機動戦姫ガンダムSG   作:鍋の中の白い奴シラタキ

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水木のUAの伸び率が凄まじくてびびった
感想が貰えると嬉しいデス


救済の光

 処置が終り眠るヒビキの顔を見に翼は来ていた。

 

「もう私は貴女からは逃げない。だからもう復讐のための歌を歌わないで。」

 

自分自身も奏と引き裂かれた際に憎しみを乗せてシンフォギアを纏っていた時期があった翼はヒビキの手を握りしめながらそう言う。

 

「心を鬼にして歌うのはとても辛いことだから。」

「そのためにはあたしらがヒビキの側に居てやらないとな。」

「奏。」

 

あの時自らの不注意で折れたアームドギアの破片が胸に突き刺さった事で戦いの運命に巻き込んでしまったヒビキの様子を見に奏も来ていた。

 

「もう二日も寝たままなんだろ。よっぽど無理してたんだろうな。」

「立花は本来良く笑う子だった、だけどデビルノイズによって家族を失って以降は笑うことはなくなった。」

「家族を、あたしと一緒か・・・。」

 

ガングニールはそう言う奴を好んでいるのかと奏は自身や響にマリアの境遇を鑑みてそう考えた。

 

「あの時、私が現実から逃げなければ立花の今は変わっていたのだろうな。」

「もう逃げないんだろ?今度は翼だけじゃないさ、あたしもヒビキと手を繋ぐ。片腕だけでも残ってたのはそのためだろうさ。」

 

残った左手を見つめながら奏はそう言った。

 

 

 

 

 

 

 トレーニングルームでは絶唱によるダメージの抜けたマリアがクリスと共に響と訓練をしていた。

 

「気になっていたのだけど、貴女のガントレットから噴き出してるその緑色の光は何なの?」

「色々便利なGN粒子ですよマリアさん!」

「GN粒子?」

「人の意識を繋いだりするまぁ凄い奴です。」

「貴女さては説明がめんどくさいだけね!」

 

便利すぎてメリットもデメリットもあるGN粒子の説明がめんどくさくなったのか響はやってみた方が早いかと考えGN粒子をトレーニングルームに満たし念話を仕掛ける。

 

(こんな感じですね。)

「頭の中に直接!なるほどこれが意識を繋ぐ。」

(だけどこれやるとこれ以外に通信手段が無くなるからこの世界じゃ実戦で使えないんですよね。)

(確かに便利ではあるがデメリットもあるわね。)

 

念話で会話をしながらも二人は戦いを続行し響はクリスの放つ援護射撃を捌きながらマリアの振るう剣をつかみ取り奪うとクリスに投擲する。

 

「忘れてるわけじゃないよ!」

「だろうな!」

 

剣が刺さり壊れたボウガンを捨てたクリスはイグナイトを発動させる。

 

「ギア上げてくぞ!抜剣!!」

「ならば私も上げさせて貰うわ!抜剣!!」

 

イグナイトモジュールを発動させ攻撃力を増したクリスとマリアが先ほどよりも苛烈に響を攻め立てるが響もイグナイトを発動させる。

 

「だったら私も抜剣!!」

 

同じくイグナイトモジュールを発動させた響が乱射されたマイクロミサイルを全て掴むとそれをマリアに投げ飛ばすがマリアはそれを斬り伏せると響へと肉薄する。

 

「まだまだ余力を残しているわね貴女。」

「良いんですか?全力出しちゃっても。」

「ぶつけて見せなさい!」

「怪我はさせないようにしますね!」

「あまり舐められて貰っても困る!」

 

全力を見せろと言われた響はマリアから一旦距離を取るとGN粒子を圧縮し赤く発光し始める。

 

「訓練の中で見せられる私の全力・・・トランザム!!」

「モビルスーツでなくとも使えたか!」

 

全てのスペックが三倍に上昇した響の拳がマリアに迫るが先の動きを予測していたクリスの狙撃によって防がれそれによって生じた隙にマリアが攻撃を仕掛けるが即座に態勢を立て直した響に防がれる。

 

「あっから持ち直すのかよ!」

「でなきゃ私は此処に居ない!」

 

振り下ろされたマリアの剣を躱しそれを踏み台にした響がクリスを押さえ込む。

 

「此処までにしよっか。」

「そうね。」

「だぁちくしょう!分かったから離せ!」

「ごめん、ごめん。」

 

決着が着き三人はギアを解除するとシャワールームへと向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 司令室では音沙汰を見せなくなったデビルノイズの大本を探っていたが見つけることができていないところに永田町に向かっていた調査部の人間から連絡が入る。

 

『司令、米国から譲渡された完全聖遺物ゴライアスが記憶の遺跡に居た人間ごと消失していました。』

「なんだと!?」

『痕跡から見るにゾンビの仕業かと。』

「ゴライアスには蛇や神を殺したという逸話はなかったはずだが・・・。」

『保管されていた他の聖遺物が紛失していないかの調査に戻ります。』

「ああ、任せたぞ。そちらに未来くんをつけて居るとは言え警戒は怠らないでくれ。」

『了解です。』

 

通信が切られると警報が鳴り響く。

 

「ノイズか!どの種類だ!」

「通常のノイズです!」

「分かった!装者達は!」

「司令!」

「来たか!」

 

翼を戦闘に司令室に来た装者達はノイズの出現地点が表示されているモニターを見る。

 

「現われたのは通常種だ、だがだからと言って油断はしないでくれ。」

「はい!」

 

亜種である他のノイズよりも能力が劣るとは言えそれでも致死の能力を持ち得るために気を抜かないようにと言う注意を受けると装者達は出撃していった。

 現場に到着しノイズを倒していると場のフォニックゲインが高まったことによりカルマノイズが現われる。

触手の一撃を槍で防いだ奏が思わずぼやく。

 

「こいつまだ出てくんのか!!」

「残してたら厄介だ!一気に決めよう!抜剣!!」

 

迷うことなくイグナイトモジュールを発動した響を見てクリスははっとするそう言えばカルマノイズに対してイグナイトは使ってはいけないことを伝えていなかったと。

 

「そいつにイグナイトは駄目だ!呪いで暴走する!」

「破壊衝動が湧き上がるなら好都合!なにせ対価を代わりに払ってくれる!」

「どういうことだよ!?」

 

カルマノイズの呪いにより増幅された破壊衝動を対価に黄金のオーラを纏う。

 

「逃しはしない水の一滴もっ!これが、明鏡止水っ!!」

 

キャロルとの戦いにおいて掴んでいた明鏡止水の領域に再び踏み込む。

 

「黄金のイグナイト・・・それも錬金術か。」

「我が流派東方不敗の最終奥義へと至るための道筋に過ぎないこの姿。されども蛇の欠片には未熟な私でも十分だ・・・。」

 

奏と翼が抑えていたカルマノイズが後方の響達へと向けて迫る。

 

「その輝きがハッタリではないと見せてくれ!」

「かませ響!!」

「はい!!!」

 

乱舞する触手を捌いた響の右拳にオーラが集う。

 

「破壊衝動を拳に乗せる!!!イグナイトフィンガー!!!」

 

開かれた拳がカルマノイズに突き刺さるとカルマノイズの身体に亀裂が入りそこから黄金の光が漏れると共に灰となり消滅する。

 

「二回目だけど・・・かなり疲れる・・・。」

 

カルマノイズを撃破したものの明鏡止水はかなり体力を持っていくのか明鏡止水の解除のみならずイグナイトをも解除して息を荒くする響にクリスが駆け寄る。

 

「大丈夫か?」

「ありがとう。うん、もう大丈夫。」

 

疲労は残るものの息を整えた響が笑顔でそう言っていると永田町からノイズ出現の報告を受けた未来が遅れて到着する。

 

「お待たせしました!」

「おお、ご苦労さん!だけどもう終ったぜ!」

 

労いつつも既に戦闘が終ったことを奏が未来に告げると装者達の目の前で今までにないレベルで空間に亀裂が入ると砕け散るとDG細胞によって変異したゴライアスが現われる。

 

「なんだあれ!?旦那なにか分かるか!!」

『あれは消えていた完全聖遺物ゴライアスだ!』

「あれがか!」

 

咆哮を上げ街に向かってビームを放つゴライアスを見て響が気づく。

 

「あの時のモビルアーマー!!」

『響くんは開いた亀裂に突入して印を見つけてくれ!』

「っ!了解!」

 

命令を受けた響は待機させていたエレクライトガンダムを呼び出すと乗り込む。

 

「あれは任せた!!」

「響!無茶はしないで!」

「大丈夫!ちょっと行ってくるだけだから!」

 

心配する未来にそう言うと響は迎撃してくるゴライアスをくぐり抜け空間の亀裂に突入していった。

 

「装者五人だ。あんなちょっとでかいだけの奴には負けないさ。それに今はあたしと翼の両翼が揃ってるからな!」

「ああ、行こう奏!!」

 

比翼連理の歌が紡がれフォニックゲインが高まりツヴァイウィングの二人に限界以上の力を与える。

 

「私たちも負けてられないわね。行くわよ二人とも!」

「妬いてんのかマリア!」

「減らず口を叩かない!」

 

茶化すクリスをマリアが余計なことを言うなとばかりに制止する。

 

「あれが両翼揃ったツヴァイウィング・・・凄い・・・!」

「以前も別の並行世界で見たけど二人揃えば負ける姿が想像できないな。」

 

クリスの言うとおりゴライアスの後ろから現われる大小様々なデビルノイズやデスアーミーをゴライアスと戦いながら紙くずのように倒していた。

 

「色んな世界を旅したけどさ!お前等よりもやばい奴らなんて腐るほど見たんだよ!だから負けてらんねぇ!笑われるからな今まであった奴に!」

「デビルノイズよりも凄まじいのが居る世界があるの!?」

「ん?ああ、宇宙から来た何とでも合体するやばいのとか死んだ奴が化け物のなって蘇る世界とか色々あった!」

「奏はそんな世界を一人で・・・。」

「一人じゃないさ!あたしの心にはいつでも翼が居た!」

「私も心にはいつも奏が居た!」

 

世界と世界と言う互いを隔てる壁はあったとしてもいつも互いの存在は心の中にあったとそう言う二人は獅子奮迅の活躍を見せる。

 

「私も・・・私だって心の中にはずっと響が居る!!!」

「ちょっ!おい!」

 

二人に影響されたのか未来も自らの太陽である響が心から居なくなった事はないと叫びながらゴライアスへと突貫しアームドギアを展開するとレーザーをぶっ放す。

 

「私たちは今回は脇役のようね。行きましょ。」

「そーだな、花でもあたしらが添えてやるか!」

 

サポートに徹することを決めたマリアとクリスもゴライアスへと向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 次元の狭間に突入した響の視界いっぱいに犇めくデビルノイズとデスアーミーが入る。

 

「計測不能・・・こんなに居たの!?」

 

その光景は彼女にエルドラにて行われたアルスとの決戦を思い出させた。

 

「銀色の脚ぃぃぃいいい!!!」

「っ!」

 

飛来してきた銀色のビームを着弾直前で斬り払ったエレクライトガンダムの前に下半身がハシュマルと融合したネロスガンダムが現われる。

 

「防いだな!そうさ!そうじゃなくっちゃなぁ!」

「ミケロ・チャリオット!!」

「アニメのような雑魚と思ってくれるなぁ!!」

「やっぱりあれらは史実!」

 

テールブレードが駆け巡る空間をエレクライトガンダムもまた縦横無尽に飛び回りネロスガンダムに斬りかかるがハシュマル部の方向から放たれたビームを躱そうとするが脚部に当たると片脚が消失する。

そう消失したのだ。

 

「消えた!?」

「おらおらおらおらぁぁあああ!!!」

「そうか、あの時エクシアから変わったときに!混ざっていたガングニールが!」

 

フロンティアショックや魔法少女事変を経て自身の身体に起こっていた変化が何かの拍子にガングニールと融合したDG細胞だと辺りをつけた響はエレクライトガンダムの片脚が消えた理由も察する。

 

「てことは神獣鏡!でもなんで!」

「なんでだろうなぁ!」

 

考察を続けながらも攻撃を仕掛けていた響の目の前でネロスガンダムとハシュマルの接合部辺りが蠢き神獣鏡の力を使うための動力源にされている未来が姿を現す。

 

「未来っ!」

 

思わず攻撃の手を止めてしまったエレクライトガンダムが狭間の外へと蹴り飛ばされる。

 

「もう隠れてて仕方がねぇからな。全部一つにしてやるよ!」

 

狭間の外へと落ちていくエレクライトガンダムを追ってネロスガンダムも外へと向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 クリス達のサポートによりゴライアスの動きが止められる。

 

「歌うぞ翼ぁぁぁああ!!!」

「でも、いえそうね。歌いましょう!!」

 

槍と剣があわさり二人の絶唱が奏でられる。

そして投擲された二人のアームドギアが光となりゴライアスを貫くとゴライアスに融合していたDG細胞でさえも再生不可能なほどのダメージを負わされたことによりバラバラになって砕け散る。

 

「流石は新型のリンカーだ・・・絶唱一発なら耐えきれる。流石だぜ旦那。」

『いや俺が改良しただけのリンカーではそこまでのバックファイアの軽減はできない。恐らく二人のユニゾンの効果。身も蓋もない言い方をすれば絆の力だ。』

「だってよ翼!」

「うん、これが私と奏の絆・・・。」

 

弦十朗の言葉通りリンカーを投与していない翼も前回ほどのバックファイアによるダメージを受けていなかった。

 ゴライアスを倒して一段落ついたことで戦場だけでなく二課の司令室にも状況が収束に向かっていくような空気が流れるが弦十朗が一喝する。

 

「まだ終っていないぞ!デビルノイズの発生源を倒さなければいけないからな!」

「了解!」

 

まだ終っていないぞと弦十朗が言うと空間の亀裂からエレクライトガンダムが飛び出し地に落ちるとその上にネロスガンダムが降り立ちハシュマルの脚で掴む。

 

『っ!こいつです!』

「大丈夫か響くん!」

 

デビルノイズの発生源であると告げる響に弦十朗は返事として身を案じる。

 

『私は大丈夫です!でもこいつ未来を!』

「なんて・・・?」

 

エレクライトガンダムが脚部を再生させネロスガンダムを蹴り飛ばしたのとタイミングを同じくしてヒビキが司令室に入ってくる。

 

「ヒビキくん・・・!」

「未来がっ!未来がどうなってる私!」

『・・・取り込まれてる!だから、私が助ける!』

「駄目だ・・・私が行く!」

 

そう言い戦場に向かおうとするヒビキを弦十朗が止める。

 

「駄目だ、君を行かせる訳にはいかない。」

「それは私がこれ以上戦えば死ぬから?」

「そうだ。」

「だったら別に良い!私が死んだところで誰も悲しまない!だけど未来が居なくなったら悲しむ人はたくさんいる!」

 

自分なんてどうでも良いと言うヒビキに弦十朗はそれは違うという。

 

「それは違うな。少なくとも俺や翼に奏は君が死ねば悲しむ。」

「私をこんな目に遭わせてきた貴方達が?」

「ああ、遭わせてしまったからこそ俺達は君を助けたいと思ってきた。」

「だったらなんで私の家族は助けてくれなかったんだ!」

「すまないと思っている。」

「謝られても、誰も帰ってこない・・・。」

「だから君にはいって欲しくない。俺や翼達を信じて任せてくれないか?」

 

そう言われたヒビキは今までの事を振り返ると発言する。

 

「あいつらみたいに私の力が要るんじゃなくて・・・力を持っていない私が生きていても良いの・・・?」

「当然だろう、君には明日を生きる当然の権利がある。」

 

ヒビキの肩に手を置いた弦十朗が続ける。

 

「それにだ、君は一人じゃない。俺達がいる。」

「・・・信じてみる、アンタ達を。」

 

そうヒビキが言うと何かを計算していた藤尭が声を上げる。

 

「君が後ギアを纏えるのは三分二六秒だ!」

「だったらそれで未来を助ける。」

「藤尭・・・、仕方ない。時間の計測はこちらでする!余裕を持って制限時間は三分だ。」

 

サポートの態勢は整っていると見せられたヒビキは最短距離で地上へ出られるエレベーターに乗り地上へと向かっていった。

地上に出たヒビキの元に空から白いリボンが舞い降りる。

 

「これって、もしかして未来の・・・。」

 

手の中に収まったリボンにヒビキは未来から伸ばされた手を幻視する。

 

「私が忘れてただけで未来もずっと心は側に居たんだ。」

 

リボンを手に巻き付けると拳を握りしめるとほぼ一方的な戦いがネロスガンダムによって繰り広げられている戦場へと向かう。

ネロスガンダムへと攻撃をしやすいように斜めに倒れているビルを駆け上がったヒビキは頂上に達すると宙に身を躍らせる。

 

「Balwisyall nescell gungnir tron.未来を返せ!この野郎!」

「来やがったな!!!餌に釣られてのこのこコアの部品がなぁ!!!」

 

ハシュマルでエレクライトガンダムを牽制しているネロスガンダムとヒビキの拳が激突する。

 

「どうして未来に手を出した!!!」

「餌だよお前を釣るためのなぁ!」

「お前達って奴はぁ!!!」

 

放たれた頭部バルカンを躱したところにエレクライトガンダムを蹴り飛ばしたことにより自由になったハシュマルの方向が向くと神獣鏡の光が放たれる。

 

「躱せないっ!」

 

そして三分の時間制限が来る前にヒビキの中のガングニールが消し飛ばされることにより彼女は真っ直ぐに大地へと落ちていく。

 

「掴まれヒビキ!!」

 

落ちていくヒビキに向けてクリスの撃ったミサイルに乗ってきた奏が手を伸ばすとヒビキは一瞬躊躇うも手を伸ばし掴むと奏はヒビキを抱き寄せるとミサイルから飛び降りるとミサイルをネロスガンダムに向けて蹴り飛ばす。

ヒビキに傷を負わせることなく奏は地面に着地したが今までの戦いによる無茶がここに来てとうとう限界に達したのか吐血しギアが解除される。

 

「奏!」

「奏さん!」

「大丈夫だ・・・翼との約束があるからな・・・。」

 

駆け寄ってくる翼にそう言った奏は血を拭うと首にかけていたペンダントをヒビキに渡す。

 

「アンタの親友が捕まってんだろ?だったらこれで助けにいけ。」

「良いの?」

 

ペンダントを受け取りながらそう言うヒビキに奏は頷く。

 

「ああ、そろそろあたしも休みたいしな。それにヒビキの歌を聴かせてくれ。」

「分かった・・・復讐じゃない。助けるための歌を歌う!」

 

ギアペンダントを握りネロスガンダムへと向かっていくヒビキの横に未来が並ぶ。

 

「私にも手伝わせてヒビキ。」

「あの光には未来の力が要る。未来を助けるために力を貸して。」

「勿論。」

 

再び聖詠を唄ったヒビキは奏から偶然ではなく確固たる意思をもって渡されたガングニールを纏うとエレクライトガンダムがGNドライヴを最大稼働させるとヒビキと未来に響が絶唱を歌いながらGN粒子をフォニックゲインと共に送る。

それに意図を察した翼、クリス、マリアも絶唱を歌うとそれを響がS2CAで束ねる。

 

「繋いで紡ぐ!これが私たちの!」

「そうか・・・これが私たちの!」

「「アームドギア!!」」

 

ガングニールが束ねアガートラームがエネルギーの再配置を行うことでヒビキと未来のシンフォギアが形を変える。

白く染まったシンフォギアが赤い光を放つ。

 

「無理くりじゃない・・・心地が良い・・・。」

「それに力が湧いてくる!」

 

トランザムエクスドライブとでも名付けるべき姿となり空へと飛翔した二人の後ろにエレクライトガンダムが立つ。

 

「もう、大丈夫そうだね。」

「うん、私は一人じゃなかった。」

 

ヒビキからの答えを聞いた響は彼女はもう前を向いていると確信する。

 

「私があれを抑えるから。その内に腰の部分に捕まってる未来を助け出して。」

「分かった。任せて。」

 

過去から未来へと顔を向けたヒビキの歌が世界に轟く。

 

 

 

 

 

 

 

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