機動戦姫ガンダムSG   作:鍋の中の白い奴シラタキ

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サイコガンダムMk.ⅡのHGほぼ確定でやったぜ

ところでシンフォギアのプラモ出さないのかバンダイ


動き始める計画

 アルカノイズによる一撃でシンフォギアのシステムが破壊された事でクリスを電撃が襲い意識を刈り取る。

 

「油断をするからそうもなる。敗北では済まされない事に派手に悔いろ。」

「そんな、クリスさん!しっかりしてください!」

 

追加でアルカノイズを召喚し迫るレイアにエルフナインはクリスの意識がしばらくは戻ってこないと判断すると無駄だと分かっていながらもせめてとクリスの前に腕を広げて立ちアルカノイズから守ろうとする。

 

「させませんっ!」

 

迫るアルカノイズが高所より飛来した鎌による斬撃により倒されレイアは直前でバックし躱す。

 

「デスデスデース!!!」

 

散りゆくアルカノイズのただ中に着地した切歌がどこかの垂れ幕をマントように靡かせながら降り立つと垂れ幕を放り捨てレイアにブースターの火を噴かせ斬りかかる。

 

「やらせはしないデスよ!リンカーが無くても負けはしないんデスよ!」

 

切歌が鎌を振るいレイアをクリスとエルフナインから距離を離していると討ち漏らしたアルカノイズを調が丸鋸を放ち撃破する。

 

「女神・・・ザババ・・・。」

 

救援が来たことで緊張の糸が解け気を失ったエルフナインが倒れる前に調が抱える。

 

「切ちゃん!!」

「がってんデス!」

 

リンカーを使用せずにシンフォギアを纏ったためにバックファイアに襲われながらも切歌は広範囲攻撃でレイアを牽制すると先ほど放り捨てた垂れ幕を拾いシンフォギアの破壊に伴いシステムが壊れたために衣服が元に戻らず裸の状態のクリスを包み込むとエルフナインを抱える調と共に撤退していく。

 

「マスター、新たなシンフォギア。どうする。」

『捨て置け、目的は達成した。帰投しろ。』

「了解。」

 

追撃を行わないで良いというキャロルの指示に従いレイアはテレポートジェムを砕き撤退していった。

 

 

 

 

 

 

 再びロンドンにて崩れていくシンフォギアに動揺しながらも翼はアームドギアである剣を巨大化させると大振りに振るうとアルカノイズを一掃しシステム破壊に伴う電撃に襲われながらも生き残っている脚部スラスターを吹かせるとファラに斬りかかる。

 

「また近いうちに会いましょう剣ちゃん。」

「逃がすとでも!」

「ふふ。」

 

逃げるのではないお前が見逃されているとでも言いたげにファラは笑うとテレポートジェムを砕き帰還した。

 

「神出鬼没・・・厄介にすぎる。」

 

そして翼の纏う天羽々斬のシンフォギアが完全に崩れ去り胸元から罅の入ったギアペンダントが落下するが翼はこれを落ちる前に掴む。

 

「翼、司令さんからよ。」

「ああ。」

 

レイアによる襲撃を受けたクリス同様裸になった翼はマリアのライブ衣装の一部で局部を隠されながらマリアのインカムを耳につける。

 

『翼、状況を教えてくれ。』

「敗北です。私の絶刀、天羽々斬は完膚なきまでに手折られました。」

『お前もギアを破壊されたか。』

「私も?」

『先ほど響君とクリス君の両名も未知の敵による襲撃を受けクリス君のギアが破壊された。』

「雪音が。」

 

日本でも同様の襲撃事件が発生していることを翼が弦十朗から告げられた直後に二人を車が取り囲むと黒服達が車から現われマリアに銃口を向ける。

 

「状況報告は受けている。だがエージェントマリア貴女の行動は問題だ。」

「何処までも柔軟性のない。」

 

軽く愚痴を吐いたマリアが翼からインカムを取ると自身に付け直す。

 

「風鳴司令、例え纏うべきシンフォギアはなくとも私の胸には歌がある、なによりこの状況に指を咥えて見ていることなどできない。A.B.E.L.への転属を希望する。」

「マリア・・・。」

 

月明かりが二人を照らしていた。

 

 

 

 

 

 

 砕けた地面から痛む身体に鞭を打ち起き上がった響が周囲を見渡す。

 

「キャロルちゃん!」

 

返事はなく帰ってきたのは炎によって燃え尽きた物の匂い。

 

「届かなかった・・・この手が。」

 

微かに香る血の香りにキャロルに言われた人の悪意を想起するも自身にとって今だに救いとなっている奏の姿を思い起こし拳を握りしめる。

 

「キャロルちゃんを悪魔になんてさせない。」

『響君、無事か!』

「私は大丈夫です!ただノイズから逃げてパニックを起こして怪我した人がたくさん居ます!」

『了解した。直ぐに救護班を派遣する。』

「私も手伝います。」

『駄目だ、一時ととは言え気を失っていたんだ。精密検査を直ぐに行うそこで迎えを待つんだ。』

「了解です。」

 

確かに言われてみればと響は身を襲う鈍痛をようやく自覚すると座り込む。

 

「弱いな、私。こんなんじゃ誰も救えない。」

 

迎えが来るまで響は痛みが悪化しないようになるべく動かないようにしていた。

 

 

 

 

 

 

 錬金術師キャロルの拠点であるチフォージュ・シャトーにてガリィは未だに起動していない戦闘特化型オートスコアラーミカにオートスコアラーの燃料とも言える想い出をキスによって注入する。

 

「はぁ。こんなもんですかね。」

「ご苦労。」

 

自身の立つべき円盤の上に戻りそう言うガリィにキャロルはミカが起動したのを確認すると軽く労う。

 

「うう、あぁ・・・。」

「どうしたミカ、不備か?」

「全然足りないゾ。もっと想い出が欲しいんだゾ・・・。」

「ミカちゃんは大食らいですから。」

「わっかりましたよ。ガリィちゃんのお仕事ですものねやりますよぉ。」

 

想い出の採取に向かおうとするガリィにキャロルが言付ける。

 

「ならばついでに一仕事果たしてこい。」

「はいは~い。全く人形遣いが荒いマスターだこと。」

 

光の中に消えガリィは想い出の採取へと向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 どこかの海上で密漁を行っている漁船団を先ほど晴れていたにも関わらずどこからか沸いた霧が包み込む。

 

「貴方達みたいななのは消えても騒ぎにならないのよね。」

 

海面に立ち慌て始めた漁船団を見ながらそう言うガリィをDG細胞の膜が覆うとガリィがウォルターガンダムへと変貌させる。

 

「か、怪獣!?」

「・・・化け物。」

 

口を開いたウォルターガンダムから無数のケーブルが伸びると密猟者達の頭部に突き刺さり想い出を吸収し廃人へと変えた。

 

「まぁまぁね。」

 

霧が晴れると共にウォルターガンダムも姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 オートスコアラー達の襲撃から一夜明け一時歌手活動を休止した翼とマリアも日本で合流した事によりソット・ヴォーチェでは装者が全員集合していた。

 

「装者全員集合、と言うわけにもいかんか。」

 

弦十朗がそう言うと昨夜アルカノイズによって破壊されたギアペンダントの状態がモニターに映し出される。

 

「コアとなる聖遺物自体は幸い無事です。ですが聖遺物の発するエネルギーをプロテクターとして変換する装置が破壊されています。」

「セレナのアガートラームと同じな訳ね。」

「勿論直るんだよな。」

 

シンフォギアの状態の説明をした藤尭の期待込めてそう言うクリスであったがそれを友里が否定する。

 

「櫻井理論こそ開示されているけれど私たちには未知の部分が多いの。それこそ了子さんが居れば。」

「居るじゃねぇかフィーネの奴ならこいつの中に。」

 

そう言われ胸に手を当てフィーネに話しかける調であったが返答はなかった。

 

「駄目、何も言ってくれない。多分この程度の事は自分達だけでやれって事だと思う。」

「となると動けるのは響君だけか。」

「大丈夫です!怪我はもう治りました!」

「待って欲しいデス!あたしも戦えるデスよ!」

「私も。」

 

自分達も戦えると言う切歌と調であるが当然の如く許可は下りなかった。

 

「駄目に決まっているだろう。こんなことで仲間を失うわけにはいかない。」

「お前等さっきまで病院のベッドおねんねしてたじゃねぇか。」

「確かにメディカルチェックの結果は思ったより良くなかったけどそれでも。」

「力があるのに指を咥えているだけんなんて嫌デス。」

 

力は持っているのにと落ち込む二人の手を響が取る。

 

「だったらその想いを私に貸して、そうすれば一緒だから。」

「響さん。」

「でも無理はしないで。」

 

二人の想いを受け取った響は今度こそはと決意した。

 

 

 

 

 

 

 A.B.E.L.に保護されたエルフナインの居る個室に集まった装者達と弦十朗は何故彼女が追われていたのかの説明を受けていた。

 

「僕はキャロルに命じられるままある建造物の建築に携わっていました。ですが、ある日僕は知ってしまったのですそれが世界をバラバラに分解する恐ろしい物だということに。」

「世界をバラバラたぁ穏やかじゃねぇな。」

「はい。」

 

クリスの言葉を肯定したエルフナインが続ける。

 

「もうご存じかと思いますがノイズのレシピを元に作成されたアルカノイズはシンフォギアを含む万物を分解する恐ろしい存在です。そしてそれを世界規模に行うチフォージュ・シャトーの完成が間近でもあります。」

「貴女は建造に携わっていると言ったが貴女もまた錬金術師だということ?」

「はい、ですが僕はキャロルと違ってチフォージュ・シャトー建築の為の知識をインストールされているに過ぎません。」

 

問いかける翼の言葉を肯定したエルフナインに今度はマリアが問いかける。

 

「インストールと言ったわね。それは一体どういうことなの?」

「脳に必要な情報を転送複写することです。だけど残念な事に僕に計画の詳細な情報はありません。」

「ならDG細胞についての詳細もということ?」

「なにも分かりません。恐らくキャロルにとっては重要な物だからかと。ですがアルカノイズにキャロルの錬金術に対抗する希望であるドヴェルグダインの遺産。聖遺物魔剣ダインスレイブの欠片です。」

 

個室から司令室に戻ってきた一同の前にエルフナインのメディカルチェックの結果が表示される。

 

「インプラントや後催眠などの怪しい物はありませんでしたが。ただ彼女?彼?とりあえずエルフナインちゃんには性別がありませんでした。」

「本人は自分はホムンクルスであるだけで怪しい者ではないと言っていました。」

 

友里と藤尭から説明された装者が思うところはひとつであった。

 

((((((あ、怪しい。))))))

 

ただそれだけであった。

 

 

 

 

 

 

 翌日リディアンへと向かう響と未来であったが静かすぎる通学路に違和感を覚えると響は未来を自分の近くに抱き寄せる。

 

「響?」

「おかしい、静かがすぎる。」

 

引き返しソット・ヴォーチェに向かうべきかと響が思案していると街路樹の影よりガリィが現われる。

 

「聖杯に想い出は満たされて、生け贄の少女が現われる。」

「キャロルちゃんの仲間だよね?」

「そうよ、今日は貴女と遊びに来たの。」

「遊びに?」

 

パンパンとガリィが手を叩くと周辺の建物に隠れていたゾンビ兵がわらわらと二人を囲むように現われる。

 

「ゾンビ兵っ!私が道えお作るから未来は逃げて。」

「響は?」

「私は大丈夫。だからお願い。Balwisyall nescell gungnir tron.」

 

ガングニールを纏った響が未来の逃げ道を作るためにゾンビ兵の一部を殴り飛ばす。

 

「未来!」

「ありがとう響!」

 

未来に向かっていこうとするゾンビ兵に拳を再び振るおうとする。

 

「可哀想な人達よね。貴女一人の為にそんな事になっちゃったんだから。ガリィもう可哀想で涙が止まんなぁい。」

「私のっ!?」

「飛んだお馬鹿さんが!」

 

自分のせいで多くの人がゾンビ兵と化したと言われ動揺した響がガリィの放った氷塊を撃ち込まれ地を転がると追撃で放たれた氷塊を受けギアが解除されるとギアペンダントが空高く舞いどこかへと消える。

 

「疫病神ぶりでも思い知りなさい。」

「待って!駄目!未来だけは!」

 

ガリィに顔を掴まれた響の目に足首を凍らされ拘束された未来に迫るゾンビ兵が映った。

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