Z/X~青の世界のガンダムパイロット~ 作:Z/Xプレイヤー26
第26話~零の兄
千歳から『バコン!!』を喰らった零は我に還った…
リンドウとtypeⅠが交戦していた…
『ホウライ…排除します…』
『簡単にはやられんで御座る!!』
typeⅠの攻撃を全て凌ぐリンドウ…近接戦闘ならば、やはりtypeⅠよりも遥かに上だった…
『近接戦闘では、埒が開きませんね…遠距離で排除…ッ!?』
typeⅠが距離を取り、リンドウに向けてレーザーを放とうとした時に、ファンネルによって阻まれた…
『神崎…零…予測よりも早い復帰ですね…』
typeⅠを見て、笑う零…
『typeⅠ…俺の兄が…なんだって?』
無表情のまま、話すtypeⅠ
『貴方の兄が…青の世界に協力しているだけですが…?』
眉間にしわを寄せる零…
『ああ!?アイツ…一回死にやがったな…ふざけやがって…あの時にやっぱり俺が殺しとけば良かったな!!』
状況が分からないあづみと千歳とリンドウは、ただ呆然と話を聞いていた…
『神崎 零…貴方は…兄が…嫌いなのですか?』
typeⅠの問いに即答する零
『ああ!!嫌いだね…こっちに来たなら好都合…俺が殺してやるよ!!』
『何故…そこまで嫌悪するのですか?あの人は素晴らしい頭脳をしているのに…』
零は怒りを抑えられていなかった…あまりにも唐突な『兄』の出現に…ある意味全てを奪っていった…『兄』に対しての怒りは…底が知れなかった…
『素晴らしい…ね…そうだな…アイツは天才だ…だがな…人の神経を逆撫でするのが大の得意なんだよ!!』
零の反応を見て、笑うtypeⅠ
『随分と…子供のような反応をするのですね…?』
零はtypeⅠの言葉を聞き、大笑いをする…
『ははははは!!子供のような反応か!!そうだな!!その通りだ…俺はアイツにとっては…まだまだ子供なんだろうな!!アイツは『半殺し』にしても…何も変わらなかったからな…結局は…死んでも変わらなかったって事だな…』
あづみは信じられなかった…あの零が…人の命は何よりも大切にする零が…人の死の話をして…笑っていたのだから…
『神崎…さん?』
あづみを見る零…
『何かな?あづみちゃん?』
あづみは驚いた…何故なら…『いつも通りの零』だったからである…Hi-νガンダムの装備で表情こそ、見えないが、声色は…いつもの零だった…
『神崎さん…いつもの神崎さんなの?』
零は答える…『ああ…そうだよ…いつも…兄貴を殺したい…って思っていたから…いつもと変わらないよ?』と…
この言葉を聞いたとき…typeⅠを含めて…全員が…戦慄した…
『さてと…typeⅠ…兄貴の居場所を吐いて貰おうか?そうすれば…何もしないからさ…ダメかな…?』
感情が極限まで抑えられて作られた、typeⅠだったが…あまりの恐怖で…動けないでいた…
『あ…ああ…助けて…ください…ベガ様…』
動けないtypeⅠに『いつも通りに』声をかける零
『typeⅠ…兄貴の居場所を…聞いてるんだけどな…?もしかして…知らないの?』
typeⅠは必死に首を縦に振るそれを見た零は…
『そっか…なら良いや!!…あれ?typeⅠ?おーい?typeⅠ!?』
typeⅠは動けなかった…理解出来なかった…今、自分に話をしている『生き物』が何なのか…そして動けないtypeⅠに対して零は…
『あれ…マジで動かない…まさか…息してない!?人工呼吸だ!人工呼吸を…俺がして…』
『バコン!!』
『クソマァ!?』
零は…お星さまになりました…
typeⅠを通して、映像を見ていた、ベガと神崎…満(かんざき みつる)は…笑っていた…
『はっはっは!!流石は俺の弟!!まだまだ楽しめそうな『おもちゃ』だな!!』
ベガは思考していた…神崎 満を見極める為に…
(神崎 満…零が最も憎む男か…頭脳は認めるが…さて…どうなるか…)
次回に…続く…
シリアスは苦手ですな…