Z/X~青の世界のガンダムパイロット~   作:Z/Xプレイヤー26

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猫回


第6話~ミケ王の悲劇

青の世界にかつてない緊張が走っていた…その理由は…

 

『ケットシーからの…招待状…ですか?』

 

『そうだ…typeⅩ…お前宛に届いていた…』

 

『アイドルプロデュース…ですか…猫の考えることは…分かりませんね…』

 

『だが…青の世界の代表として…負けることは許されないぞ?』

 

『承知しました…必ずや勝利をベガ様に…』

 

『ああ…頼んだぞ…』

 

『ベガ様…?』

 

『何だ?零?』

 

『本当はベガ様が出たいんじゃあ…』

 

『零…』

 

『はい?』

 

『まさか…顔に出ていたか?』

 

『まあ、半分くらいは…顔に…出てました…』

 

『そうか…』

 

『べ、ベガ様…私の代わりに…』

 

『ならん!!それだけはならん!!』

 

『おお…ここまで頑ななベガ様を初めて見た気がする…』

 

『ベガ様…何故ですか!?』

 

『私が出てしまっては…勝負にならないだろう…?』

 

『ベガ様…凄い自信ですね…』

 

『零…まさか私よりも上の奴がいるとでも…?』

 

『いえ…そういう訳ではありませんが…』

 

『何だ?言ってみろ…』

 

『勝負にならないのは…分かっているけど…結局は…出たいんですよね…?』

 

『………………うん…』

 

今の何!?めっちゃ可愛かった…今のは永久保存版ですわ…typeⅩなんて鼻血出しながら気絶してるもん!!

 

『零…貴様には分からんかもしれんが…女ならば誰もが憧れるものなのだ!!』

 

『確かに…男には分からない世界かも知れませんね…』

 

『そこでだ!!貴様には…猫どもの監視を頼みたい!!』

 

『何処でそうなったんですか…』

 

『一応観客として、我々も向かうが…猫にはダームスタチウム…そして名古屋炎上の借りがある…』

 

『つまり…』

 

『そうだ…猫どもを…根絶やしにしろ!!』

 

『恐いですよ!?』

 

『しかし猫どもはそれだけの事をしてきた…』

 

『確かに…名古屋炎上は酷すぎるけど…』

 

『しかし…零よ…今回の任務は骨があるぞ?』

 

『猫の監視が…ですか?』

 

『そうだ…言っただろう?我々も観客として居ると…』

 

『はい』

 

『それはつまり、全ての世界の上流階級のZ/Xが集まる場所なのだ…それを猫どもが見逃す筈はない…何かを仕掛けるだろう…それを貴様が阻止すれば…』

 

『成る程…他の世界への牽制になる訳ですね!!』

 

『そうだ…しかもそれを成し遂げたのが私の僕だと判れば…これ程の…快感は無い!!』

 

『ベガ様…清々しい程にイメージと違う!!』

 

『零よ…お前は私に対してどんなイメージを持っていたんだ…?』

 

『もっと口数が少ない人だと思ってました…』

 

『私は認めた奴には良く話をするが?』

 

あれ…?それって…俺を認めてるって事?今、ベガ様って…さらっとデレてるの!?

 

『よしっ!!急にやる気が出てきた!!監視頑張ります!!』

 

『それではtypeⅩ…準備にかかれ…』

 

『はっ!!了解しました!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アイドルプロデュース…G-1グランプリ…当日…ケットシーの市場特設会場

 

『それにしても、凄い人ですね!!』

 

『零…抜かるなよ?少し見ただけだが…『第六天魔王』織田信長が居た…他にも大物が多数居る…気を付けろ…』

 

織田信長って…俺たちの歴史でも超大物ですね~…怖い…

 

『では、Hi-νガンダムで、空中から監視します!!』

 

『頼んだぞ…零…特にミケ王の周囲にはな…』

 

ミケ王って…ケットシーの王様だっけ…ミケ猫の雄だから猫の王様…安直だな…

 

『分かりました!!では、行ってきます!!』

 

『何か掴んだら通信を寄越せ…いいな?』

 

『了解しました!!』

 

Hi-νガンダムで、上空へ上がる

 

(それにしても…本当に凄い人だな…各世界の大物Z/Xか…こんなに集められるなんて…ケットシーの情報網は侮れないな…………ん?あれは…)

 

Hi-νガンダムの望遠カメラで確認する

 

(猫の………………マフィア…?ファンネルで追跡しておくか…)

 

驚くなかれ!!このファンネルには追跡機能と映像を撮影する小型カメラが付いているのだ!!

 

(とりあえず、2つで良いか…行け!!ファンネル!!)

 

『さっさとするにゃあ!!』

 

このガラの悪そうなケットシー…何を隠そうケットシーマフィアのボス…カールである…

 

『嫌だにゃあ!!』

 

このカールに脅されている、掃除当番のような格好のケットシーはボブテイルである…

 

『お前が何の間違いかは知らにゃいが、G-1に出場するのは知ってるにゃあ!!だから出場するやつの写真を間近で撮ってくるにゃあ!!』

 

『そんなの嫌だにゃあ!!犯罪だにゃあ!!盗撮は犯罪だにゃあ!!』

 

(今、俺はファンネルで盗撮しているんだよな…罪悪感がマッハだ…)

 

『良いから行ってくるにゃあ!!お前にも写真の売上の分け前はやるにゃあ!!』

 

『やるにゃあ!!』

 

(はやっ!!金が絡むと変わり身、はやっ!!これが…ケットシーか………とりあえず、ベガ様に報告しよう…)

 

 

 

 

 

 

『って事がありました…どうします?』

 

『滅ぼせ…』

 

『はやっ!!即答ですね…しかも破壊的な方面で!!』

 

『冗談だ…話だけでは捕まえても、しらを切られるだけだ…現行犯で捕まえろ…』

 

『警察みたいな言い方ですね…』

 

『ケットシーは舌が恐ろしく回る…それで何度も煮え湯を飲まされている奴も多い…』

 

『現行犯で捕まえろ…は良いですけど…どうやって現行犯で捕まえるんですか?』

 

『お前が直接捕まえろ!!』

 

『無理です!!』

 

『何故だ?』

 

『俺は男です!』

 

『それがどうした!!』

 

『女性だらけの所とか無理です!!』

 

『自分でどうにかしろ!』

 

『typeⅩにやってもらえば良いでしょう!!』

 

『通信機を外させた!!』

 

『何でですか!?』

 

『ルールだそうだ!!』

 

『そうですか…それにしてもベガ様…』

 

『何だ!!』

 

『何か…怒ってません…?』

 

『分かるか!!』

 

『何があったんですか…』

 

『ローリエが参加している!!』

 

『………………何となく…察しました…』

 

『とりあえず、お前が直接捕まえろ…いいな?』

 

あっ…通信切られた…どうしよう…

 

(とりあえず、ファンネルで追跡するか…?いやいやいや…万が一…他の人の映像が撮れたら…俺が盗撮犯になってしまう…どうするか…………そうだ!!ミケ王を利用しよう!!)

 

『暇だにゃあ…まだ始まらんのかにゃあ…』

 

このミケ猫の王様がミケ王である…

 

『ミケ王…もう少しの辛抱ですにゃあ…』

 

この騎士はソマリである…ミケ王の我儘につき合う苦労猫である…

 

『にゃんか…飛んでくるにゃあ…』

 

『にゃんでしょうかね…?』

 

ミケ王の周りにファンネルが飛んでくる…

 

『にゃあ!!面白いにゃあ!!こら!!動くにゃ!!待つにゃあ!!』

 

『ちょっと!?ミケ王様!!どこに行くんですかにゃあ!!………行っちゃったにゃあ…』

 

ファンネルを追いかけるミケ王

 

(よしっ…ミケ王が釣れたぞ…)

 

『こら!!待つにゃあ!!捕まえるにゃあ!!』

 

(確か…この辺りに……居た!!さっきの掃除当番!!)

 

『お、王様!?にゃんでこんな所に居るんだにゃあ!?』

 

『ボブテイルかにゃあ……あれ?さっきの面白い奴はどこに行ったかにゃあ…?』

 

(にゃんでこんな所に王様が…盗撮がバレたら…怒られるにゃあ…)

 

『にゃ?…ボブテイル…そのカメラはにゃんだにゃあ?』

 

『こ、これは…その…』

 

『早く答えるにゃあ…』

 

(ま、不味いにゃあ…非常に不味いにゃあ…かくなるうえは!!)

 

『こ、このカメラ…王様にあげるにゃあ!!』

『くれるのかにゃあ!!もらうにゃあ!!』

 

控え室のテントの前にファンネルが飛んでくる…

 

『あっ見つけたにゃあ!!覚悟にゃあ!!』

 

ファンネルに向かって体当たりするミケ王しかしファンネルは体当たりかわす…そしてミケ王はそのままテントに突っ込んで行った…そう『カメラを持ったまま』で…しかも今は出場者たちが着替えをしていた…

 

『…………ミケ王…そのカメラはなんですか?』

 

『にゃ?カメラ?……………ち、違うにゃあ!!これは罠だにゃあ!!』

 

『問答無用…ですね…』

 

『嫌だにゃあ!!死にたくないにゃあ!!』

 

(王様…御免なさいにゃあ…)

 

 

 

 

G-1グランプリはその後、無事に開催された…ミケ王がボロボロだった事を除いて…

 

『ケットシーの悪事は止めたが…貴様が目立っていないではないか!!』

 

『無茶を言わないで下さい!』

 

 

 

 

零が地味にベガ様に怒られたのは…別の話…

 

 




文才…欲しいな…
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