タグに原作沿いとありますが、エンディング手前までプレイ済みでストーリーは様々な考察を元に書いていきます。
と言えどフロムはブラボが初のため、何か間違いがあれば気軽に指摘お願いします。
それでは本編どうぞ。
俺の名前は狩羽修人(かりうしゅうと)。高卒で社会人となり、つい昨日二十歳を迎えた所だ。
職場は事務系で、基本一人でPCと一日中睨めっこする毎日。
俺は特に集団やチームワークと言った人間関係や協力関係が嫌で堪らず、その中にいるのさえもストレスを感じる。
だから俺は仕事では基本怒られ無いように至って真面目に仕事を励み、だからこそ出来る限り一人で仕事が出来る職場環境を選んだ。
二十歳になって両親に成人式に行けと言われたが、会場を少し覗くだけで終わらせ、最も自分の心を落ち着かせられる自宅か職場へと居場所を狭められる。
といえど、その日は仕事は休みだったので素直に。会場まで車送ってもらった両親の目を掻い潜り、電車で一人で家に帰った。
その家に帰る道中だった。あまりにも突然で、理不尽にも俺の人生が終了するのは。
それはどこから飛んで来たのか。白く固い石ころが俺のこめかみにクリーンヒットし、一発で気絶からの、安らかに俺は死んだらしい。
……。らしいというのは死亡してから目覚めた場所で教えてくれた。
そこはまるで夢のように儚く、寂しさも感じられる白い花畑と、複数の墓と、たった一つの工房が立つ場所だった。
「え、ここ何処!? て、天国じゃないよな……?」
天国なんてどんな場所かは知らないけど、俺のイメージする天国とはあまりにも目の前に広がる光景は違いすぎた。
ただし、天国ではないのなら此処は地獄。とも形容し難い。
まるで天国と地獄の間を生き迷う魂の家。そんな感覚がした。
しかしそんな呑気なことを考えている場合ではない。
此処がどこであるか以前に、天国だと見間違うほどに俺は死んでしまったのかと疑問を持つ。
俺はもしかしたら此処は夢なんじゃ無いかと。家を出たあの朝から既に俺は夢を見ているんじゃ無いかと。目を擦り、頬をつねり、瞼をぱちくりとする。
そこで分かった。ここは夢ではないと。しかし夢でなければ天国でも地獄でも無いとしたら。やはり此処はどこなんだろうか?
再度同じ疑問を持つ。次は冷静に。
そうふと俺は視界に一人のめちゃくちゃ綺麗な。一般的には美人といえるまるで人形さんのような洋服を着た女性を目の当たりにする。
顔は人がCGで作ったかのような不気味とも言える美しさを持ち、まるで生気を持たない透き通った真っ白な肌を持っていた。
「あ……えっと……どなたです?」
あまりの綺麗さに見惚れていたことを自覚し、はっと気づいた後に慌てて質問する。
「はじめまして。狩人様。私は人形。この夢で、あなたのお世話をするものです。
狩人様。血の遺志を求めてください。私がそれを、
ファッ!? いやいやいや。急に何を言い出すのかと思えば、前半は何を言っているのか良く分からなかったが、『どうか私をお使いください』という言葉に敏感に反応してしまった。
「え? いやいや。てか人形!? いやまさか冗談を。それに私を使ってくださいだなんて、気軽に言うことじゃ無いですよ?
あぁ、すみません。俺の名前は狩羽修人です。よろしくお願いします……?」
しどろもどろと現状がいまいち掴めず、どうしたら良いか俺は迷っていると、自分を人形と呼称する女性は、俺を置いてけぼりに続けて言葉を発する。
「ゲールマン様にお会いしましたか? あの方は古い狩人、そして狩人の助言者です。今はもう曖昧で、お姿が見えることもありませんが……。
それでも、この夢にいらっしゃるでしょう。……それが、あの方のお役目ですから……」
ゲールマン? 誰のことだろう? いや待ってくれ。その前に。
「お願いだ。待ってくれ! 状況を整理させてくれ! 俺は狩人なんかじゃない! 今の今さっきまで成人式に出ていた極普通の社会人だ! 勿論狩猟免許すら持ってない!!」
俺は身振り手振り、女性に向かって待ってくれと伝えると、女性は真顔で無言で、静かに首を傾げるだけだった。
俺の話がわからないだって!? ならいいや、一人で状況整理しよう……。