Z/X~青の世界のガンダムパイロット~ 作:Z/Xプレイヤー26
俺は、目を疑った…綾瀬達が負けて気を失っている状態に…ではなく…佐助の変化にだ…
それもその筈だ、目の前で人間がエンジェルに昇華したのだ…俺の親友が…
『どうですか…?新しい自分は、佐助さん…いえ、新たな名前を…考えなくてはなりませんね…どうしましょう?前の記憶は無いでしょうし…』
エンジェルに昇華したのは一瞬だった、俺達が身を守るのに精一杯だった間に決着が着いたみたいだった…佐助がミカエルの槍に貫かれたのだ…
『うーん…貴方は半身が機械だった様ですので、私の精神力を少し流し込みましたが…上手くいきましたね!!さて、名前は…』
『あー…前の名前のままだと、天使らしくなくて駄目なのかよ…?俺はやっぱり前の名前の方が愛着があるんだが…』
『駄目ですよ…エンジェルになったのなら、エンジェルらしくないと…ノリの問題だとウリエル様も…………記憶があるんですか…?』
ミカエルも驚いているみたいだった…勿論俺達は最早絶句しか無かったが…当の本人は平然としているのは佐助その物だった…
『ノリの問題か…なら、俺の名前はザフキエルで良くないか…?適当だが…』
『ザフキエル…良いですね!!って!違います!!記憶が有るんですよね!?』
ミカエルが凄くバタバタしている…周りのガーディアンや、エンジェル達も呆然としている…良かった…おかしいのは俺だけじゃなかった…
『記憶はあるな…もう、どうでも良くなったけどな…下らない事で悩んでたな…前を向いて生きよう…』
『えっと…悩みは消えたのですか…?』
『佐助…本当に吹っ切れたのか…?』
これだけは聞いておかないといけない…
『ああ…大体、ウジウジするのは性に合わん…それにしても、何で記憶が有るんだろうな…?』
『分かりません…エンジェルに昇華しても記憶があるのは、私達、四大天使だけですよ…貴方には四大天使に匹敵する素質と才能があるのでしょうか…?少なくとも、十二使徒並の精神力は軽く越えていますね…』
あっ…佐助が笑った…しかもゲス顔で…嫌な予感がする…
『白の世界では、精神力の高さが最も重要視されるんだよな…?』
『は、はい…あの、何を考えているんですか…?』
『つまり、ガーディアンは勿論、この周りのエンジェルよりも俺は高位の存在なんだよな…?』
大体、佐助の考えが読めて来たぞ…
『そうですね…正確な位はまだ分かりませんが…ここに居るエンジェルでは、貴方の足元にも及ばないでしょう…』
周りのエンジェル達もざわついている…多分、四大天使の言う事だから、信じては居るんだろうけど、納得はしてないみたいだな…
『なら、零達への攻撃を中止に出来るか…?流石に親友とは戦いたくないな…エンジェルになった以上、白の世界には行くからな…』
『佐助!?白の世界に行くだと!?そんな勝手が…』
『心配すんなよ…弓弦羽には話を通してやるから…』
『ふざけんな!!そう言う問題じゃ無いんだよ!!』
何で佐助はいつも勝手に…
『佐助さん…いえ、ザフキエル…良いのですか?白の世界に行くなんて…』
『攻撃を中止にしてくれるなら「大人しく」着いて行ってやるよ…』
くっ…やっぱり佐助の奴は俺達を助けるために白の世界に…
『分かりました…今の貴方に勝てるかどうか分かりません…攻撃を中止にします…全軍撤退しますよ!!』
ミカエルの号令でガーディアンとエンジェル達は退いていく…そして、佐助とミカエルも…
『じゃあな…零…あ、リゲルにX1のデータを送っといたから、上手く使えよって伝えとけ!!』
『待てよ!!話はまだ…』
俺の叫びも届かず、佐助とミカエルは光の中に消えた…
『畜生…』
俺はただ、自分の無力に絶望するだけだった…
最早タグにダブル主人公ってタグを付けようかな…