

『マスクドフラッグ!キャプテンジオン!』

 

「隼」と「鷲」を抜刀したライトニングフラッグが雷神・トランザムを発動させ紫電を纏いながらリバーシブルガンダムへと斬りかかる。

 

『下がっていろ!アクシズが落ちるぞ!』

「お、おう!」

『助かったよ。・・・母さん。』

『こそばゆいなその呼び名は。』

 

クリスはあいつ役に入りきってんなぁーと思いながらシャイニングフラッグと共にジオンνガンダムの後ろへと下がる。

 

『マスクドフラッグぅ!!!』

『デュエリスト!GBN条約第一条は!!!』

『知れた事!ブレイクデカールの使用は厳禁!使用が発覚した者は永久追放!!!』

『やはり知っていたか!』

『例え僕が消えようと僕の意思を受け継ぐ者が!シバの意思は消えないのさ!!!』

『彼の事を知らぬ口で!』

『そう言う君はどうなんだい!!』

『会ったことならあるさ!』

『なんだと!?』

 

リバーシブルガンダムが四肢を切り飛ばされ蹴り飛ばされる。

そこに必殺技を発動したキャプテンジオンが言う。

 

『世界を壊さんとするものには然るべき罰が与えられる!これはその前哨!』

 

どこからともなく現われたアクシズの核パルスエンジンが始動すると身動きの取れぬリバーシブルガンダムへと落ちる。

 

『アクシズ落とし!!!』

『クソぉぉぉぉおおおおぉぉおお!!!』

 

リバーシブルガンダムはダメージアウトと共に強制ログアウトしていった。

 

 

 

 

 

 

 生き残りのマスダイバーの首魁であるデュエリストを打ち倒しGBN内のブレイクデカールにおける被害が最新のパッチの配布により消えた。

 そんな事があった日から月日が経った。響とクリスは今ソロモンの杖護送の為に護送列車の前へと来ていた。

 

「お初にお目に掛かります。僕はジョン・ウェイン・ウェルキンゲトリクス。気軽にウェルと呼んでください。」

「初めまして、立花響です。こっちが。」

「雪音クリスだ。」

 

自己紹介をしたウェルに友里がソロモンの杖が入ったケースを渡す。

 

「ウェル博士、こちらがサクリストSになります。」

「これが・・・。任せて僕の責任の下これを解き明かして世界からノイズの脅威を消して見せますよ。まぁ基地に着くまでは列車の保管庫の中ですが。」

 

ケースを持って列車に乗車するウェルに続いて乗車した響達を離れた場所から見ていた赤毛の男が最後部に乗り込んでいく。

 

(見せてくれるんだろうな英雄さんよ。最高の戦争って奴を。)

 

匂うはずのない硝煙を感じたクリスが後ろを振り向く。

 

「どうしたのクリスちゃん?」

「・・・いや、なんでもねぇ。」

 

新しい戦いの旋律は奏でられ始めていた。




『今回のコラボ動画はどうだったかな?良いなと思ったら私と彼女のチャンネル登録を宜しく!!』
「キャプテンジオン!マスクドフラッグ!二人ともかっこいいぜ!」

主に同意するようにジャスティスナイトがキラリと輝いた。

タイトルについて

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